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ネフェリア、学園編
戦争?
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2日かけて王都につくと、そのまま王宮に向かった。
内密の話のようで、謁見の間ではなく、応接間に通された。
そこにいたのは国王、宰相、国王の従者、近衛隊隊長だった。
そして僕たちと一緒に騎士団団長カリウス、副団長アーロンが参加した。
何、この顔ぶれ!!
それよりも、久しぶりの父様にキラキラと視線を送れば、優しく笑みを浮かべてくれた。
「よく来てくれた息子達よ。それに、キリウス、エスティリオ、ネフェリア。」
国王に向けて跪く。
「ネフェリア…大変だったな。後ほど話を聞かせてくれ。…まずは、少し問題が起きてな。その話をしよう。…バロン。」
「はっ!…我が国は大国と言われ、近隣の国よりも大きく、友好条約を結んだ国も数多いのはご存知ですね?…しかし、近隣の中で、我が国よりは領土は小さいが、戦力としては油断出来ないシャーパ国と、条約をまだ結べていません。」
「あの国は我が国の領土を狙っているかな。そう簡単に和平は難しいでしょう。」
バロン宰相に続き、カリウスが話す。
「そうだ、そのシャーパが最近、兵器を大量に輸入したと情報が入った。」
「何!?」
カリウスの瞳が厳しくなる。
「シャーパが兵器を、今あの国が他国と争っている情報はないですよね。」
アーロンも眉を寄せ、カリウスと視線を合わせた。
「その情報が、入ったのが1週間前、それから目立った動きは無いが、万が一を考えておく必要がある。」
国王の言葉に、一気に周りの空気が張り詰める。
「皇子達は学園の為、王都から離れている。狙われる可能性や、伝達の遅延の事も先に考えておいた方が良い。」
「畏まりました。もしもの逃走ルート確保、連絡手段など準備致します。」
国王にお辞儀をし、皇子達は視線を交えて頷く。
「エスティリオ、ネフェリア。」
父上に呼ばれ、視線を向けると、いつになく真剣な眼差しで見つめられた。
「宰相はこの国の頭脳だ、私に何か有れば、エスティリオ、お前がそこを支えるのだ、心せよ。ネフェリアは兄をサポートしなさい。」
父様にもしものこと…想像したくないが、兄様が真っ直ぐ前を向き、頷く姿に覚悟が見えて、僕も引き締まる。
「畏まりました。」
「まあ、まだ何もわからない状態だ。向こうの間者もいそうに無い。何故このタイミングなのか…。何事も無ければいいがな。」
国王の溜息に、室内は静まり返る。
「キリウス、戦争の時期によってはお前も出兵する。近衛だろうと、騎士団だろうと、騎士試験に今のうちにに受験しとけ。学園もあるだろうが、16から受けれるし、お前17歳だろ。出兵は18歳からだ。今のうちに出来ることやっとけ。」
カリウスはキリウスへと視線を向ける。
発した言葉の衝撃にネフェリアは身体を震わせた。
キリウスが…出兵するかもしれない?
急に身近に感じた戦争の二文字に動揺してしまう。
「畏まりました父上。…母上には話しますか?」
「ああ、あいつには他にも男いるし、俺らが居なくなっても気にしないだろう。…もしもの時のアリウスのことだけ考えとけ。…ま、俺は最強だし?変な心配しなくても大丈夫だがな。ハハハッ!」
内容が内容だけになんともいえないが、それを笑って済ますカリウスがなんか男らしいく感じた。
キリウスが歳を取るとこんな感じなのかな?
ふと、カリウスと目が合うと、手招きされた。
側によると、顎を掴まれ、舐めるように見られる。
「えらい、美人になったな。キリウスと婚約しないで俺としろよ。」
ニヤッと意地悪に笑うカリウスに顔を赤らめると、皇子様方やキリウスに睨まれた。
「カリウス!何を言う。だったら私の側室に!!」
国王が勢いよく立ち上がる。
「「「父上!!!」」」
「カリウスに陛下…ネフェリアに手を出してたら、プロント家が地獄に落としますよ?」
静かに、どす黒く笑うバロンとエスティリオにカリウスと陛下は冷や汗を流した。
さすが!父様!兄様!!
