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三章 一筋の希望
9話 「縄張り」
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前回のあらすじ
無事に老兵含む、「王国騎士団」を倒したと思っていたのだが、
アウラが王国騎士団の暗殺団に腹を剣で刺されてしまっていた。
僕はすぐに、アウラの死を認めることが出来なかった。
少し後に魔法に蘇生があることを思い出す。
今のままではSPが足りないので、始まりのダンジョン近くの草原にある、薬草を取りに行く事を決心したのだった。
__________________________________________________
テレポートしたすぐに、異変に気づいた。
冒険者の時とこの場所、雰囲気が違う。
何か、後ろの方から視線を感じる。
「誰だ!」
風に吹かれ草が揺れている。
がさがさ。がざがさ。
その直後、シルエットがみえる。
冒険者ではない、てことはモンスターか…
この草原には基本、スライムなどと言った弱いモンスターが集まっているはずだが…
あのシルエットはスライムより段違いにでかい。
「草むらに隠れてないで出てこい!」
日も落ちて来ており、早く薬草を取って帰りたいのだが、
このまま薬草を取っても後ろを狙われてダメージを食らうだろう。
「貴様は我が縄張りで、何をしている?」
縄張り?そうか、僕がこの町から去った後にこのモンスターがこの場所を自分の縄張りにしたのだ。
「僕はただ、薬草を取りに来ただけだ。薬草が取れたらすぐにここを出ていく。だからここは身を引いてくれないか?」
「何をバカなことを?お前みたいな獲物を見逃して身を引くわけが無いだろう?」
だんだんそのシルエットはこちらへ近づいてくる。
「お、お前は!」
第三のダンジョン、「バベル」の元BOSS。
僕達にBOSSの座を譲ってくれたモンスター。
キマイラだ。
「久しぶりだな、スライム。」
「キマイラ、お願いだ!少しだけこの場にある薬草をくれないか?」
「何か、ダンジョンであったのか?」
僕は今まであったことをキマイラに話す。
「なるほど、アウラが…。」
「分かった…好きなだけ持っていってくれ」
ありがとうと言おうとした瞬間、
「駄目ですねー!縄張り様がそんなスライムと話しててこちらに気づかないなんて」
木上に誰かが立っている。
「何者だ!」
「私の名前ですかー?そうですね!アサシンとでも名乗っておきますかね?」
姿的には、モンスターではない。
それと、声的に女性だろう。
「ちょっとスライムくん?退いていてください…。
私弱者を倒すのは好きじゃないんですよー?」
「おい!スライム。お前は退いてろ!ここは俺の縄張りだ!
侵入者は俺が倒す!」
僕は言われた通り少し離れる。
「では、始めましょうかー?縄張りさん?」
「我と戦おうとする姿勢だけは認めてやる。だが縄張り様を甘く見るなよ!」
こうして月下の夜の戦いは幕を開けた。
無事に老兵含む、「王国騎士団」を倒したと思っていたのだが、
アウラが王国騎士団の暗殺団に腹を剣で刺されてしまっていた。
僕はすぐに、アウラの死を認めることが出来なかった。
少し後に魔法に蘇生があることを思い出す。
今のままではSPが足りないので、始まりのダンジョン近くの草原にある、薬草を取りに行く事を決心したのだった。
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テレポートしたすぐに、異変に気づいた。
冒険者の時とこの場所、雰囲気が違う。
何か、後ろの方から視線を感じる。
「誰だ!」
風に吹かれ草が揺れている。
がさがさ。がざがさ。
その直後、シルエットがみえる。
冒険者ではない、てことはモンスターか…
この草原には基本、スライムなどと言った弱いモンスターが集まっているはずだが…
あのシルエットはスライムより段違いにでかい。
「草むらに隠れてないで出てこい!」
日も落ちて来ており、早く薬草を取って帰りたいのだが、
このまま薬草を取っても後ろを狙われてダメージを食らうだろう。
「貴様は我が縄張りで、何をしている?」
縄張り?そうか、僕がこの町から去った後にこのモンスターがこの場所を自分の縄張りにしたのだ。
「僕はただ、薬草を取りに来ただけだ。薬草が取れたらすぐにここを出ていく。だからここは身を引いてくれないか?」
「何をバカなことを?お前みたいな獲物を見逃して身を引くわけが無いだろう?」
だんだんそのシルエットはこちらへ近づいてくる。
「お、お前は!」
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キマイラだ。
「久しぶりだな、スライム。」
「キマイラ、お願いだ!少しだけこの場にある薬草をくれないか?」
「何か、ダンジョンであったのか?」
僕は今まであったことをキマイラに話す。
「なるほど、アウラが…。」
「分かった…好きなだけ持っていってくれ」
ありがとうと言おうとした瞬間、
「駄目ですねー!縄張り様がそんなスライムと話しててこちらに気づかないなんて」
木上に誰かが立っている。
「何者だ!」
「私の名前ですかー?そうですね!アサシンとでも名乗っておきますかね?」
姿的には、モンスターではない。
それと、声的に女性だろう。
「ちょっとスライムくん?退いていてください…。
私弱者を倒すのは好きじゃないんですよー?」
「おい!スライム。お前は退いてろ!ここは俺の縄張りだ!
侵入者は俺が倒す!」
僕は言われた通り少し離れる。
「では、始めましょうかー?縄張りさん?」
「我と戦おうとする姿勢だけは認めてやる。だが縄張り様を甘く見るなよ!」
こうして月下の夜の戦いは幕を開けた。
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