35 / 137
猛獣より可愛いワンコがいい!2
しおりを挟む
「はーい!皆さんお待たせしました♪集計も終わったので、結果発表ー☆それでは、キララキお願いします!」
マリマリ先輩の声に、壇上に上がる双子。
「まず、鬼役の上位3名はーーーーー」
盛り上がる中、疲労でウトウト。座りながら船を漕ぐ。
「…続いて逃げ切った逃げ役はーーーーー」
こっくり、こっくり…
「おい!睡蓮!呼ばれた、立つぞ!」
へ?あ、そういえば俺逃げ切ったから…学食!!
俺はガバッと勢いよく立ち上がった。
「逃げ役の方は後日お願いごとか学食かを、生徒会の前の箱に投函してくださいー!」
「「スイスイ!逃げ切りおめでとー!」」
ありがとうございまーす!
「それでは、新入生諸君!!今後も空咲の学生として健闘しろ!以上!歓迎会を終了する!」
会長の挨拶で幕を閉じた。
やっと地獄の鬼ごっこが終わった…。疲れたよー。
フラフラしながら体育館を出ようとした時、入り口で躓いてしまった。
ヤベッ!!受け身が!!
顔面から行く覚悟をしたが、痛みが来ない。
あれ? そーっと目を開けると、誰かの腕が身体を支えてくれていた。
顔を上げてみると、豪が眉間にシワを寄せて俺の身体を支えてくれている。
「ありがとう豪。」
「……………。」
豪は無言のまま、俺の前にしゃがむ。
あ、デジャヴ…。ん?合っているかな?
先程の二階堂のように、おんぶの体勢だ。合っているか、分からないが無言の圧に負けて乗ってみた。
すると豪は立ち上がり、スタスタと歩きだした。
よくよく見ると耳がめちゃくちゃ赤い。
なんか、小倉とはまた違う野生の可愛いさに安心して身を預けた。
「あーーー!ちょっと目を離した隙に!!川嶋!代われ!!」
圭介、さっきから煩い。今は静かにして欲しいから豪の側がいいんだ。
広い背中の少し温度の高い温もりが心地よかった為、俺は豪の背中で寝入ってしまった。
はっ!!気づいた時には、自分の部屋と似た天井が目に入った。
ガバッと起き上がるとコーヒーのいい香りがした。
自分の部屋では無いこと、作りから寮であることは間違い無い。
カチャッと扉が開くと、豪が入ってきた。
「………起きたか。」
あ、豪の部屋?
最後の記憶が豪の背中だった事を思い出した。
「ごめん!俺、寝ちゃったか…。」
慌てて、ベッドから起き上がる。
「……部屋に勝手には入れないから、俺の部屋に連れてきた。圭介がうるさかったがな。」
また、耳を赤くして眉間にはシワ。豪を見ていると自然に笑みが溢れる。
「ありがとう。…なんかコーヒーのいい香り。」
くんくんと香りを楽しんでいると、豪も嗅ぐような仕草をした。それがTVで以前見た野生の狼の様で、あながち二つ名は間違っていないと思う。
「……同室のやつがコーヒー好きで今入れているんだ。」
「へー!じゃあ挨拶しないと、同室者いるのに、勝手に上がり込んで!」
すると、豪は少し考えるように下を向き、俺をまた見た。
「………大丈夫か?」
何が?主語が無いのでわかりません。
首を傾げると、豪はため息を一つ付き、リビングの方を顎で指した。
俺は豪の部屋を出て、リビングに入ると、コーヒーを片手に座る人物と目が合った。
あ!!君は!!
マリマリ先輩の声に、壇上に上がる双子。
「まず、鬼役の上位3名はーーーーー」
盛り上がる中、疲労でウトウト。座りながら船を漕ぐ。
「…続いて逃げ切った逃げ役はーーーーー」
こっくり、こっくり…
「おい!睡蓮!呼ばれた、立つぞ!」
へ?あ、そういえば俺逃げ切ったから…学食!!
俺はガバッと勢いよく立ち上がった。
「逃げ役の方は後日お願いごとか学食かを、生徒会の前の箱に投函してくださいー!」
「「スイスイ!逃げ切りおめでとー!」」
ありがとうございまーす!
「それでは、新入生諸君!!今後も空咲の学生として健闘しろ!以上!歓迎会を終了する!」
会長の挨拶で幕を閉じた。
やっと地獄の鬼ごっこが終わった…。疲れたよー。
フラフラしながら体育館を出ようとした時、入り口で躓いてしまった。
ヤベッ!!受け身が!!
顔面から行く覚悟をしたが、痛みが来ない。
あれ? そーっと目を開けると、誰かの腕が身体を支えてくれていた。
顔を上げてみると、豪が眉間にシワを寄せて俺の身体を支えてくれている。
「ありがとう豪。」
「……………。」
豪は無言のまま、俺の前にしゃがむ。
あ、デジャヴ…。ん?合っているかな?
先程の二階堂のように、おんぶの体勢だ。合っているか、分からないが無言の圧に負けて乗ってみた。
すると豪は立ち上がり、スタスタと歩きだした。
よくよく見ると耳がめちゃくちゃ赤い。
なんか、小倉とはまた違う野生の可愛いさに安心して身を預けた。
「あーーー!ちょっと目を離した隙に!!川嶋!代われ!!」
圭介、さっきから煩い。今は静かにして欲しいから豪の側がいいんだ。
広い背中の少し温度の高い温もりが心地よかった為、俺は豪の背中で寝入ってしまった。
はっ!!気づいた時には、自分の部屋と似た天井が目に入った。
ガバッと起き上がるとコーヒーのいい香りがした。
自分の部屋では無いこと、作りから寮であることは間違い無い。
カチャッと扉が開くと、豪が入ってきた。
「………起きたか。」
あ、豪の部屋?
最後の記憶が豪の背中だった事を思い出した。
「ごめん!俺、寝ちゃったか…。」
慌てて、ベッドから起き上がる。
「……部屋に勝手には入れないから、俺の部屋に連れてきた。圭介がうるさかったがな。」
また、耳を赤くして眉間にはシワ。豪を見ていると自然に笑みが溢れる。
「ありがとう。…なんかコーヒーのいい香り。」
くんくんと香りを楽しんでいると、豪も嗅ぐような仕草をした。それがTVで以前見た野生の狼の様で、あながち二つ名は間違っていないと思う。
「……同室のやつがコーヒー好きで今入れているんだ。」
「へー!じゃあ挨拶しないと、同室者いるのに、勝手に上がり込んで!」
すると、豪は少し考えるように下を向き、俺をまた見た。
「………大丈夫か?」
何が?主語が無いのでわかりません。
首を傾げると、豪はため息を一つ付き、リビングの方を顎で指した。
俺は豪の部屋を出て、リビングに入ると、コーヒーを片手に座る人物と目が合った。
あ!!君は!!
127
あなたにおすすめの小説
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
ビッチです!誤解しないでください!
モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃
「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」
「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」
「大丈夫か?あんな噂気にするな」
「晃ほど清純な男はいないというのに」
「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」
噂じゃなくて事実ですけど!!!??
俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生……
魔性の男で申し訳ない笑
めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
【花言葉】
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!
【異世界短編】単発ネタ殴り書き随時掲載。
◻︎お付きくんは反社ボスから逃げ出したい!:お馬鹿主人公くんと傲慢ボス
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる