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「まずワシがやるからよーく見とくのじゃよ」

「おう!早くしろ爺さん!!!」

ファイヤーボール、ファイヤーボルト、ファイヤーウォールを見せてくれた。
ボールは、炎の球が飛んでいって一体だけに当たる感じ。
ボルトは、前方に炎が流れて複数に当たる感じで、ウォールは
炎の壁が現れる感じ。
防御としても使えるし、敵の真下から当てれば、、、確実に燃え尽きるような技だ。

「へぇ~、、、スゲー!!!
初めて見た。」

その言葉に気分を良くした。
お爺さんは、、、

「それじゃー、、、特別に中級魔法も見せてやろうかのぉー!!!」

「いやッ!大丈夫。
俺、低級しか使わないから!!!」

ガックリと肩を落とす
お爺さん、、、

「それじゃー、、、お主もやってみたらどうだ、、、」

「どうやったらいいんだ?」

「まずは、手を
あの山の方にでも向けて、、、
手に力を入れる感じで、ファイヤーボールと叫んでみたらどうじゃ、、、」

(そんなすぐに覚えられたら誰も苦労せんわ、、、」

お爺さんは、そんな事を思いつつ
リオンに魔法を教えていた。

「こーか、じーさん、、、
ファイヤーボール!!!」

すると、、、
リオンの手の先から巨大な火の玉が、飛び出て行った、、、
山に当たり!!!
遅れて、、、

ドォッッッゴォォォーーーーン!!!
と言う音が聞こえて来た。

「、、、じぃさん、、、あれ!
大丈夫なのか?」

「、、、し、、、知らんわ、、、」

とりあえず、、、
気にせず修行を続ける事にした。

「とりあえず、、、ボールは
ダメじゃ。
ボルトとウォールに、しなさい。」

「分かった。」

リオンが魔法を発動させようとすると、、、
お爺さんと子供は
かなり遠くまで避難した。

「ファイヤーボルト!!!」

手から凄まじい炎が飛び出して行った、、、

「ぉお!!!スゲー、、、。」

「今回は、山を壊さなかったようじやの。
次は、ウォールじゃ」

「ファイヤーウォール!!!」

凄まじい炎の柱が空へと駆け上がった。
すると近くにあった草木が、燃え始めた。

「小僧ー!!!やめるんじゃー!!!」

声に反応して、すぐさま魔法を止めが、、、
燃え始めた草木は、消えなかった。

「爺さん!!!水、、、水魔法で消してくれ!!!」

「バカ言うっじゃ無い!!!出来たらとっくに消しとるわ、、、」

「どーする?このまま燃え広がったら
マズイよな、、、。
爺さん、水魔法は
どうすれば使えるんだ?」

「ワシは使えんから分からんが、、、
基本は、炎魔法と一緒じゃと思うのじゃ。」

「分かった。やってみる!!!
、、、、、、、、ウォーターボール!!!」

バゴォォォオォーーーーン!!!
魔法が発動し炎を消した。
しかし、辺り一面を破壊してしまった。

「とりあえず、、、火は消えたから
いいか、、、。」

「いいわけ!ないじゃろ。馬鹿者が!!!」

「だよな、、、。」

それから騒ぎを聞きつけ村人が、集まっていた。
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