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タワーダンジョン
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一日集中して労働に励んでいると、十階建ての塔が完成した。今日はここまでだ。ふぅと息を吐くと、元ギルドのバニラ達が通りかかった。
「あらあら、冒険者の死体かと思ったら無能のカムイじゃない」
「……」
うわぁ、めんどくせえ。
せっかく塔を創っているっていうのに、邪魔が入った。作業自体は終わったところだけど。けれど、仲間たちがざわついていた。特にアレス。
「なあ、バニラ。こんな塔あったっけ?」
「た、確かに……今までこんな場所はなかったはず。というか、ここは帝国の管理下では?」
六人がこちらを怪しげに見てくる。
なんだよ、俺の所有物だから問題ないってーの。まあ、いちいち言わないけど。
「二度と会わないじゃなかったのかよ。さっさと立ち去れ」
「なんて言い草なの! ゴミのクセして!!」
蹴り飛ばされそうになったけど、僕は回避した。
「ほいっと」
「――なッ! カ、カムイ……お前、こんな身軽だっけ」
これも言ってなかったけど、俺は聖帝なので能力値もズバ抜けていた。面倒臭がりで教えてないだけなんだけど。
「行儀が悪いぞ、バニラ。あー、そうそう。この周辺って危険なモンスターも多いらしいぞ。気を付けてな!」
「だ、黙りなさい!! もういいわ、あんたの顔を見ていると吐きそうだし……。行きましょう、アレスと皆さん!」
ぷんぷんと怒ってバニラ一行は去っていく。俺の忠告をまったく聞いていないな。あの先にある“森”は危険だ。中堅冒険者が三十人も殺されたっていう噂を耳にしていたのだ。準備もせず入れば、全滅だぞ。
……ま、いっか。
俺はちゃんと忠告したし。
バニラのギルドは追放されたし、婚約破棄もされちまった。もう関係ない。
僕は、一度テレポートで帰還した。
聖帝ともなると様々な魔法が使えた。
治癒魔法のヒールだろうが、転移魔法のテレポートだろうが大抵のことは可能だった。魔力は無限に等しいし、割とやりたい放題出来る。
ギルドに所属していた時は、荷物持ちばかりだったのでその能力を披露する機会なんて全くなかったけど。
城に戻ると、ぽんこつメイドのコーラルが俺に水をぶっかけて来た。転移早々、ずぶ濡れだ。
「――あっ!」
「……やってくれたね、コーラル」
コーラル。僕に仕える専属のメイド。十五歳にして最強のぽんこつ具合を発揮してくれちゃっていた。やることなす事、失敗ばかり。故に――。
「コーラル、お前! 陛下になんて事を!!」
やって来た。
コーラルの上司・フカヒレ。
のっぽの執事であり、魚人族。名の通りサメ系らしい。それを証拠に歯がギザギザしている。そんなフカヒレは、我が帝国に代々仕える。僕の教育係でもあった。
「も、申し訳ありませんでした……」
「ごめんで済む話ではない! 陛下を水浸しにするなど死刑だぞ」
「し、死刑……!?」
あわわと顔を青くして震えるコーラル。もちろん、そんな死刑とかするわけがない。僕は、フカヒレに下がるよう命令を下す。
「もういい。僕の身に問題はないよ。フカヒレ、下がってくれ」
「で、ですが……」
「僕が良いと良いっている」
「――わ、分かりました。……くぅ、コーラルめぇッ」
フカヒレは、殺す勢いでコーラルを睨んでいた。おっかないな。けど、僕はおっさんよりも可愛い女の子の味方だ。
震えているコーラルに声を掛けた。
「もう大丈夫だぞ、コーラル」
「は、はひぃ!!」
びくっと肩を竦ませるコーラル。随分とびびってるな。
「僕は着替えてくる。君は、この庭をきちんと掃除して」
「は、はい。本当に申し訳ございませんでした。どうか、お許しを」
「大丈夫。君がぽんこつなのは理解している。それより、外を見た? 塔が建っているよ」
「え? 塔、ですか……あ、本当だ。あんなのありましたっけ?」
