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獣人さんとお知り合い
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ぬふふふふ!!
本当も大盛況ですよ!!
ウランの地属性でちょっとばかり木で簡易ベッドを作ってもらいました。
植物系は苦手だとブツブツ言ってましたがね。
しかも、職人?技!説明したら、折りたたみ構造!やるね!ウラン。
そして、広場には長蛇の列!しかも、嬉しかったのは、ベアードさん以外の獣人さんとも関われたこと!!全員男だがな!!
筋肉がやっぱり人と違う、柔軟性がすごい!天晴れですわ!!
本日はティーンとアルは別行動だ。だから、めちゃくちゃ稼いでびっくりさせてやろう!!
ムムッ!!この獣人さん!!スキャンしなくてもわかる!すごい筋肉!!なんだろ、俺まだ未熟者だから、よくわからないが、力仕事とかで付いたような筋肉じゃない。
一応スキャンしとこう。
筋肉、骨格!すげえ!ガルやウラン見たい!!
あの2人が、この世界で会った中で1番の筋肉量だ。がたいはベアードさんのがでかいが、育った筋肉っていうの?ムキムキでヤバいんだよね。次がシスとティーン、ダイナ、最後アルで、ずっと後ろに俺。
ウランも何か思うことあるのか、ニコニコしながら、しっかり横目でこの獣人さんを見ている。
「お兄さん、筋肉すごいね!お仕事何しているの?」
俺は何気なく話しかける。
「ああ、俺は最近ギルドに入ったんだ。前まで奥地の獣人村で狩とかしててさ。
商人について来て、町に降りて来たんだよ。」
ほう、じゃあ狩りでついたのかな?
尻尾フリフリしながら、ご機嫌な様子。
見た目、眼つきが鋭くておっかないけどね。
俺はなんの獣人かなー。と思いつつ、見覚えのある尻尾の形に、頭をひねる。
「あー、マジで気持ちいい…。」
ゴロゴロと喉を鳴らす音に、ハッと閃く!!
ライオンや!この方、ライオンの獣人さんだわ!
ひょえー!まさか、百獣の王に触れるとは!!
「はい、おわりましたよ!お兄さん起きて!」
焦げ茶のフサフサした髪と黄色に近い毛並みの尻尾、先端が髪と同じ焦げ茶で、フサフサだ。
フワーと大きな口を開けて、欠伸をしながら起き上がる。
「良かったぜ、ありがとな。」
ライオンさんは手をフリフリ帰っていった。
なんか、気になりつつも次のお客様の対応をした。
フー…稼いだ!
「お疲れさん。食糧買って戻ろうぜ?」
「うん、お腹空いた!!俺、昨日ウランが食べてた、辛い肉食べたい。」
「ああ、アレ美味かったな。」
ウランと屋台をいくつか回り、宿に帰ると、すでにアルとティーンがいた。
「お疲れ様、ご飯だよ。」
俺はテーブルに買ってきた食糧を並べ、ウランは瓶に入ったエールを数本置いた。
「なかなかいい具合にヒヨリの噂が回ってた。」
ティーンは俺を見ながら肉を手に取る。
「へーなんて?」
俺は無くなる前に辛い肉を確保した。
「めちゃくちゃ可愛い少年が身体を触ってくれると、身体が癒されるとさ。」
アルはエールをゴクゴク飲みながら俺を見て笑う。
ゲッ!なんか嫌だな。
「怪しい感じの奴もチラホラいたな。そっちはどうだ?」
「まあ、数名いたな。明らかにおかしい奴と、後1人は同じ匂いがした奴。最近ギルドに入ったとかなんとか。」
ウランもエールを飲み干しながらティーンに報告する。
えっ、数名??
俺がキョトンとすると、ウランは目を細めて笑う。
「気付いてなかったのかよ?明らかに質問が多かったり、俺を気にしてチラチラ見た奴とかさ。まぁ、あの獣人には気付いたみたいだけどな。」
「獣人?」
「ああ、うん。1人ものすごーくいい筋肉の獣人がいたんだ。獣人は元々人よりいい筋肉なんだけどさ。なんか力仕事でついた筋肉じゃなくて質問したら、奥地の村で狩をしてて、最近ギルドに入ったってさ。ライオンの獣人。」
俺はティーンに説明すると、ティーンは食べていた肉を置いて少し考えているようだった。
「闇獅子…。獅子の獣人もあり得るが安易すぎるか?」
「確かに安易だな。名前に動物やら自分の二つ名入れる奴もいるだろう。うちのガルディア見たいに黒竜とかさ、まぁコレ決めたのシスだがな。それに、全く存在の情報がない闇獅子が、そんな簡単な絞れる名前つけるか?」
ウランの意見に頷くティーン。
「確かにな。ライオンの獣人も多いしな。」
「ああ、だがな、奴は相当やるぜ?一応気を付けておいた方がいい。」
ウランは真面目な顔をして俺を見る。
「そうだな、ヒヨリ気を付けておけ。一応その獣人も調べよう。今度来たら、どこのギルドか聞いておけ。」
ティーンも俺を見て、真面目に言う。
「了解。」
探りを入れるとか、俺出来るかな?そして、また来るのかな?
