あなたのレベル買い取ります! 無能と罵られ最強ギルドを追放されたので、世界で唯一の店を出した ~俺だけの【レベル売買】スキルで稼ぎまくり~

桜井正宗

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【216】 レベル売買の日々

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「――すぅ」

 自然と息を吸って新鮮な空気が肺に取り込まれていく。はぁ~と息を吐いていくと、その一連の動作を勘違いしたルナがこう言った。


「海人様、深い溜息はよくありません。不幸が逃げてしまいますよ」

「違うよ。ほら、このイルミネイトって五階建てだし、俺たちの部屋って眺めがいいだろう。この帝国・レッドムーンの素敵な朝の風景を望みながら、部屋も俺自身の空気も入れ替えていた」


 そうなのですね、とルナは俺の隣に。
 小さな頭を預けくる。俺は彼女のクリーム色をした髪に触れ、優しく撫でた。


「……うれしいです」
「今日もメイド服が似合っているよ」

「海人様に喜んで戴きたいので、わたしは毎日いつも自身を研磨けんましています」

「どうして?」


 と聞くと、ルナは恥ずかしそうにまぶたを閉じ、小さな声で「輝きを失いたくないから……」と言うや否や、本当に赤面してしまった。


「あー…、なんだ。ルナはいつでも輝いているよ。ほら、こんな可愛いし、美しいし……お姫様だし。だからもっと顔をよく見せてごらん」


「いやでしゅ……。もう! 海人様のいじわる」


 あ、噛んだ。
 更に恥ずかしがって逃げてしまった。


「あー…」


 ついに部屋を出て行ってしまった。ちょっと攻め過ぎたかな。でも全部本当の気持ちだし、ルナに嘘はつけないし。

 ――顔でも洗って、商売の準備を始めよう。


 ◆


 最近、心機一転であつらえた商人服を着こんで仕事へ。紳士服寄りなので、姿も決まるし、ビシッとしていて自身でもお気に入りだった。


 魔導式エレベーターに乗り、四階で止まると、いつもの騎士服のソレイユが駆け込んできた。今日もスカートが短いなぁ。


「カイト~、お仕事?」
「おう、ソレイユ。お前も手伝ってくれるか」

「ごめんねー、あたし今日は別件。オルビス騎士団に呼ばれちゃってさ~…。それからね、ナハト家へ行ってセイブルと会う約束があるのよ」


 こりゃ忙しそうだな。
 セイブル・ナハトさんというと、黒髪美人であのチョコ屋の――コティハの店主だ。チョコがそりゃ絶品で……って、そりゃいいな。


「そうか。無理に出勤を強要はしないよ。ウチはブラック企業ではないからね。スーパーホワイトを目指しているからな。好きにするといいさ」

「ありがと。融通利かせてくれるから、カイトって本当に好きなのよね。帝国一、いえ、世界一の社長さんよ!」


 チンっとエレベーターの音が鳴り、一階に到着。ソレイユは笑顔を振りまいて、右手をブンブン振りながらイルミネイトを去った。


「元気なヤツだなぁ。そこが良いんだが」



 ――応接室へ入ると、ミーティアの姿があった。こちらの存在に気付かず、いそいそとテーブルを拭いている。オープン十分前なので、集中しているのだろう。


「おはよう、ミーティア」
「あ、カイト。おはよー! はい、ルナさんが淹れてくれた珈琲コーヒーだよ~」


 ティーセットを浮かせ、俺の元へ持ってくる。なるほど、あの壁に立てかけてある杖『インフィニティ』を経由して、魔法を使っているな。


「ありがとう。おぉ、渋くて良い香りだ……う~ん、実に俺好み。――それで、今日のお客さんは?」

「今、20人くらい並んでるよー。レベル買い注文殺到中~、やっぱり、新ダンジョン需要だね。レートもうちょっと上げてもいいんじゃない?」


 今現在、Lv.1=75,000セルとなっていた。
 少し前までは10,000~30,000セルが相場だったのだが、次々と発見されるSSS級の高難易度ダンジョンの影響があり、ここまで暴騰してしまった。このまま上がり続けると、売り上げがとんでもない事になりそうだ。


「検討中だな。その分、冒険者みんなレベルの売却が慎重になっちまっている。在庫も『260,000』まで減ってるからなぁ。最近の取引はかなり客を選んでいる状況だ」


 そうミーティアと会話していると、ルナが戻ってきた。かなり申し訳なさそうに。


「海人様……」
「おいで」


 手招きすると、ルナは渋々ながら応接室へ入ってきた。まだ顔が赤いし、さっきのが相当効いたらしい。ここまで照れられると、俺も照れるが。


「ま、まあ……仕事すっか。今日もレベル売買だ」

「はいっ、わたし精一杯がんばります。ミーティアちゃんも宜しくお願いしますね」
「承りです、ルナさん。では、私はオープンしてきますね」


 ミーティアは玄関口へ向かい、開店させた。
 今日もレベルを求めて多くの冒険者がイルミネイトへ足を運ぶ。俺は、レベルを売ったり、レベルを買い取ったり――全てはお客様の為に取引を順調に進めていく。


 そうして、取引も十件目を迎えていた。


「――今日もありがとうございました、カイトさん。またレベルの買取をお願いしますね」


 レベルを買い取って、次のお客さんが応接室へ入ってくる。……おや、珍しい。こりゃ貴族か。しかも『N地区』のだな。

 彼の胸につけている徽章きしょうが物語っていた。バッジの模様が貴族の身分をランク付けされており、彼のは『三日月』つまり、N地区だ。『二日月』がU地区、『新月』がL地区と区別されている。



