異世界最強の癒しの手になりました(仮)

B介

文字の大きさ
10 / 110

魔法と悪巧み?

しおりを挟む
「はい、ヒヨリくんの登録証。まずは、魔法を覚えて、ある程度のレベル上げたら、ギルドの医師になってもらうから、それまでに契約書作っとくわね!」

「はい!」

ギルド登録は身分証になるが、基本依頼の仕事をレベルに対して請け負って、その成果で報酬を得る。俺の様な基本癒し魔法な場合は討伐の際の怪我した場合など、依頼内容が限られてしまうし。ちゃんとした職も持ちたい!なので、俺の世界にあったような、メンテナンス系があるか聞いたら、魔法でどうにかなるから無いと!!
うう…どうしよう…。
と、なり、一応ギルド内の医師という立場を目指す事になった。なんか、説明した、鍼やマッサージなどの概念が無い為、説明しても分からないらしいので一時保留で、まずはレベル上げとなりました。

黒竜の牙はアリアナさんが管理、経営をしていて、そのサポートがアルケイドらしい。ガルとシストリアスは国からの依頼やハイレベルな依頼の処理など基本討伐らしい。この世界の中でもトップクラスに入るくらいの有名なギルドだそうで二千人の登録者がいるみたい!す、すごい。
だけど、有名なギルド名欲しさで登録のみの人達もいるらしく、ギルド内の揉め事処理も大変らしい。
他にも主要メンバーが数名いるらしく、今度紹介してもらう。

「ヒヨリ~!話終わったら魔法の練習だ!」
金茶のシストリアが俺に声掛ける。

なんか、ギルド最強はガルらしいけど、教えるのは下手過ぎるみたいで、NO.2のシストリアが教えてくれるらしい。

ギルドの裏庭に出ると、ガルもいた。仕事しろよ!

「じゃあまず、どこまで出来るんだ?」

「ステータスを出す事とアイテムボックスを出すくらい。魔法全然わかんない」

「そうか。じゃあ楽にして、目を瞑って?」

よし!了解!
俺は目を瞑ってみた。

「そしたら、自分の中に魔力が流れているイメージをしてごらん?イメージしやすいのは、水が流れる感じかな?全身。」

イメージ、イメージ!水、水!

おぉ!なんかわかったかも!

「出来たら、それを手に集中して?」

手に、手に!な、なんか熱いぞ!

「おっ!なんか出来てるみたいだな!目を開けてごらん?」

パチッ!
わあ!手が光ってる!白く光ってる!綺麗!!

「これが、ヒヨリの魔力の色だ!綺麗な月光のようだな!光属性は青白い光が多いが、いいね!ほら、これが俺の魔力。」

シストリアの身体を紅いオーラが纏う。
「俺は基本炎が得意。属性が決まっててもある程度は他のもできるぞ。ちなみに、ガルは闇と雷だ。黒竜のを引き継いだからな。アルケイドは風かな。」

ガルも見せてくれた。全身を黒いオーラを纏っていて、ちょっと怖い。

「じゃあ、今度はその魔力を使って、簡単な放出からしてみよう!外に出せないと、生活魔法すら使えないからな!手をかざして、掌から出すイメージだ。」

出す!出す!出す!!

ドゴォーン!!

えっ? なんか大きい穴が空いてしまいましたが…

「……そうか魔力無限か、出し過ぎると危険だ。抑えられるようにするか。」

はい、お願いします。

これが、難しいかった。身体を流れる水をチョロチョロ出すイメージで、少な過ぎてもダメらしい。

目を瞑り、唸る俺!あっ出なかった!ドゴン!多すぎだ!?

集中して唸っている俺を置いておいて、やることがなくなったシストリアはガルと話す。

「なあ、ガルディ、ヒヨリとの夜はどんなっだったんだ?」

「ん?最高だった♡」
ポッと赤くしてガルが答える。

「くー!だろうなぁ!!あんな上玉滅多にいねえよ!」
そういうと、ギラついた紫色の瞳をヒヨリに向けた。

「あのきれいさ、可愛さは異常だな。黒い髪と瞳も綺麗だし、唇ぷるぷる、紅も塗って無いのに赤くてさ。むしゃぶりつきたくなる。」
ぺろりと長い舌で唇を舐めるシストリアスに、ガルは数時間前の痴態を思い出し、股間を熱くする。

「ハア、可愛かった♡涙目で白い肌が赤く色付いて…噛みつくと歯形がくっきり浮かんで…ハア、唇も柔らかくて、舌もちっちゃくて甘い。ハア、可愛い。ヒヨリ!」
思い出して堪らなくなり、ヒヨリに駆け寄ろうとするのをシストリアに止められる。
「集中してんだ!やめろ!」

確かにと、その場で留まり、股間を鎮めようと抑えた。

「そんなに、良かったのか?」
ゴクリと喉を鳴らしながら欲望に満ちた顔つきのシストリアにガルは頷いた。

「他は知らんが、まさに天国だった。ヒヨリとしかしないし、ヒヨリ以外としなくても一生いい!ヒヨリとは、一生でも繋がってたい…♡ハア、ピンク色の乳首と尻の穴も可愛いかったし、尻の中は真っ赤で、体温高いのか、熱くてにゅるにゅるして、俺のをきゅうきゅう締めたり、吸いついたり!!ヤバイ!ハアハアハア!」
明らかに先程より、興奮し始めたガルを押さえつけ、ヒヨリの元に行くのを阻止する。

