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75. カロリナ、ぽろっと良からぬことを言ってしまうかもしれません。
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ちゃぷり、湯船で体を伸ばし一日の疲れを癒す。
光の魔法『清浄』はお風呂要らずの便利な魔法だけれども、この解放感は作ってくれない。
カロリナは久しぶりの湯船を楽しんだ。
「オルガもお疲れ様。一緒に入りましょう」
「いいえ、私は後ほど頂かせて頂きます」
「侍女を多く連れていけなかったので大変だったでしょう」
「お嬢様一緒に旅行ができて楽しゅうございました」
「また、行きましょう」
のんびりできるのは今だけしかない。
マリンドル伯と別れた後も、街道沿いに避難する者と情報の確認をする。
港町(北方港砦)に到着したのは真夜中だ。
お風呂の後で食事を取り、代官から事情を聞いてチャーター船で領都に戻ることになる。
明後日には領都から領都西砦に移動することになるだろう。
「私はお嬢様が前線に出るのが恐ろしゅうございます」
「仕方ありませんわ。それが貴族の義務です。この困難な時に出ない訳にはいかないでしょう」
「それは承知しております」
「心配してくれてありがとう。戦いが終わったら、美味しい物を一杯作って下さい」
「ふふふ、お嬢様らしいです。判りました」
お風呂から上がると賓客室に通された。
カロリナが上席に座ると、代官とラファウが左右に分かれて座った。
代官と一緒に派遣された武官が座っている。
カロリナは出された料理に手に付けてゆく。
北方港砦(港町)の代官はバルトウォミェイ子爵だ。
カロリナを西海岸に送り出してくれた責任者であり、風の連絡があと半日遅かったら代官を解任させられたと無事を喜んでくれた。
その後ろで偉そうにしているのが、フィリプ男爵だ。
連絡の取れないカロリナを救出する為に領都から派遣された臨時領騎士長だ。
騎士20人と領都200人が付き添っている。
兵が足りない領都から、よくこれだけの兵を割いて来られたとラファウが嫌味を言っていた。
「カロリナ様、ご自重して頂きたい」
「自重とは何でしょう?」
「こんな時期にのんびりと旅行などしていたことです。どれほど迷惑を掛けたと思っておられるのですか!」
「敵が攻めてくるのを知っていたなら責任を取りましょう。しかし、そんな情報を誰も知らなかったのでしょう。不幸な事故ですわ」
「侯爵様のご令嬢だからといって許されることではありませんぞ。勝手に砦村の兵を撤退させたことも軍規違反です」
話にならない。
このフィリプ男爵は活躍の場を奪われた八つ当たりで怒鳴り散らしている。
領内のすべて貴族がカロリナを支持している訳ではないという典型的な貴族であった。
しかもカロリナ捜索の為に全権委任状を貰って強気で出ている。
この委任状でカロリナの行動も宣言できる。
「活躍の場を奪われたという主張には深く謝罪させて頂きます。しかし、逃げて来た砦村長を処分することは同意しかねます」
「私は命令される立場ではない。カロリナ様も命令に従って頂きます」
「これは命令ではなく、お願いです」
「できませんな! 軍規は常に正しくあらねばならない」
「それは残念です。私は嘘を付くことがございます。この場で男爵に乱暴されたとお父様に告げ口をするかもしれません」
「そんな嘘が通じると思っているのか!」
怒って、フィリプ男爵はテーブルを叩いたのでスープが零れてしまった。
カロリナは困った。
ちょっと視線を逸らしてラファウを見る。
困った時のラファウ頼みだ。
「確かに嘘はいけません。カロリナ様」
「駄目ですか、ラファウ?」
「やってはなりません。バルトウォミェイ子爵はカロリナ様の味方でございます。自分達の命を救ってくれた領民とその部下もカロリナ様の味方でございます。砦村長を処分するフィリプ男爵を味方する者は誰一人おりません」
「ラファウ殿、私を脅す気か!」