――部屋に戻り、着替えた。大広間に向かうと、そこには騎士団長が姿を見せていた。珍しいな。
「陛下、お戻りになられていたのですね」
「おっす、ヒスイ。今日も美しいな、お前は」
「か、からかわないで下さい……」
顔を赤くする騎士団長・ヒスイ。弱冠十六歳にしてエメラルド帝国の騎士団長を務める。美しい桃色の髪、深緑の瞳が今日も宝石のように輝いている。
「ところで、騒々しいな。何があった」
「はい、陛下。実は……世界の中心と呼ばれる【エテメンアンキ】にさきほど塔が建ったのです。まるで魔法召喚のように一瞬で……あれはいったい」
「ああ、あれは僕が建てた」
その瞬間、場は静まり返った。
複数の騎士が愕然となり、しかし――
「ええッ!?」「陛下が?」「うそぉ」「いやだが、陛下には奇跡を起こすお力があると」「まさかあの代々伝わるという能力か」「建国の力か」「ああ、違いない」「このエメラルド帝国の誕生秘話と呼ばれているな」「さすが陛下。あのような塔を建てられるとは」
僕の所業が一瞬で広まる。
そうか、そんな驚くか。なんだか気分が良いな。
「なるほど、陛下の奇跡でしたか。どうしてあのような塔を?」
「女性にフラれたんでね。少しの間、所属していたギルドも追い出された」
そう理由を話すと「ええ~!?」と騎士達が騒ぎ立てる。
「な、なぜ陛下がギルドに? しかも女性にフラられたって……」
「父さんに話してそうして貰ったんだ。僕はただお見合いとかで相手を決めたくなかったんだ。それで冒険してみた」
「冒険しすぎですよ、陛下。それでしたら、わたしを選んで下さっても……」
「ん? なんだって?」
声が小さくて聞こえなかった。
ヒスイはたまに顔を赤くして小さくなってしまうな。そこが良くもあり、悪くもあるが――いや、基本的に可憐で可愛い。僕のお気に入りだった。
「……うぅ。陛下はいつもそうです。……そ、それより塔です」
「うん、それで?」
「タワーダンジョンへ入りたいという冒険者がいるようなのですよ。中央ギルドに問い合わせが殺到しているようなのです。陛下、どうされますか」
早くも冒険者が集まってきたか。まだ十階しかないけど、面白そうではある。どうしようっかな。
「あらあら、冒険者の死体かと思ったら無能のカムイじゃない」
「……」
うわぁ、めんどくせえ。
せっかく塔を創っているっていうのに、邪魔が入った。作業自体は終わったところだけど。けれど、仲間たちがざわついていた。特にアレス。
「なあ、バニラ。こんな塔あったっけ?」
「た、確かに……今までこんな場所はなかったはず。というか、ここは帝国の管理下では?」
六人がこちらを怪しげに見てくる。
なんだよ、俺の所有物だから問題ないってーの。まあ、いちいち言わないけど。
「二度と会わないじゃなかったのかよ。さっさと立ち去れ」
「なんて言い草なの! ゴミのクセして!!」
蹴り飛ばされそうになったけど、僕は回避した。
「ほいっと」
「――なッ! カ、カムイ……お前、こんな身軽だっけ」
これも言ってなかったけど、俺は聖帝なので能力値もズバ抜けていた。面倒臭がりで教えてないだけなんだけど。
「行儀が悪いぞ、バニラ。あー、そうそう。この周辺って危険なモンスターも多いらしいぞ。気を付けてな!」
「だ、黙りなさい!! もういいわ、あんたの顔を見ていると吐きそうだし……。行きましょう、アレスと皆さん!」
ぷんぷんと怒ってバニラ一行は去っていく。俺の忠告をまったく聞いていないな。あの先にある“森”は危険だ。中堅冒険者が三十人も殺されたっていう噂を耳にしていたのだ。準備もせず入れば、全滅だぞ。
……ま、いっか。
俺はちゃんと忠告したし。
バニラのギルドは追放されたし、婚約破棄もされちまった。もう関係ない。
僕は、一度テレポートで帰還した。
聖帝ともなると様々な魔法が使えた。
治癒魔法のヒールだろうが、転移魔法のテレポートだろうが大抵のことは可能だった。魔力は無限に等しいし、割とやりたい放題出来る。
