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第二章【仲間】
【6】死の森
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そして、数日間。
ずっと、モンスターを警戒しなが
森を彷徨うと……
体も精神もボロボロになって行った。
そして、食べ物は生の野草だけ! 火を使えばモンスターを呼び寄せてしまうかも知れないので使わない様にした。
しかし、野草だけではお腹は満たされない……
僕は、何を血迷ったのか!
お腹が空きすぎて、食料を探し迷い込んだのは……
アルゲンタビスと言う大型の鳥のモンスター巣!
アルゲンタビスとは、とても気性の荒いモンスターで縄張りに入ったモノはワイバーンでさえ襲いかかるくらい。
獰猛なモンスターだ!!!
その為、細心の注意を払いながら!
僕は、コソコソと隠れながらゆっくりと岩場を登って行く……
その姿は、まるで泥棒みたいだ!
そして、岩を登り終え!
アルゲンの巣に到着すると、卵を発見!!!
僕は喜びの余り卵に飛び付いた!!!
すると……
シャァァーーー!!! と言う声が聞こえて来た。
「……マズイ!!! あまりの嬉しさに警戒を怠った……」
後ろを振り向くと!
そこには、同業者の姿が……
ワイルドパイソンがアルゲンの卵を盗みに来ていた!!!
僕は同業者に一礼をすると!
卵を抱えて、巣から飛び降り崖を滑り降りて行った。
一瞬遅れたがワイルドパイソンも僕の後を追ってくる!!!
僕は、急いで茂みに入ると木の根本のウロに飛び込み隠れた!!!
しかし、ワイルドパイソンは少しずつ僕に近づいてくる。
ヘビ科は、物を熱感知で見る為! ウロに隠れた僕は丸見えだった。
僕は、もうダメかも知れない。
そう思ったが……
ヒューー! ピロロロロー!!! と言う
鳴き声が聞こえると!
ワイルドパイソンのシャァァー!!!
と言う鳴き声と戦う音が、聞こえて来る!
恐る恐る外を覗くと……
ワイルドパイソンを2体のアルゲンが襲っていた!!!
ワイルドパイソンが卵を盗んだのだと勘違いしたのだろう。
本当に卵を盗んだのは、僕なのに……
しかし、僕が行かなければワイルドパイソンは卵を食べていただろうし!!!
最終的には、こうなっていたのかもしれない……
僕の目の前で! 瞬く間にワイルドパイソンがモザイク姿へと変身した。
アルゲンは、そのモザイクを足で掴むと飛び立って行った。
僕は深く息を吐くと、卵を見つめる。
久しぶりの栄養価の高い食べ物に
『ゴクリ!』と唾を飲む。
……卵を割ろうと手をかけた。
その時!!!
ピキッ! バリバリバリッ!!!
「ピィーーー!!! ピャピヨ!!!」
中から雛が飛び出して来た!!!
僕は、まだ! 行けるか? 今なら倒せるか?
そんな事を考えていると、雛が僕に近づき!
スリスリ……と、体を擦り付けて来た。
全身を産毛で覆われている雛は、とても愛くるしく……
どうやら僕の事を親だと勘違いしている様だった。
僕は、色々と考え…… 葛藤し……
雛の頭を撫でると! 食べる事を諦める事にした……
そして、雛は僕の事を曇りなき眼で見つめて来ると!
「ピィー! ピィー! ピィー!」 と
何かを伝えて来る。
僕は、雛の瞳を覗き込む!
「ピィー! ピィー! ピィー……」
そして、寒気が走った!
……これは多分…………お腹を空かしている。
僕は思った!!!
僕だって、お腹が空いている!!!
やっと! アリつけると思った食事も我慢した上に……
食料まで催促されるとは、本末転倒だ!!!
しかし、アルゲンは死んだ親さえ食べると言われているくらい食欲旺盛!!!
改めて! 雛の瞳を覗くと、恐怖すら感じる……
自分が食べられるかもしれない!!! と
焦った僕は、生きる為に必死に考え……
冒険者登録時! 以来、見てないステータスを確認する事にした!!!
すると……
固定スキル【こそ泥棒】が追加されていた。
スキルが増えたのは嬉しいが、またもや泥棒スキル……
両手放しには喜べない!!!
しかし、こそ泥の追加スキルとしてマップが使える様になっていた。
スキル! マップを発動して見る。
森全体が表示され! 帰り道を把握する事が出来た。
しかも、マップにはゴブリンチャンピオンの表示があり!
これには喜んだが……距離が遠い。
今の状況を打破する事は、出来ない……
またもやステータスを開くと!
所持品の欄に【収納袋】を見つけた!
これは村を出る時、お婆さんが渡してくれた物。
中には、何か入れておいたと言われた気がするが……
何を入れたかは、忘れてしまった。
そして、僕は【収納袋】を見つけると手を突っ込んだ!!!
中に何か入っている! 取り出して見ると……
それは、お団子であった。
「やったーーー!!!」
僕は普通に喜んだ!!!
そして、そのお団子を雛に与えると美味しそうに食べていた。
僕もお腹がぺこぺこだったので1つ食べると……
お腹が膨れると同時に、体力が回復した。
僕は、不思議に思いもう一つ取り出すと
よ~く観察する。
『回復団子』と表示された!
「???」
僕は、もう一度ステータスを確認すると……
スキルの欄に【鑑定】と言うスキルが追加されている。
これは、嬉しい!!!
めちゃくちゃ便利なスキルだ。
しかし、色々と考えると……
最近の行動……モンスターに見つからない様に、コソコソとした行動!
鑑定と言うスキルは、宝を見つけた時に価値があるものか判断出来る!