「私は事実を申しております。カロリナ様とフィリプ男爵の話のどちらを軍首脳部は信じますか? もう一度言います。この港町でフィリプ男爵を味方するのは貴方の部下だけです。私の証言が証拠とならないように、貴方の部下の証言も証拠とならない」
「貴様、儂を脅すか! バルトウォミェイ子爵、真実を話すであろうな!」
「私はカロリナ様が言われる真実しか証言致しません」
「貴様!」
「もし、バルトウォミェイ子爵が代官を解任されるようなことがあれば、うっかりお父様に告げ口をするかもしれません」
「この女狐めが!」
「処分されますか?」
「処分は中止だ。行くぞ!」
フィリプ男爵とその部下がこの場を後にした。
こんな質の悪い武官を救援に送るとは、領都は余程に混乱しているらしい。
ラファウが同意する。
「3日前でございますが、ウェストゥ川を渡河して敵が突然に侵入したそうです」
「どこからですか?」
「デラモウス山脈を越えてきたと思われます」
「正気と思えませんわ」
「確かに単独なら自殺行為です。すでに領軍と対峙して負けております」
デラモウス山脈を越えてきた軍は一個軍団の4,800人だったらしい。
対する領軍は領騎士300人、領兵3,000人の計3,300人で立ち向かった。
レベル制のこの世界である。
ダンジョンなどで鍛えているアール王国の兵の方が強かった。
弱小のアール王国が500年も戦争を続けて来られたのは、高レベルの騎士団を所持していたからだ。
「では、問題がなかったのですね!」
「いいえ、戦いに勝利しましたが、敵は四散して村々を襲い続けています。領軍はその追撃の為に領都に戻れないでいるそうです」
「何が問題なのですか?」
「お嬢様、領軍が動けないとハコネ砦に援軍が送れません」
「あぁ、なるほど!」
ハコネ砦への援軍が領軍の仕事である。
領軍が出撃すると、後詰の各砦から援軍が編成されてゆく。
そして、各領主から領兵で補充される。
こうして、数珠繫ぎで兵が補充されてゆくらしい。
「領内に侵入した敵の目的は陽動であり、領軍の足止めを狙っております」
「もしかすると大変なことになるのではないかしら?」
「もしかしなくても大変です」
ハコネ砦がすべて1日で陥落したのは計算外であったが、ラーコーツィ領軍の目的は時間稼ぎだ。
領軍が機能しているなら問題なかった。
山関砦は3,000人を収容できる大型の砦であり、領都西砦と領軍の後詰が入る。
兵が多ければ、簡単に落ちない。
西海岸の砦村も収容数が1,000人ほどあり、砦村を持ち堪えながら樹海からゲリラ戦を行う。
3つの砦村でかなり時間を稼ぐことができる。
亀のように砦を守り、外から挟撃して威勢を削ぐ。
そして、王国騎士団の到着も待つ。
これが基本戦略であった。
「山関砦は常備兵では持ち堪えられず、即日に陥落したそうです」
「領内に入られたのですか?」
「はい、領都西砦、港町城砦、海関砦が攻撃を受けております。どの砦も簡単に落ちないと思いますが、油断はできません」
「代官、漁村や開拓村の避難指示は出しましたか?」
「はい、連絡を受け、すぐに早馬を出しました。明日の朝には避難指示が届くと思います」
「そうですか」
「カロリナ様、我々は一先ず、領都に戻る必要がございます」
「そうね、それがよいでしょう」
賓客室の扉が開かれ、文官が慌てて小さな紙を渡した。
バルトウォミェイ子爵は立ち上がり、「ラファウ様」と叫んで紙を見せた。
「カロリナ様、プリムス村(第一開拓村)が襲われました」
「どういうことです。海関砦が突破されたのですか?」
「そのような報告はございません。おそらく、山道を通ってきた少数部隊と思われます」
「救援に向かいます」
「判りました。しかし、馬より船の方が速いと思われます。船なら明日の夕刻、巧く行けば昼に到着できます」
「遅すぎます」
「しかし…………」
「私達の足なら馬より速く走れるでしょう」
「本気ですか?」
「こんなことで冗談を言う趣味はございません。承知でしょう!」
「では、ゴブリン戦のメンバーと影達のみです。他は船で移動して頂きます」
