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さぁ空咲学園高等部へ2
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「、、でけーな。」
俺は来てしまった空咲の巨大なる扉の前にいる。
かれこれ20分。
空咲学園は金持ちや政治家関係など御子族(御子息のこと…?)が集まる学校な為山に囲まれ、警備が厳重なのか壁が高い。
叔父に着いたら連絡するよう言われているが、まだ連絡先を教えたくなく、インターホンを押しているが返答がない。高い扉な為登り越えるか迷うが、トイレも行きたいしなー。と高い扉を見つめている。
「よし、しょうがない!もう待てない。」
睡蓮はしなやかな筋肉を使い、扉を登ると、丁度天辺に来たあたりで下に人がいることに気がつく。
「あなた、何やってるんですか!?危ないですよ」
綺麗な顔立ちの多分生徒だろう男から焦った声が上がる。
「あ、すいません。ずっと待ってましたが、応答なく、トイレ行きたくって。」
睡蓮はそう言って軽やかに扉から飛び降りる。
「あ!危ない!」
生徒はまさか飛び降りると思って無かったようで、睡蓮を受け止めようとしたのか、声を発して走る。
逆に危ないわ!大の男を受け止められるわけないだろ!
軌道修正がもう無理だ!南無三!
ボスッ
睡蓮は着地ができていない事によって、生徒を潰して怪我させたのではという恐怖で目が開けられなかった。
「わー♡僕の睡蓮くんが空から降ってきた♡今日は良い日だ」
ん? この声は?
そっと目を開けるとそこには1番会いたくなかった美貌があった。とろけるような笑顔をしている変態かいとが俺を抱きかかえている。
「か、海斗」
高い扉からジャンプした男を受け止めるとは、なんとハイスペックな奴だ。この清潔なブルーグレーのスーツの下にはさぞかし強靭な肉体が隠れているのだろう。
ほら、そこで先程の生徒も青い顔してこちらを見ているぞ。
「なんで海斗がここに?ってか、もう下ろせよ!」
海斗の腕から逃れようとジタバタ暴れてみるが、海斗は平然と抱きかかえたままニコニコ、いや、にへらと鼻の下を伸ばしている。
「睡蓮くんが来るんだもん、1時間前からいたさ!睡蓮くんが来たのもわかったし、僕を呼んでくれるのずっと待ってて、そこの壁から見てたのに、、全然呼んでくれないし、、もじもじしてるし、、扉上り始めたし、、お尻プリプリしてるし、、かわいいな♡」
最後の方意味分からねえ、この変態。
「見てたなら助けろよ!、、、下せって!、、。
ってか、心配かけました!そこの、えっと?先輩?」
俺は海斗を睨んでから心配してくれていた生徒に声を掛ける。
呆然としていた生徒は、俺の声に、ハッと意識を戻し、こちらに駆け寄る。
「理事長、失礼致しました。危ないところありがとうございます。こちらの青年は転校生でお間違えないでしょうか? 職員室に寄ったところ転校生がまだ来ていなくインターホンが作動していないようだと連絡があったので見に来ました。」
海斗は目線は俺から外さずに生徒に受け答えをする。
「そうだよ。君は確か生徒会の白樺くんだよね。わざわざ僕の睡蓮くんを迎えに来てくれたんだね、ありがとう。インターホンのことは大丈夫だ。気にしなくてよいよ。」
こいつ、、インターホンに細工しやがったな。
俺は来てしまった空咲の巨大なる扉の前にいる。
かれこれ20分。
空咲学園は金持ちや政治家関係など御子族(御子息のこと…?)が集まる学校な為山に囲まれ、警備が厳重なのか壁が高い。
叔父に着いたら連絡するよう言われているが、まだ連絡先を教えたくなく、インターホンを押しているが返答がない。高い扉な為登り越えるか迷うが、トイレも行きたいしなー。と高い扉を見つめている。
「よし、しょうがない!もう待てない。」
睡蓮はしなやかな筋肉を使い、扉を登ると、丁度天辺に来たあたりで下に人がいることに気がつく。
「あなた、何やってるんですか!?危ないですよ」
綺麗な顔立ちの多分生徒だろう男から焦った声が上がる。
「あ、すいません。ずっと待ってましたが、応答なく、トイレ行きたくって。」
睡蓮はそう言って軽やかに扉から飛び降りる。
「あ!危ない!」
生徒はまさか飛び降りると思って無かったようで、睡蓮を受け止めようとしたのか、声を発して走る。
逆に危ないわ!大の男を受け止められるわけないだろ!
軌道修正がもう無理だ!南無三!
ボスッ
睡蓮は着地ができていない事によって、生徒を潰して怪我させたのではという恐怖で目が開けられなかった。
「わー♡僕の睡蓮くんが空から降ってきた♡今日は良い日だ」
ん? この声は?
そっと目を開けるとそこには1番会いたくなかった美貌があった。とろけるような笑顔をしている変態かいとが俺を抱きかかえている。
「か、海斗」
高い扉からジャンプした男を受け止めるとは、なんとハイスペックな奴だ。この清潔なブルーグレーのスーツの下にはさぞかし強靭な肉体が隠れているのだろう。
ほら、そこで先程の生徒も青い顔してこちらを見ているぞ。
「なんで海斗がここに?ってか、もう下ろせよ!」
海斗の腕から逃れようとジタバタ暴れてみるが、海斗は平然と抱きかかえたままニコニコ、いや、にへらと鼻の下を伸ばしている。
「睡蓮くんが来るんだもん、1時間前からいたさ!睡蓮くんが来たのもわかったし、僕を呼んでくれるのずっと待ってて、そこの壁から見てたのに、、全然呼んでくれないし、、もじもじしてるし、、扉上り始めたし、、お尻プリプリしてるし、、かわいいな♡」
最後の方意味分からねえ、この変態。
「見てたなら助けろよ!、、、下せって!、、。
ってか、心配かけました!そこの、えっと?先輩?」
俺は海斗を睨んでから心配してくれていた生徒に声を掛ける。
呆然としていた生徒は、俺の声に、ハッと意識を戻し、こちらに駆け寄る。
「理事長、失礼致しました。危ないところありがとうございます。こちらの青年は転校生でお間違えないでしょうか? 職員室に寄ったところ転校生がまだ来ていなくインターホンが作動していないようだと連絡があったので見に来ました。」
海斗は目線は俺から外さずに生徒に受け答えをする。
「そうだよ。君は確か生徒会の白樺くんだよね。わざわざ僕の睡蓮くんを迎えに来てくれたんだね、ありがとう。インターホンのことは大丈夫だ。気にしなくてよいよ。」
こいつ、、インターホンに細工しやがったな。
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