内密の話のようで、謁見の間ではなく、応接間に通された。
そこにいたのは国王、宰相、国王の従者、近衛隊隊長だった。
そして僕たちと一緒に騎士団団長カリウス、副団長アーロンが参加した。
何、この顔ぶれ!!
それよりも、久しぶりの父様にキラキラと視線を送れば、優しく笑みを浮かべてくれた。
「よく来てくれた息子達よ。それに、キリウス、エスティリオ、ネフェリア。」
国王に向けて跪く。
「ネフェリア…大変だったな。後ほど話を聞かせてくれ。…まずは、少し問題が起きてな。その話をしよう。…バロン。」
「はっ!…我が国は大国と言われ、近隣の国よりも大きく、友好条約を結んだ国も数多いのはご存知ですね?…しかし、近隣の中で、我が国よりは領土は小さいが、戦力としては油断出来ないシャーパ国と、条約をまだ結べていません。」
「あの国は我が国の領土を狙っているかな。そう簡単に和平は難しいでしょう。」
バロン宰相に続き、カリウスが話す。
「そうだ、そのシャーパが最近、兵器を大量に輸入したと情報が入った。」
「何!?」
カリウスの瞳が厳しくなる。
「シャーパが兵器を、今あの国が他国と争っている情報はないですよね。」
アーロンも眉を寄せ、カリウスと視線を合わせた。
「その情報が、入ったのが1週間前、それから目立った動きは無いが、万が一を考えておく必要がある。」
国王の言葉に、一気に周りの空気が張り詰める。
「皇子達は学園の為、王都から離れている。狙われる可能性や、伝達の遅延の事も先に考えておいた方が良い。」
「畏まりました。もしもの逃走ルート確保、連絡手段など準備致します。」
国王にお辞儀をし、皇子達は視線を交えて頷く。
「エスティリオ、ネフェリア。」
父上に呼ばれ、視線を向けると、いつになく真剣な眼差しで見つめられた。
「宰相はこの国の頭脳だ、私に何か有れば、エスティリオ、お前がそこを支えるのだ、心せよ。ネフェリアは兄をサポートしなさい。」
父様にもしものこと…想像したくないが、兄様が真っ直ぐ前を向き、頷く姿に覚悟が見えて、僕も引き締まる。
「畏まりました。」
「まあ、まだ何もわからない状態だ。向こうの間者もいそうに無い。何故このタイミングなのか…。何事も無ければいいがな。」
国王の溜息に、室内は静まり返る。
「キリウス、戦争の時期によってはお前も出兵する。近衛だろうと、騎士団だろうと、騎士試験に今のうちにに受験しとけ。学園もあるだろうが、16から受けれるし、お前17歳だろ。出兵は18歳からだ。今のうちに出来ることやっとけ。」
カリウスはキリウスへと視線を向ける。
発した言葉の衝撃にネフェリアは身体を震わせた。
キリウスが…出兵するかもしれない?
急に身近に感じた戦争の二文字に動揺してしまう。
「畏まりました父上。…母上には話しますか?」
「ああ、あいつには他にも男いるし、俺らが居なくなっても気にしないだろう。…もしもの時のアリウスのことだけ考えとけ。…ま、俺は最強だし?変な心配しなくても大丈夫だがな。ハハハッ!」
内容が内容だけになんともいえないが、それを笑って済ますカリウスがなんか男らしいく感じた。
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「えらい、美人になったな。キリウスと婚約しないで俺としろよ。」
ニヤッと意地悪に笑うカリウスに顔を赤らめると、皇子様方やキリウスに睨まれた。
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さすが!父様!兄様!!
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