「レベルを売ってくれ」


 椅子に座るなり足を組み、堂々とする貴族の男。たま~に、こういうお客がいるから気にしないが――なるほど、レベルをご所望か。


「おいくつご希望ですか?」

「全部だ。カンストさせたい。私の現在のレベルは51だ。つまり9948を売って欲しいわけだが、いくらだね」


「すみません。現在、レベルの上限を設けておりまして、最大1000までとなります。ただし、今後も贔屓ひいきにして戴ける場合は最大2000となっております。如何でしょう」


 暴騰が制限を設ける理由となっていた。厄介な制限だが、こうしないとこういう輩が殺到しちゃうのだ。


「なんだと……9999に出来ないのか」

「ええ。需要にお応えしたいのは山々なのですが、こちらも商売ですからね。ダイヤモンドやパライバトルマリンの流通が制限されているように、私のレベルもバランスよく供給していかないと相場に影響を与えてしまうのです」


 わざとらしく溜息をつく貴族。


「いいではないか、私は貴族のアルボス家だぞ。N地区ではかなりの権力を持つ。そこらの冒険者と一緒にされては困るし、優先にしておいて損はない。こう見えて私はオルビス家と深い繋がりがあってね。もし取引に応じてくれるのなら、オルビス家にこの店の評判を伝えてもいいのだがね」



 ――ほう、オルビスにねぇ。


「すみませんが、取引はまた次回という事で」


 お引き取り下さいと丁寧に返すと、貴族は憤慨した。


「なんだと!! レベルを売れないというのか!! 役に立たんオーナーだ……。まあいい、この事はオルビス家へ報告させてもらう。私が一言申し上げれば、こんな店は直ぐに潰れてしまうぞ」


 言いたい放題だなぁ。
 やれやれと内心呆れていると――


「オルビス家へ報告、ですか」

「なんだメイド。なにか文句があるのか! 身分の低いメイドの分際で貴族に意見するなど…………ぉ?」


 貴族の男は何やらゾクッとしていた。



「アルボス家の男。わたしは、ルナ・オルビス……。海人様やお店を侮辱する発言、とても見過ごせませんね」


 キッと男を睨むルナの目つきはたかのように鋭かった。あんな目で見られたら、色んな意味ではたまらないな。今の男にとっては、恐怖でしかないようだが。



「……………オ、オルビス!? ルナ・オルビス様……!! その美しくも凛々しいお顔、荘厳たるオーラは間違いない! 皇女様!! もももももも、申し訳ありませんでしたでした!!」



 土下座する貴族。
 そりゃ無条件で平伏するわな。


「黙って出て行けば見過ごしてあげます。さあ、さっさと出て行きなさい……3、2……」

「わ、分かりました!! ご迷惑をお掛け致しました!! どうか、アルボス家を潰すのだけはご勘弁を!!」


 ぴゅ~んと尻尾しっぽ巻いて逃げる貴族。

 ……さすがの貴族もルナ相手じゃあなあ。


 嵐が去って、静まり返る応接室。俺もだが、ミーティアでさえポカンとしていた。……さて、仕事を終えるか。


「ありがとな、ルナ」
「いえ、あのような貴族は高レベルになっても悪用する未来しか見えないですから。ここで悪を断ち切れて良かったです」


「そうだな。だから、ルナがそばにいると助かるし、俺も嬉しいし、ミーティアも喜ぶし……ソレイユが楽し気なんだ。だから、ルナは本当に月のようで――って、あれ!?」


 両手で顔を覆うルナは、耳まで真っ赤にして押し黙っていた。手足がガクガクブルブル震え、羞恥に抗っているようにも見える。


 も、もしかして……


 また照れてる!?



「海人しゃま…………あまり褒められると、死んでしまいましゅ……」



 また、噛んだね。



 ――二時間後――


「ただいま~」
「おかえり、ソレイユ」

「はい、チョコのお土産」


 コティハで買って来たのだろう、甘い匂いを漂わせるチョコの箱を渡された。


「ありがとう。これはルナとミーティアの分か」
「そ。ミーティアのは、あたしが渡しておく。そっちはルナに渡しておいて。じゃ、あたしは四階に戻るから」

「おう」


 ソレイユは自室へ戻った。


 俺も五階にある自室へ。
 部屋へ戻ると、ルナが振り向いて俺に視線を合わせた。それから、まるで子供のように駆け寄ってくると純粋な笑みを浮かべる。


「お疲れ様です、海人様。お仕事は無事に終わりましたね」
「ああ、いつもありがとう。……あぁ、そうそう、ソレイユからお土産。これコティハのチョコ」

「まあ! これ好きなんです~。甘くて、でもちょっと苦みがあって、クセになるんですよね~うんうん」


 まだ食べてもないのに幸せそうだ。


「さっそく食べてみるか」
「はいっ。あの、そのぉ……海人様がよければ、食べさせて差し上げたいのですが」

「マジ? じゃあ、お願いしようかな」
「ええ、大好きな海人様の為に、心を込めて」


 窓辺に向かい、水平線に沈みゆく太陽ソレイユを目に焼き付けながら、ルナからチョコを戴いた。太陽が沈めば、ルナが現れ――今日も大きなレッドムーンが煌々こうこうと帝国を照らしていた。



 ――今日もみんなに、感謝を。


 ありがとう。
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