******
はい、来ました。
普通に連続で来ましたね。ライオンさん。
話しかけたいが、ゴロゴロスヤスヤで言い出し辛い。
終了の時間になり、起こすと、また欠伸して帰ろうとする。
ああ、何も聞けない!!
「お兄さん。ギルドの人でしたよね?この辺のギルドですか?」
ウランが痺れを切らして俺の代わりに話しかけた。
少し不機嫌そうに振り向くライオンさん。
「…何故だ。」
うわー不機嫌だよー!ライオン怖い!
「いや、うちの弟に変な客が付きそうで、今後移動するのにもう1人くらい護衛を付けたくて、俺だけじゃ何があるかわからないし、途中まで投資してくれたお偉いさんも一緒なもんで、依頼出来ないかと。」
「火山の狐って言うギルドだ。この町にある。だが、本拠地は王都だから、今はそんなにいないぜ。」
「ありがとう。聞いてみるわ。」
ライオンさんは去っていった。
「やっぱり、アイツは只者じゃねえ。」
ウランはポツリと呟く。
強い人って強い人がわかるのかな?
まあ、俺からしたら皆すごい筋肉で勝てる気がしないがな!!はははは!
笑えねー!!
さて、いつも通り屋台に寄って、帰り道。急にウランの様子が変わる。
ピリピリと、俺でもわかるくらいの殺気。
辺りに集中するウランに俺も構えた。
すると、薄暗く影から数人の男達がフードを被り、現れた。
現れると同時に魔法攻撃!!ウランは俺を抱えて、攻撃を避ける。
能力は火のようだ。
「チッ!!おい、ヒヨリ。コイツらじゃねえ!!もっと厄介ないのに、見られているから魔法は使えない。何とか乗り切るぞ!!」
ウランの言葉に俺は唾を飲み込み頷いた。足に隠していた短剣を構える。
ウランも腰の剣を抜く。
くそ!俺スライムしか一人で倒してないぞ!他は手伝ってもらったことしか!!
ドキドキしながら敵の数を数えると7人!!
ひょえー!
ウラン、4人!俺、3人?無理!
ウラン、5人!俺、2人?無理!
ウラン、6人!俺、1人?いける??
「あの、ウランさん…俺が0.5人やるので、6.5人お願いしていいですか?」
おずおずと言う俺。
「どういう計算だよ!?」
馬鹿なこと言っている間に1人の男が斬りかかってきた。
ウランは男の剣を交わして、斬りつける。
「ホラッ後、5.5人!!って、0.5ってどれくらいだよ!!」
見事ノリツッコミ!!
「水爆!!」
ふざけた罰か敵からの水魔法がきた!!
爆破するかの様な威力で地面が削れる。
ひー!!
ウランさん、見られていて力が上手く出せず、苛々青筋を立てている。
「手伝おうか?マッサージの少年。」
そこに現れたのは…
ライオンさーん!!
ライオンさんは手から鋭い爪を出し、水魔法の水爆を物凄い速さで、避け、敵を斬りつける。そして、その反動を利用して、近くにいたもう1人に蹴りを喰らわし、とどめを刺す。
ウランも、敵がライオンさんの登場に驚いている隙に、2人倒していた。
残り2人となった敵が逃げようとする退路をライオンさんが塞ぎ、ウランと挟み撃ちにする。それぞれ、一対一となればすぐ終了。ウランは逃げ場を失い、向かってきた敵を斬り倒す。ライオンさんも、物凄いパンチを浴びせ、俺の方まで敵が飛んできた。
結構距離ありましたよ?
呻きながら起き上がろうとする敵の顔を俺は踏みつけた。
ノックアウト!!
「これで0.5じゃ!!」
プハッとウランとライオンが吹いて笑った。
見事、勝利です。踏みつけたままのピース!