「判りました。それで行きましょう。オルガ、エル、準備を!」
二人は頭を下げると忙しそうに部屋を出ていった。
光の魔法『清浄』はお風呂要らずの便利な魔法だけれども、この解放感は作ってくれない。
カロリナは久しぶりの湯船を楽しんだ。
「オルガもお疲れ様。一緒に入りましょう」
「いいえ、私は後ほど頂かせて頂きます」
「侍女を多く連れていけなかったので大変だったでしょう」
「お嬢様一緒に旅行ができて楽しゅうございました」
「また、行きましょう」
のんびりできるのは今だけしかない。
マリンドル伯と別れた後も、街道沿いに避難する者と情報の確認をする。
港町(北方港砦)に到着したのは真夜中だ。
お風呂の後で食事を取り、代官から事情を聞いてチャーター船で領都に戻ることになる。
明後日には領都から領都西砦に移動することになるだろう。
「私はお嬢様が前線に出るのが恐ろしゅうございます」
「仕方ありませんわ。それが貴族の義務です。この困難な時に出ない訳にはいかないでしょう」
「それは承知しております」
「心配してくれてありがとう。戦いが終わったら、美味しい物を一杯作って下さい」
「ふふふ、お嬢様らしいです。判りました」
お風呂から上がると賓客室に通された。
カロリナが上席に座ると、代官とラファウが左右に分かれて座った。
代官と一緒に派遣された武官が座っている。
カロリナは出された料理に手に付けてゆく。
北方港砦(港町)の代官はバルトウォミェイ子爵だ。
カロリナを西海岸に送り出してくれた責任者であり、風の連絡があと半日遅かったら代官を解任させられたと無事を喜んでくれた。
その後ろで偉そうにしているのが、フィリプ男爵だ。
連絡の取れないカロリナを救出する為に領都から派遣された臨時領騎士長だ。
騎士20人と領都200人が付き添っている。
兵が足りない領都から、よくこれだけの兵を割いて来られたとラファウが嫌味を言っていた。
「カロリナ様、ご自重して頂きたい」
「自重とは何でしょう?」
「こんな時期にのんびりと旅行などしていたことです。どれほど迷惑を掛けたと思っておられるのですか!」
「敵が攻めてくるのを知っていたなら責任を取りましょう。しかし、そんな情報を誰も知らなかったのでしょう。不幸な事故ですわ」
「侯爵様のご令嬢だからといって許されることではありませんぞ。勝手に砦村の兵を撤退させたことも軍規違反です」
話にならない。
このフィリプ男爵は活躍の場を奪われた八つ当たりで怒鳴り散らしている。
領内のすべて貴族がカロリナを支持している訳ではないという典型的な貴族であった。
しかもカロリナ捜索の為に全権委任状を貰って強気で出ている。
この委任状でカロリナの行動も宣言できる。
「活躍の場を奪われたという主張には深く謝罪させて頂きます。しかし、逃げて来た砦村長を処分することは同意しかねます」
「私は命令される立場ではない。カロリナ様も命令に従って頂きます」
「これは命令ではなく、お願いです」
「できませんな! 軍規は常に正しくあらねばならない」
「それは残念です。私は嘘を付くことがございます。この場で男爵に乱暴されたとお父様に告げ口をするかもしれません」
「そんな嘘が通じると思っているのか!」
怒って、フィリプ男爵はテーブルを叩いたのでスープが零れてしまった。
カロリナは困った。
ちょっと視線を逸らしてラファウを見る。
困った時のラファウ頼みだ。
「確かに嘘はいけません。カロリナ様」
「駄目ですか、ラファウ?」
「やってはなりません。バルトウォミェイ子爵はカロリナ様の味方でございます。自分達の命を救ってくれた領民とその部下もカロリナ様の味方でございます。砦村長を処分するフィリプ男爵を味方する者は誰一人おりません」
「ラファウ殿、私を脅す気か!」
「私は事実を申しております。カロリナ様とフィリプ男爵の話のどちらを軍首脳部は信じますか? もう一度言います。この港町でフィリプ男爵を味方するのは貴方の部下だけです。私の証言が証拠とならないように、貴方の部下の証言も証拠とならない」