ギルドに所属していた時は、荷物持ちばかりだったのでその能力を披露する機会なんて全くなかったけど。
城に戻ると、ぽんこつメイドのコーラルが俺に水をぶっかけて来た。転移早々、ずぶ濡れだ。
「――あっ!」
「……やってくれたね、コーラル」
コーラル。僕に仕える専属のメイド。十五歳にして最強のぽんこつ具合を発揮してくれちゃっていた。やることなす事、失敗ばかり。故に――。
「コーラル、お前! 陛下になんて事を!!」
やって来た。
コーラルの上司・フカヒレ。
のっぽの執事であり、魚人族。名の通りサメ系らしい。それを証拠に歯がギザギザしている。そんなフカヒレは、我が帝国に代々仕える。僕の教育係でもあった。
「も、申し訳ありませんでした……」
「ごめんで済む話ではない! 陛下を水浸しにするなど死刑だぞ」
「し、死刑……!?」
あわわと顔を青くして震えるコーラル。もちろん、そんな死刑とかするわけがない。僕は、フカヒレに下がるよう命令を下す。
「もういい。僕の身に問題はないよ。フカヒレ、下がってくれ」
「で、ですが……」
「僕が良いと良いっている」
「――わ、分かりました。……くぅ、コーラルめぇッ」
フカヒレは、殺す勢いでコーラルを睨んでいた。おっかないな。けど、僕はおっさんよりも可愛い女の子の味方だ。
震えているコーラルに声を掛けた。
「もう大丈夫だぞ、コーラル」
「は、はひぃ!!」
びくっと肩を竦ませるコーラル。随分とびびってるな。
「僕は着替えてくる。君は、この庭をきちんと掃除して」
「は、はい。本当に申し訳ございませんでした。どうか、お許しを」
「大丈夫。君がぽんこつなのは理解している。それより、外を見た? 塔が建っているよ」
「え? 塔、ですか……あ、本当だ。あんなのありましたっけ?」
――部屋に戻り、着替えた。大広間に向かうと、そこには騎士団長が姿を見せていた。珍しいな。
「陛下、お戻りになられていたのですね」
「おっす、ヒスイ。今日も美しいな、お前は」
「か、からかわないで下さい……」
顔を赤くする騎士団長・ヒスイ。弱冠十六歳にしてエメラルド帝国の騎士団長を務める。美しい桃色の髪、深緑の瞳が今日も宝石のように輝いている。
「ところで、騒々しいな。何があった」
「はい、陛下。実は……世界の中心と呼ばれる【エテメンアンキ】にさきほど塔が建ったのです。まるで魔法召喚のように一瞬で……あれはいったい」
「ああ、あれは僕が建てた」
その瞬間、場は静まり返った。
複数の騎士が愕然となり、しかし――
「ええッ!?」「陛下が?」「うそぉ」「いやだが、陛下には奇跡を起こすお力があると」「まさかあの代々伝わるという能力か」「建国の力か」「ああ、違いない」「このエメラルド帝国の誕生秘話と呼ばれているな」「さすが陛下。あのような塔を建てられるとは」
僕の所業が一瞬で広まる。
そうか、そんな驚くか。なんだか気分が良いな。
「なるほど、陛下の奇跡でしたか。どうしてあのような塔を?」
「女性にフラれたんでね。少しの間、所属していたギルドも追い出された」
そう理由を話すと「ええ~!?」と騎士達が騒ぎ立てる。
「な、なぜ陛下がギルドに? しかも女性にフラられたって……」
「父さんに話してそうして貰ったんだ。僕はただお見合いとかで相手を決めたくなかったんだ。それで冒険してみた」
「冒険しすぎですよ、陛下。それでしたら、わたしを選んで下さっても……」
「ん? なんだって?」
声が小さくて聞こえなかった。
ヒスイはたまに顔を赤くして小さくなってしまうな。そこが良くもあり、悪くもあるが――いや、基本的に可憐で可愛い。僕のお気に入りだった。
「……うぅ。陛下はいつもそうです。……そ、それより塔です」
「うん、それで?」
「タワーダンジョンへ入りたいという冒険者がいるようなのですよ。中央ギルドに問い合わせが殺到しているようなのです。陛下、どうされますか」
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