本当も大盛況ですよ!!
ウランの地属性でちょっとばかり木で簡易ベッドを作ってもらいました。
植物系は苦手だとブツブツ言ってましたがね。
しかも、職人?技!説明したら、折りたたみ構造!やるね!ウラン。
そして、広場には長蛇の列!しかも、嬉しかったのは、ベアードさん以外の獣人さんとも関われたこと!!全員男だがな!!
筋肉がやっぱり人と違う、柔軟性がすごい!天晴れですわ!!
本日はティーンとアルは別行動だ。だから、めちゃくちゃ稼いでびっくりさせてやろう!!
ムムッ!!この獣人さん!!スキャンしなくてもわかる!すごい筋肉!!なんだろ、俺まだ未熟者だから、よくわからないが、力仕事とかで付いたような筋肉じゃない。
一応スキャンしとこう。
筋肉、骨格!すげえ!ガルやウラン見たい!!
あの2人が、この世界で会った中で1番の筋肉量だ。がたいはベアードさんのがでかいが、育った筋肉っていうの?ムキムキでヤバいんだよね。次がシスとティーン、ダイナ、最後アルで、ずっと後ろに俺。
ウランも何か思うことあるのか、ニコニコしながら、しっかり横目でこの獣人さんを見ている。
「お兄さん、筋肉すごいね!お仕事何しているの?」
俺は何気なく話しかける。
「ああ、俺は最近ギルドに入ったんだ。前まで奥地の獣人村で狩とかしててさ。
商人について来て、町に降りて来たんだよ。」
ほう、じゃあ狩りでついたのかな?
尻尾フリフリしながら、ご機嫌な様子。
見た目、眼つきが鋭くておっかないけどね。
俺はなんの獣人かなー。と思いつつ、見覚えのある尻尾の形に、頭をひねる。
「あー、マジで気持ちいい…。」
ゴロゴロと喉を鳴らす音に、ハッと閃く!!
ライオンや!この方、ライオンの獣人さんだわ!
ひょえー!まさか、百獣の王に触れるとは!!
「はい、おわりましたよ!お兄さん起きて!」
焦げ茶のフサフサした髪と黄色に近い毛並みの尻尾、先端が髪と同じ焦げ茶で、フサフサだ。
フワーと大きな口を開けて、欠伸をしながら起き上がる。
「良かったぜ、ありがとな。」
ライオンさんは手をフリフリ帰っていった。
なんか、気になりつつも次のお客様の対応をした。
フー…稼いだ!
「お疲れさん。食糧買って戻ろうぜ?」
「うん、お腹空いた!!俺、昨日ウランが食べてた、辛い肉食べたい。」
「ああ、アレ美味かったな。」
ウランと屋台をいくつか回り、宿に帰ると、すでにアルとティーンがいた。
「お疲れ様、ご飯だよ。」
俺はテーブルに買ってきた食糧を並べ、ウランは瓶に入ったエールを数本置いた。
「なかなかいい具合にヒヨリの噂が回ってた。」
ティーンは俺を見ながら肉を手に取る。
「へーなんて?」
俺は無くなる前に辛い肉を確保した。
「めちゃくちゃ可愛い少年が身体を触ってくれると、身体が癒されるとさ。」
アルはエールをゴクゴク飲みながら俺を見て笑う。
ゲッ!なんか嫌だな。
「怪しい感じの奴もチラホラいたな。そっちはどうだ?」
「まあ、数名いたな。明らかにおかしい奴と、後1人は同じ匂いがした奴。最近ギルドに入ったとかなんとか。」
ウランもエールを飲み干しながらティーンに報告する。
えっ、数名??
俺がキョトンとすると、ウランは目を細めて笑う。
「気付いてなかったのかよ?明らかに質問が多かったり、俺を気にしてチラチラ見た奴とかさ。まぁ、あの獣人には気付いたみたいだけどな。」
「獣人?」
「ああ、うん。1人ものすごーくいい筋肉の獣人がいたんだ。獣人は元々人よりいい筋肉なんだけどさ。なんか力仕事でついた筋肉じゃなくて質問したら、奥地の村で狩をしてて、最近ギルドに入ったってさ。ライオンの獣人。」
俺はティーンに説明すると、ティーンは食べていた肉を置いて少し考えているようだった。
「闇獅子…。獅子の獣人もあり得るが安易すぎるか?」
「確かに安易だな。名前に動物やら自分の二つ名入れる奴もいるだろう。うちのガルディア見たいに黒竜とかさ、まぁコレ決めたのシスだがな。それに、全く存在の情報がない闇獅子が、そんな簡単な絞れる名前つけるか?」
ウランの意見に頷くティーン。
「確かにな。ライオンの獣人も多いしな。」
「ああ、だがな、奴は相当やるぜ?一応気を付けておいた方がいい。」
ウランは真面目な顔をして俺を見る。
「そうだな、ヒヨリ気を付けておけ。一応その獣人も調べよう。今度来たら、どこのギルドか聞いておけ。」
ティーンも俺を見て、真面目に言う。
「了解。」
探りを入れるとか、俺出来るかな?そして、また来るのかな?