全ては、恩恵である【泥棒】の派生なのである。
これで僕は、必要以上にモノの価値が分かるようになった。
ずっと、モンスターを警戒しなが
森を彷徨うと……
体も精神もボロボロになって行った。
そして、食べ物は生の野草だけ! 火を使えばモンスターを呼び寄せてしまうかも知れないので使わない様にした。
しかし、野草だけではお腹は満たされない……
僕は、何を血迷ったのか!
お腹が空きすぎて、食料を探し迷い込んだのは……
アルゲンタビスと言う大型の鳥のモンスター巣!
アルゲンタビスとは、とても気性の荒いモンスターで縄張りに入ったモノはワイバーンでさえ襲いかかるくらい。
獰猛なモンスターだ!!!
その為、細心の注意を払いながら!
僕は、コソコソと隠れながらゆっくりと岩場を登って行く……
その姿は、まるで泥棒みたいだ!
そして、岩を登り終え!
アルゲンの巣に到着すると、卵を発見!!!
僕は喜びの余り卵に飛び付いた!!!
すると……
シャァァーーー!!! と言う声が聞こえて来た。
「……マズイ!!! あまりの嬉しさに警戒を怠った……」
後ろを振り向くと!
そこには、同業者の姿が……
ワイルドパイソンがアルゲンの卵を盗みに来ていた!!!
僕は同業者に一礼をすると!
卵を抱えて、巣から飛び降り崖を滑り降りて行った。
一瞬遅れたがワイルドパイソンも僕の後を追ってくる!!!
僕は、急いで茂みに入ると木の根本のウロに飛び込み隠れた!!!
しかし、ワイルドパイソンは少しずつ僕に近づいてくる。
ヘビ科は、物を熱感知で見る為! ウロに隠れた僕は丸見えだった。
僕は、もうダメかも知れない。
そう思ったが……
ヒューー! ピロロロロー!!! と言う
鳴き声が聞こえると!
ワイルドパイソンのシャァァー!!!
と言う鳴き声と戦う音が、聞こえて来る!
恐る恐る外を覗くと……
ワイルドパイソンを2体のアルゲンが襲っていた!!!
ワイルドパイソンが卵を盗んだのだと勘違いしたのだろう。
本当に卵を盗んだのは、僕なのに……
しかし、僕が行かなければワイルドパイソンは卵を食べていただろうし!!!
最終的には、こうなっていたのかもしれない……
僕の目の前で! 瞬く間にワイルドパイソンがモザイク姿へと変身した。
アルゲンは、そのモザイクを足で掴むと飛び立って行った。
僕は深く息を吐くと、卵を見つめる。
久しぶりの栄養価の高い食べ物に
『ゴクリ!』と唾を飲む。
……卵を割ろうと手をかけた。
その時!!!
ピキッ! バリバリバリッ!!!
「ピィーーー!!! ピャピヨ!!!」
中から雛が飛び出して来た!!!
僕は、まだ! 行けるか? 今なら倒せるか?
そんな事を考えていると、雛が僕に近づき!
スリスリ……と、体を擦り付けて来た。
全身を産毛で覆われている雛は、とても愛くるしく……
どうやら僕の事を親だと勘違いしている様だった。
僕は、色々と考え…… 葛藤し……
雛の頭を撫でると! 食べる事を諦める事にした……
そして、雛は僕の事を曇りなき眼で見つめて来ると!
「ピィー! ピィー! ピィー!」 と
何かを伝えて来る。
僕は、雛の瞳を覗き込む!
「ピィー! ピィー! ピィー……」
そして、寒気が走った!
……これは多分…………お腹を空かしている。
僕は思った!!!
僕だって、お腹が空いている!!!
やっと! アリつけると思った食事も我慢した上に……
食料まで催促されるとは、本末転倒だ!!!
しかし、アルゲンは死んだ親さえ食べると言われているくらい食欲旺盛!!!
改めて! 雛の瞳を覗くと、恐怖すら感じる……
自分が食べられるかもしれない!!! と
焦った僕は、生きる為に必死に考え……
冒険者登録時! 以来、見てないステータスを確認する事にした!!!
すると……
固定スキル【こそ泥棒】が追加されていた。
スキルが増えたのは嬉しいが、またもや泥棒スキル……
両手放しには喜べない!!!
しかし、こそ泥の追加スキルとしてマップが使える様になっていた。
スキル! マップを発動して見る。
森全体が表示され! 帰り道を把握する事が出来た。
しかも、マップにはゴブリンチャンピオンの表示があり!
これには喜んだが……距離が遠い。
今の状況を打破する事は、出来ない……
またもやステータスを開くと!
所持品の欄に【収納袋】を見つけた!
これは村を出る時、お婆さんが渡してくれた物。
中には、何か入れておいたと言われた気がするが……
何を入れたかは、忘れてしまった。
そして、僕は【収納袋】を見つけると手を突っ込んだ!!!
中に何か入っている! 取り出して見ると……
それは、お団子であった。
「やったーーー!!!」
僕は普通に喜んだ!!!
そして、そのお団子を雛に与えると美味しそうに食べていた。
僕もお腹がぺこぺこだったので1つ食べると……
お腹が膨れると同時に、体力が回復した。
僕は、不思議に思いもう一つ取り出すと
よ~く観察する。
『回復団子』と表示された!
「???」
僕は、もう一度ステータスを確認すると……
スキルの欄に【鑑定】と言うスキルが追加されている。
これは、嬉しい!!!
めちゃくちゃ便利なスキルだ。
しかし、色々と考えると……
最近の行動……モンスターに見つからない様に、コソコソとした行動!
鑑定と言うスキルは、宝を見つけた時に価値があるものか判断出来る!
全ては、恩恵である【泥棒】の派生なのである。
これで僕は、必要以上にモノの価値が分かるようになった。
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