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タワーダンジョンの防衛兵器
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[クリムゾンブレイク]
[Lv.10]
[スキル]
[効果]
ファイアーボルトの上位魔法。非常に強力な火属性魔法を放つ。Lv.1につき火属性魔法攻撃【+1000%】。
火柱がバニラ兄に着弾し、一瞬で燃え上がる。
「ぐああああああああああ……!!」
これで終わったか。
そう思ったが、ヤツは丸焦げになりながらもトマホークを投げて来た。……なんてヤツ!
「くっ、コーラル! 離れろ!!」
「大丈夫です。わたしのマレットなら」
「違う、そうじゃない! あのトマホークは何かおかしいんだ」
「え?」
僕は、コーラルをお姫様抱っこ。
抱えて飛び跳ねた。
回避した直後、トマホークは炎を帯びた。あれは、僕が放ったクリムゾンブレイクの一部か。
「チッ、避けられたか!!」
しかも、バニラ兄は回復さえしていた。手にポーション。あぁ、あれで状態異常の『火傷』諸共回復したのか。
ということは、全回復し、状態異常を回復するゴールドポーションか。貴族なだけあって、高価なアイテムを所持しているわけだな。
「なるほど、バニラ兄……君は中々レベルが高いようだね」
「俺を舐めて貰っては困る!! 地味な遠投攻撃ではあるが、トマホークに掛ける情熱だけは誰にも負けないッ!!」
雑魚と侮ると負けるな。
「カムイ様、ここはわたしが……」
「いや、コーラルは下がっていてくれ」
「でも……」
「いいんだ、決着をつけねばならない」
僕は、敵のトマホークに警戒しながら前へ進む。ヤツの斧は一本だ。あれさえ何とかすればいいだけの話。
「死ね、カムイ!!」
「諦めの悪い……。だけど」
バニラ兄は、再びトマホークを投げてくる。僕はクリムゾンブレイクで応戦し、斧を破壊した。
「ぶ、武器破壊だとォ!?」
「これくらい普通さ。バニラ兄、これで最後だ」
「ふ、ふざけるなあああああああ!!」
接近するとバニラ兄はもう一歩本、トマホークを取り出した。二本目だと!! 背中に隠し持っていたのか……!
なんとかしないと……やられる。
基本的にこちらの魔法スキルは無詠唱ではあるけれど、例えばクリムゾンブレイクなど上位魔法を使用すると次の再使用まで時間が掛かった。
あと五秒待たないと使えない。
その間にも、二本目のトマホークが飛んでくる。
なら、これしかないだろ!!
「タワーダンジョン建造スキル【バベル】!!」
「なっ……なんだと!?」
背後に立つタワーダンジョンの壁から、砲台が出現する。それは、バニラ兄を狙い、魔導砲を放った。
「えっ、ええええええー!!」
コーラルもこの状況に驚く。
教えてなかったしな。
そう、このタワーダンジョンは、ただの塔ではなかった。要塞でもあったのだ。壁の中には、兵器が仕込まれているようだった。高い塔なので守る術が必要なわけで、塔を破壊しようとする者を排除する為のシステムのようだ。
つまり【防衛兵器】なわけだ。
それを僕は任意で発動した。
「な、なんでええええええ、うああああああああああ……!!!」
大爆発を起こし、煙が舞う。
バニラ兄は今度こそ撃沈。
「僕の勝ちだな」
[Lv.10]
[スキル]
[効果]
ファイアーボルトの上位魔法。非常に強力な火属性魔法を放つ。Lv.1につき火属性魔法攻撃【+1000%】。
火柱がバニラ兄に着弾し、一瞬で燃え上がる。
「ぐああああああああああ……!!」
これで終わったか。
そう思ったが、ヤツは丸焦げになりながらもトマホークを投げて来た。……なんてヤツ!
「くっ、コーラル! 離れろ!!」
「大丈夫です。わたしのマレットなら」
「違う、そうじゃない! あのトマホークは何かおかしいんだ」
「え?」
僕は、コーラルをお姫様抱っこ。
抱えて飛び跳ねた。
回避した直後、トマホークは炎を帯びた。あれは、僕が放ったクリムゾンブレイクの一部か。
「チッ、避けられたか!!」
しかも、バニラ兄は回復さえしていた。手にポーション。あぁ、あれで状態異常の『火傷』諸共回復したのか。
ということは、全回復し、状態異常を回復するゴールドポーションか。貴族なだけあって、高価なアイテムを所持しているわけだな。
「なるほど、バニラ兄……君は中々レベルが高いようだね」
「俺を舐めて貰っては困る!! 地味な遠投攻撃ではあるが、トマホークに掛ける情熱だけは誰にも負けないッ!!」
雑魚と侮ると負けるな。
「カムイ様、ここはわたしが……」
「いや、コーラルは下がっていてくれ」
「でも……」
「いいんだ、決着をつけねばならない」
僕は、敵のトマホークに警戒しながら前へ進む。ヤツの斧は一本だ。あれさえ何とかすればいいだけの話。
「死ね、カムイ!!」
「諦めの悪い……。だけど」
バニラ兄は、再びトマホークを投げてくる。僕はクリムゾンブレイクで応戦し、斧を破壊した。
「ぶ、武器破壊だとォ!?」
「これくらい普通さ。バニラ兄、これで最後だ」
「ふ、ふざけるなあああああああ!!」
接近するとバニラ兄はもう一歩本、トマホークを取り出した。二本目だと!! 背中に隠し持っていたのか……!
なんとかしないと……やられる。
基本的にこちらの魔法スキルは無詠唱ではあるけれど、例えばクリムゾンブレイクなど上位魔法を使用すると次の再使用まで時間が掛かった。
あと五秒待たないと使えない。
その間にも、二本目のトマホークが飛んでくる。
なら、これしかないだろ!!
「タワーダンジョン建造スキル【バベル】!!」
「なっ……なんだと!?」
背後に立つタワーダンジョンの壁から、砲台が出現する。それは、バニラ兄を狙い、魔導砲を放った。
「えっ、ええええええー!!」
コーラルもこの状況に驚く。
教えてなかったしな。
そう、このタワーダンジョンは、ただの塔ではなかった。要塞でもあったのだ。壁の中には、兵器が仕込まれているようだった。高い塔なので守る術が必要なわけで、塔を破壊しようとする者を排除する為のシステムのようだ。
つまり【防衛兵器】なわけだ。
それを僕は任意で発動した。
「な、なんでええええええ、うああああああああああ……!!!」
大爆発を起こし、煙が舞う。
バニラ兄は今度こそ撃沈。
「僕の勝ちだな」
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