泥棒冒険者!恵まれなスキルですが勇者目指して頑張ります。

漫点

文字の大きさ
27 / 114
第二章【仲間】

【1】少しのズレ……

しおりを挟む
あらすじ

【本文は、(↓)下にあります!】

僕は、転生してお爺さんに拾われ村で暮らす事となったが、10歳の時に恩恵である【泥棒】スキルが発覚すると……
村人達に奴隷に堕とされそうとなるが、12歳の時に村を飛び出し何とか回避することに成功した。
そして、王都に向かう途中に獣人の村で女の子を助けると誘拐だと勘違いをされて殺されそうになる。
命からがら逃げて王都に着くと、夢である冒険者登録を行う。【天条 天音】
そして、ステータスを確認すると……前世での行いや行動がステータスに深く関わりを持っていることに気づく……
【泥棒】スキルもその一つで、他には虐待による。物理攻撃耐性や炎耐性、水耐性、他にも色々特殊な耐性を確認すると……
しかし、それらを確認する度に前世の記憶が蘇ってくる。
そして、毒耐性を見つけた時……フラッシュバックする記憶! 
前世で、母親に毒殺をされそうになっていた事に気付いた僕は……固まり動けなくなった。
そして、何も考えられなくなっていた時に

ギルドの受付嬢の問いに怒鳴ってしまうと……
次の日には、受付嬢の怒りを買い! 
【泥棒スキル】をバラされてしまうと……仲間! パーティーを組んでくれる人が居なくなってしまった。
仕方なく1人で向かったクエスト先で、2人組の冒険者【ラッシュ】と【マーリン】を助けると2人とパーティーを組む事となる。
そして、その後【ソフィ】と【ゴウセル】が仲間に加わり僕達は【星の光】として活動する事になる。
【星の光】は数ヶ月でランクをCまで、駆け上がると……王都でも1番有名な冒険者になっていった。
そして、未来の勇者パーティー候補とまで騒がれる様になると……
パーティーは少しづつ! まとまりが無くなり周りの評価を気にする様になり。
1人は、後輩冒険者に大盤振る舞いをする様になり。
1人は、自分の容姿を磨く為にお金を使う様になり。
1人は、女をはべらす様になり。
1人は、自分の趣味にお金を使う様になっていくと……パーティーの財政は厳しい物となっていった。

そして、その事をパーティーメンバーに伝えると……

戦ってない! お前には言われたくないと返され、ショックを受ける。

_________________________________________
【本文】

別に皆んな悪い事をしている訳では無い!
ただ……少しずつ……少しずつ……
僕達のパーティーの財政が難しくなっていった。

それを皆んなに報告すると……

戦っていない! お前には何も言われたくは無いと言われ。

僕達のパーティー星の光スターライトが2ヶ月経ってもBランクに上がれないのはお前が居るからだ!!!
俺達は、もうとっくにAランクパーティー! 勇者パーティーになって居てもおかしくない。

このパーティーは、泥棒のアマネが居るから
……
勇者パーティーに泥棒が居るなんて、おかしい!
勇者は、正義で! 泥棒は、悪だ!
そう噂をする者もいて……

「お前さえ居なければ! 
勇者にだって、なれるのに……」

そう言われた……。


かなりショックだった……

だっだ……が…………仕方ない……。

僕の職業が泥棒なのは、紛れもない事実で……

もしかしたら、僕が居なければ! 
このパーティー星の光スターライトはBランクに昇格していたのではないかと、考える事もある。

僕は自然と皆んなに

「ごめん……」 と謝っていた。


しかし、財政難は財政難……

僕は、そのだけは皆んなに納得してもらうと報酬の高いクエストを受けてもらう。

そのクエストの中……
ポーションの質が悪いとか、武器の手入れが悪いと指摘された。

僕は……

「次は、もっと良い物を用意するから……」

そう言って、その場は許してもらえた。

そして、クエストが終わると僕は……
もっと! 良いポーションを作るため!!!
もっと! 武器を良くする為に、一生懸命! 丁寧に調合をして、何時間も武器を磨いた。

しかし、もっと苦しくなるパーティーの財政難を打破するべく!!!

僕達のパーティーは、ダンジョンへと向かった。

ダンジョンは、危険度も上がるが報酬も跳ね上がる!

ハイリスク! ハイリターン! とは、こう言う事だ。

そして、僕達はモンスターを倒し! ダンジョンの奥へ奥へと進んで行くと……

隠し部屋を発見した!

僕は皆んなを待たせて罠が無いかを確認しながら中へと入って行く……

すると、奥に宝箱があり。

皆んなそれを見つけると入って来た!!!

マズイ!!! と思うと……

扉が閉まり。

モンスターが湧き出した!!!

「クソッ!!! 罠だったか!!!」

そして、戦闘が始まる!

強くなった4人は、圧倒的な火力で次々とモンスターを倒して行く!!!

僕は4人対して体力の温存の指示をするが聞いてもらえず……

非力ながらも戦闘に参加する。

そして、1時間を過ぎた頃……

皆んな息を荒げて! 体力の限界を迎える。

僕は、もう一度! 皆んなに指示を出し全員を退かせると……

自作した魔力ポーションをソフィに渡すと!
モンスターを雷魔法で一掃して貰うと、全員に回復のポーションを渡す!

「モンスターが、どのくらい! 湧くのか分からないから交換して戦おう」

そう言うと持っていた荷物バックをマーリンに預ける。

中には失敗作も含めると大量のポーションが入っている為、パーティーの1番安全な後衛に残し僕とラッシュで前線に向かう。

一度! ゴウセルとソフィには休んで貰う。

そして、数分後にラッシュの息が上がるとゴウセルと交換して貰う。

後ろに取り逃したモンスターはソフィに対処して貰い! 
皆んな必死に戦い続けると、ポーションが底をつきかけた……

その時! モンスターの湧きが止まった……

僕は戦い続け……上がった息を整えようと大きく呼吸をしながら地面に倒れ込んだ!!!

僕が倒れた事で、全員が戦闘が終了した事を理解すると……

皆んな倒れ込んだ!!!

それから数分間、休憩をした後! 宝箱に近づくと……

罠の時の為に、僕が箱を開けた。

すると、中には宝石や金貨がギッシリと詰まっていた。

僕達は、それを見て大喜び!!!

疲れも吹っ飛んでしまった。

そして、その宝箱を持ち帰り換金すると……

全部で! 金貨1000枚!!!

僕達は1人200枚ずつ!
分けると……

その日は、すぐに別れ……
僕は宿に戻ると、ぐっすりと寝てしまった。

_________________________________________
あとがき

この作品を読んで頂き誠にありがとうございます。
やっと、ここまで来ました!!!
ここからが、この作品のスタートです。
是非!楽しんで貰えたら嬉しく思います!!!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

処理中です...