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第四十五話 水族館で…part9
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…イルカショーも終わり僕たちは歩いていた。
「みなさんはこれからどうするんですか?」
と僕は敬語でそう聞いた。
すると先生は
「あ~、そろそろ私は彼女を探すことにするよ」
と笑いながら答える。
ビクッ!!
話を聞いていた、みさきが体を震わせた。
何事か!と思ったが、すぐにその理由がわかった。
なぜなら、みさきが小声で「か、彼女…」とつぶやいたからだ。
そこからわかることは一つしかない。
僕はみさきの肩に手を置きこういった。
「諦めるなよ」
とみさきを慰める。
しかし、この行動が問題だった。
僕がこういったことにより、みさきが疑ってきたのだ。
「あんた、何でそのことを知ってやがる!」
とまずいことになった。
どう言い訳したら、いいんだ。
このままでは怪しまれて、最悪正体がバレる恐れがある。
ここは動揺してはダメだ。
「そ、それは、見てたらわかるよ」
と少し動揺してしまったが何とかごまかした。
「ほんとに?」
「あぁ、もちろん」
だが、みさきは疑ったままなので
「だって、あんなに熱い目で見つめてたら誰だってわかるよ」
と付け足して答える。みゆきのことはそんなに見ていなかったから、知らないが…
でも、その言葉が良かったらしい。
「やっぱり、見すぎだったかな?」
と反省していた。
的を射ていたようで良かった。
これのおかげで、疑いはしなくたって、その代わり反省し始めた。
これはこれで面倒なんだが…と思わなくもない。
「じゃあ、私は適当に帰るわ~」
とみゆきは言う。
そんなこんなで、解散となった。
まだ、僕は真城さんとは一緒である。
「みなさんはこれからどうするんですか?」
と僕は敬語でそう聞いた。
すると先生は
「あ~、そろそろ私は彼女を探すことにするよ」
と笑いながら答える。
ビクッ!!
話を聞いていた、みさきが体を震わせた。
何事か!と思ったが、すぐにその理由がわかった。
なぜなら、みさきが小声で「か、彼女…」とつぶやいたからだ。
そこからわかることは一つしかない。
僕はみさきの肩に手を置きこういった。
「諦めるなよ」
とみさきを慰める。
しかし、この行動が問題だった。
僕がこういったことにより、みさきが疑ってきたのだ。
「あんた、何でそのことを知ってやがる!」
とまずいことになった。
どう言い訳したら、いいんだ。
このままでは怪しまれて、最悪正体がバレる恐れがある。
ここは動揺してはダメだ。
「そ、それは、見てたらわかるよ」
と少し動揺してしまったが何とかごまかした。
「ほんとに?」
「あぁ、もちろん」
だが、みさきは疑ったままなので
「だって、あんなに熱い目で見つめてたら誰だってわかるよ」
と付け足して答える。みゆきのことはそんなに見ていなかったから、知らないが…
でも、その言葉が良かったらしい。
「やっぱり、見すぎだったかな?」
と反省していた。
的を射ていたようで良かった。
これのおかげで、疑いはしなくたって、その代わり反省し始めた。
これはこれで面倒なんだが…と思わなくもない。
「じゃあ、私は適当に帰るわ~」
とみゆきは言う。
そんなこんなで、解散となった。
まだ、僕は真城さんとは一緒である。
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