「バカな男子高校生が女子校に入学しました!」

晴樹

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第128話 追試を乗り越えろ2

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「なんでお前らまでいるんだ!」

今日急きょ決まった勉強会の場所である僕の家に向かっていた所で、ミサキと秋の2人が付いてきていることに気づいた。

「いいじゃねぇか、別に。私だってミユキに勉強教えて欲しいもん」
「そうだそうだ」

そう言って反論してきた2人。
ミサキは僕よりも頭がいいと言ってもそれでもミサキはバカだから納得だけど、なぜ秋までいるんだ。
と言うか…

「なぜ秋、お前までいるんだ! と言うより今日普通に昼ごはんも一緒に食べてたよな、どういうこと!」
「細かいことは気にするな! おれ…あ~、私もみくりの妹に会いたいだけだから」
「ホントかよ!」
「ほんとほんと」

謎は深まるばかりだけど、まぁ、いっか!
それに…

「着いたな」
「あぁ」

無事我が家に着いてしまった…
さて、ここである疑問があった。それは家に妹がいるのかどうかだ。
それが問題である。もしいなければ最悪真城さんが帰ってしまうかもしれないから居ないと困る。

「ただいま」

僕は自分の家の玄関を開ける。
「お邪魔します」
僕の後ろからはぞろぞろと3人が玄関を通って入ってきた。すると、その音を聞いてか、2階から物音がし始めた。どうやら妹は戻っているようだ。
そして、2階からドタドタドタと足音を立てながら、妹が下りてきた。
「おかえり…あれ? お友達?」
と妹は驚いた様子で真城さんとミサキの2人を見ていた。それは無理もない。僕が女の子の友達を連れてくるなんてことは今までなかった事だからな。来るのは…女装した男友達くらいだしな。
僕はちょうど隣にいた秋の方をみてそう考えていた。
「何か失礼な事考えているだろうお前」
「か、考えてないからそんな怖い顔しないでくれ」
「そうか…」

額から出た汗を手で拭った。なぜだか僕は他人からよく考えが読まれてしまう。最近はその事が悩みになりつつある。

「ささ、皆さんどうぞ!」
いつの間にか妹が真城さんやミサキ、そして秋をリビングにへと招いていた。

さすが我が妹よく出来ている。

みんなをリビングに招いたあと妹は最後に入ろうとした僕に話しかけてきた。

「どういうこと?」
「あぁ、あのな……」

僕は妹にこうなった経緯を話した。
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