シストリアはこんなガルディアを見るのは初めてだった。ガルディアとは幼い頃から一緒だった。魔力の高い子どもは暴走しないよう訓練を幼い時に受ける。
その時一緒に受けた中にガルディアとアルケイドもいた。その時からズバ抜けたガルディアだったが、無表情、他人に興味がなく。長くいるから、他の人達とよりは仲がいいとは思うが、感情が見えない分ガルディアがどう思っているかなんてわからない。
そんな、ガルディアが一目惚れだろう。人が変わった様に夢中だ。顔はやはりわかりにくいが、目がヤバすぎるくらい感情的だ。

シストリアはヒヨリを見つめる。

俺も一目で恋したと言ったら、ガルディはどうする?
この執着からいったら、隠してしまうかな?
俺は、来るもの拒まず去るもの追わずで、それなりに経験したが、昨日、ガルディの腕の中にいる小さな青年を一目見て、欲しくなった。
だが、ガルディの今までに無い様子に手を出すのを躊躇った。まあ、あんだけ可愛いんだ、経験もそれなりだろうと、ガルディの後でも一晩付き合って貰えればと考えていたさ。

「それが、処女だとわね。」
惜しいことしたと、小さく呟く。

「ん?何か言ったか?」
ガルは興奮を抑えつつ、シストリアを見る。

「ガル、俺が教えてやろうか?ヒヨリがメロメロになるような交尾を。」
俺に、悪魔が囁く。

「ヒヨリがメロメロ!?」
ゴクリと唾を飲み込むガルは期待に満ちた目でシストリアスを見る。

「ああ、正直、お前の知識は無いのと同じだ。もっと沢山愛せる技がある。実践で教えてやるから、ヒヨリとやらせろ。」
チロリとガルを伺うように見ると、先程の期待の眼差しから、怒りに染めた瞳で睨む。
「ヤダ、ヒヨリは俺だけのだ!」
俺はコイツに力じゃ敵わない。コイツも俺の事を知っている分警戒もしているだろう。コイツから奪う隙が必要だ。

「いいのか?そんな事を言って?そんな腕前じゃ、毎回無理させて二度とさせて貰えないぞ?いつも襲うのか?無理矢理でしかも下手くそ、間違えなく、嫌われるな。嫌われても襲ってモノにして満足ならいいが、どうせなら、メロメロにして、抱いてとヒヨリから言わせたくないか?」
ガルの顔は、嫌われるという言葉に一瞬青くして、考える様な仕草をする。

「ヒヨリが俺に抱いて欲しいと言ってくれるようになるのか?」
考えた結果、欲望が勝ったらしい。
ニヤリと心の中で笑う俺。
「ああ、なるぜ。だけど、それには実践が必要だ。身体は繊細だからな、ちょっとの差で変わる。だから、説明では難しいから実際に俺がやってみる必要がある
。それを見て学べ。」
無言で葛藤しているガルディに後少しだと、期待に胸を膨らます。

「だったら、僕にも参加券をください。」
旋風の中から現れたのはアルケイドだった。

ちっ!風魔法で声の音を運ばせて聞いていたか!
コイツは優しそうな見た目に反して厄介な奴だ!

赤茶の髪を後ろで束ね、深いブルーの瞳は爽やかな好青年を思わす、何人こいつの餌食になったか。腹の黒さには、近しい人しか気付かない。

チラッとブルーの瞳が俺を見て笑う。
「テクニックは経験値とまた違います。僕だって少しは自信ありますよ?まあ、やり方は様々だし、これを機に沢山身につけた方がいいのでは?1人も2人も一緒でしょ?、あっでもマスター、シスさんとは性癖というか、やり方がちょっとお互い違うと思うんで、2回に分けましょうか?」
こうやって、もうやる事前提に持っていく腕前はすごいな。
味方でいる分にはいい。ただ、こいつも、同じ考えで隙を狙っている。だから、別々を提案したんだ。自分の味をしっかりヒヨリに教え込む為に。

この勝負、受けてやろうじゃないか!

「わかった。俺もうまくなりたい。」
その言葉に悪魔2人が心の中で笑った。

「見てー!出来た!」
可愛い顔で手を振るヒヨリに、欲望に塗れた3人が笑顔を向けた。
しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる

おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。 知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。

獣人将軍のヒモ

kouta
BL
巻き込まれて異世界移転した高校生が異世界でお金持ちの獣人に飼われて幸せになるお話 ※ムーンライトノベルにも投稿しています

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件

表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。 病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。 この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。 しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。 ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。 強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。 これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。 甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。 本編完結しました。 続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください

異世界で高級男娼になりました

BL
ある日突然異世界に落ちてしまった高野暁斗が、その容姿と豪運(?)を活かして高級男娼として生きる毎日の記録です。 露骨な性描写ばかりなのでご注意ください。

異世界転移して出会っためちゃくちゃ好きな男が全く手を出してこない

春野ひより
BL
前触れもなく異世界転移したトップアイドル、アオイ。 路頭に迷いかけたアオイを拾ったのは娼館のガメツイ女主人で、アオイは半ば強制的に男娼としてデビューすることに。しかし、絶対に抱かれたくないアオイは初めての客である美しい男に交渉する。 「――僕を見てほしいんです」 奇跡的に男に気に入られたアオイ。足繁く通う男。男はアオイに惜しみなく金を注ぎ、アオイは美しい男に恋をするが、男は「私は貴方のファンです」と言うばかりで頑としてアオイを抱かなくて――。 愛されるには理由が必要だと思っているし、理由が無くなれば捨てられて当然だと思っている受けが「それでも愛して欲しい」と手を伸ばせるようになるまでの話です。 金を使うことでしか愛を伝えられない不器用な人外×自分に付けられた値段でしか愛を実感できない不器用な青年

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

超絶美形な悪役として生まれ変わりました

みるきぃ
BL
転生したのは人気アニメの序盤で消える超絶美形の悪役でした。

処理中です...