******
はい、来ました。
普通に連続で来ましたね。ライオンさん。
話しかけたいが、ゴロゴロスヤスヤで言い出し辛い。
終了の時間になり、起こすと、また欠伸して帰ろうとする。
ああ、何も聞けない!!
「お兄さん。ギルドの人でしたよね?この辺のギルドですか?」
ウランが痺れを切らして俺の代わりに話しかけた。
少し不機嫌そうに振り向くライオンさん。
「…何故だ。」
うわー不機嫌だよー!ライオン怖い!
「いや、うちの弟に変な客が付きそうで、今後移動するのにもう1人くらい護衛を付けたくて、俺だけじゃ何があるかわからないし、途中まで投資してくれたお偉いさんも一緒なもんで、依頼出来ないかと。」
「火山の狐って言うギルドだ。この町にある。だが、本拠地は王都だから、今はそんなにいないぜ。」
「ありがとう。聞いてみるわ。」
ライオンさんは去っていった。
「やっぱり、アイツは只者じゃねえ。」
ウランはポツリと呟く。
強い人って強い人がわかるのかな?
まあ、俺からしたら皆すごい筋肉で勝てる気がしないがな!!はははは!
笑えねー!!
さて、いつも通り屋台に寄って、帰り道。急にウランの様子が変わる。
ピリピリと、俺でもわかるくらいの殺気。
辺りに集中するウランに俺も構えた。
すると、薄暗く影から数人の男達がフードを被り、現れた。
現れると同時に魔法攻撃!!ウランは俺を抱えて、攻撃を避ける。
能力は火のようだ。
「チッ!!おい、ヒヨリ。コイツらじゃねえ!!もっと厄介ないのに、見られているから魔法は使えない。何とか乗り切るぞ!!」
ウランの言葉に俺は唾を飲み込み頷いた。足に隠していた短剣を構える。
ウランも腰の剣を抜く。
くそ!俺スライムしか一人で倒してないぞ!他は手伝ってもらったことしか!!
ドキドキしながら敵の数を数えると7人!!
ひょえー!
ウラン、4人!俺、3人?無理!
ウラン、5人!俺、2人?無理!
ウラン、6人!俺、1人?いける??
「あの、ウランさん…俺が0.5人やるので、6.5人お願いしていいですか?」
おずおずと言う俺。
「どういう計算だよ!?」
馬鹿なこと言っている間に1人の男が斬りかかってきた。
ウランは男の剣を交わして、斬りつける。
「ホラッ後、5.5人!!って、0.5ってどれくらいだよ!!」
見事ノリツッコミ!!
「水爆!!」
ふざけた罰か敵からの水魔法がきた!!
爆破するかの様な威力で地面が削れる。
ひー!!
ウランさん、見られていて力が上手く出せず、苛々青筋を立てている。
「手伝おうか?マッサージの少年。」
そこに現れたのは…
ライオンさーん!!
ライオンさんは手から鋭い爪を出し、水魔法の水爆を物凄い速さで、避け、敵を斬りつける。そして、その反動を利用して、近くにいたもう1人に蹴りを喰らわし、とどめを刺す。
ウランも、敵がライオンさんの登場に驚いている隙に、2人倒していた。
残り2人となった敵が逃げようとする退路をライオンさんが塞ぎ、ウランと挟み撃ちにする。それぞれ、一対一となればすぐ終了。ウランは逃げ場を失い、向かってきた敵を斬り倒す。ライオンさんも、物凄いパンチを浴びせ、俺の方まで敵が飛んできた。
結構距離ありましたよ?
呻きながら起き上がろうとする敵の顔を俺は踏みつけた。
ノックアウト!!
「これで0.5じゃ!!」
プハッとウランとライオンが吹いて笑った。
見事、勝利です。踏みつけたままのピース!
応援ありがとうございます!
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