「貴様、儂を脅すか! バルトウォミェイ子爵、真実を話すであろうな!」
「私はカロリナ様が言われる真実しか証言致しません」
「貴様!」
「もし、バルトウォミェイ子爵が代官を解任されるようなことがあれば、うっかりお父様に告げ口をするかもしれません」
「この女狐めが!」
「処分されますか?」
「処分は中止だ。行くぞ!」
フィリプ男爵とその部下がこの場を後にした。
こんな質の悪い武官を救援に送るとは、領都は余程に混乱しているらしい。
ラファウが同意する。
「3日前でございますが、ウェストゥ川を渡河して敵が突然に侵入したそうです」
「どこからですか?」
「デラモウス山脈を越えてきたと思われます」
「正気と思えませんわ」
「確かに単独なら自殺行為です。すでに領軍と対峙して負けております」
デラモウス山脈を越えてきた軍は一個軍団の4,800人だったらしい。
対する領軍は領騎士300人、領兵3,000人の計3,300人で立ち向かった。
レベル制のこの世界である。
ダンジョンなどで鍛えているアール王国の兵の方が強かった。
弱小のアール王国が500年も戦争を続けて来られたのは、高レベルの騎士団を所持していたからだ。
「では、問題がなかったのですね!」
「いいえ、戦いに勝利しましたが、敵は四散して村々を襲い続けています。領軍はその追撃の為に領都に戻れないでいるそうです」
「何が問題なのですか?」
「お嬢様、領軍が動けないとハコネ砦に援軍が送れません」
「あぁ、なるほど!」
ハコネ砦への援軍が領軍の仕事である。
領軍が出撃すると、後詰の各砦から援軍が編成されてゆく。
そして、各領主から領兵で補充される。
こうして、数珠繫ぎで兵が補充されてゆくらしい。
「領内に侵入した敵の目的は陽動であり、領軍の足止めを狙っております」
「もしかすると大変なことになるのではないかしら?」
「もしかしなくても大変です」
ハコネ砦がすべて1日で陥落したのは計算外であったが、ラーコーツィ領軍の目的は時間稼ぎだ。
領軍が機能しているなら問題なかった。
山関砦は3,000人を収容できる大型の砦であり、領都西砦と領軍の後詰が入る。
兵が多ければ、簡単に落ちない。
西海岸の砦村も収容数が1,000人ほどあり、砦村を持ち堪えながら樹海からゲリラ戦を行う。
3つの砦村でかなり時間を稼ぐことができる。
亀のように砦を守り、外から挟撃して威勢を削ぐ。
そして、王国騎士団の到着も待つ。
これが基本戦略であった。
「山関砦は常備兵では持ち堪えられず、即日に陥落したそうです」
「領内に入られたのですか?」
「はい、領都西砦、港町城砦、海関砦が攻撃を受けております。どの砦も簡単に落ちないと思いますが、油断はできません」
「代官、漁村や開拓村の避難指示は出しましたか?」
「はい、連絡を受け、すぐに早馬を出しました。明日の朝には避難指示が届くと思います」
「そうですか」
「カロリナ様、我々は一先ず、領都に戻る必要がございます」
「そうね、それがよいでしょう」
賓客室の扉が開かれ、文官が慌てて小さな紙を渡した。
バルトウォミェイ子爵は立ち上がり、「ラファウ様」と叫んで紙を見せた。
「カロリナ様、プリムス村(第一開拓村)が襲われました」
「どういうことです。海関砦が突破されたのですか?」
「そのような報告はございません。おそらく、山道を通ってきた少数部隊と思われます」
「救援に向かいます」
「判りました。しかし、馬より船の方が速いと思われます。船なら明日の夕刻、巧く行けば昼に到着できます」
「遅すぎます」
「しかし…………」
「私達の足なら馬より速く走れるでしょう」
「本気ですか?」
「こんなことで冗談を言う趣味はございません。承知でしょう!」
「では、ゴブリン戦のメンバーと影達のみです。他は船で移動して頂きます」
「判りました。それで行きましょう。オルガ、エル、準備を!」
二人は頭を下げると忙しそうに部屋を出ていった。
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