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夢のホーム?
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「おぉぉぉ!!」
大きな瞳をキラキラと輝かせるヒヨリにご満悦なヒューは口角をニッと釣り上げた。
「ひ、秘密基地や!!」
何故大阪弁かは置いておいて、太く立派な大木の上に小さな木で出来た小屋が器用に乗っかっていた。
一度は憧れる木の上の家。
「ヒミツキチ?」
キョトンとするヒューを置き去りに、拳を握りしめ、鼻息荒く大興奮なヒヨリ。
その大興奮中、シリアスに激闘をルル達が繰り広げているとは梅雨知らず。
「上に上がるか?」
ヒューの言葉に大興奮で何も考えず、ガバチョッと、木にしがみつく。
「…………。」
「…………何している、ヒヨリ?」
「………登れない。」
ヒューはセミのごとく気にへばり付くヒヨリの首根っこを掴み、ベリッと剥がすと脇に抱えて、軽く跳ねる。
トントンッと、木の幹を2回程蹴り上げ、小屋の前に立った。
かなりの高さを2回ジャンプで登り切るとは、流石獣人。
「こんな高さも登れないとは、階段が必要だったか?」
「獣人と比べるな!!人は、こんな高さ登れるわけ……」
…待てよ?…アルは風だから登れる。ウランも土魔法で高くしたら登れそう…シスやダイナも身軽そうだし、何でも出来そうだしな…ティーンも高いとこにいるイメージ…ガルは言わずがな…
「……一般的な人は登れるわけねえだろ!!」
「なるほど、わかった。また作り直す。」
ふむ…と考えるように頷くヒューに、目を丸くする。
「えっ?これ、ヒューが作ったの?」
「ん?ああ。俺だけじゃない。手伝って貰ったがな。」
飄々と答えたヒューにガバッと抱きつく。
「すげー!!すげーよ!ヒュー!!」
こんな夢のホームを作れるなんて!!
目をキラキラさせてヒューを誉めると、少し照れた様に頬を染め、はにかむ。
抱きつくヒヨリの背に手を回そうとした瞬間、バッと離れ、扉を開けるヒヨリ。
空を切る腕が少し寂しかった。
「おおー!!…おぅ?」
ワクワクしながら扉を開けて中を覗くと、木のいい香りがしてテンションMAXだったが、何故か部屋中がピンク色で驚きが隠せない。
しかも家具は大きなベッドのみ。
しかもベッドの上には赤とピンクの花びらが散らばっていた。
予想外過ぎて固まるヒヨリの背後からヒューが抱き込む。
「どうだ?俺達の巣だ。」
ハッと我に帰り、蒼ざめ顔で後ろを振り返る。
「…巣?」
「ん?通じないか?交尾部屋だ。」
こ、こ、交尾部屋!?
頭がヒューの言葉を理解しようとグルグルと動いている間に、抱えられ、ベッドに落とされた。
ボフンッといい柔らかさとスプリングに、これが手作り?っと少し感心している間に、上に乗られた隙だらけのヒヨリ君。
「まままままって!!」
慌てて、手を前に出して、ストップをかける。
「何だ?」
上衣を脱ぎながら小首を傾げるヒューは、少し不満そうに眉を寄せる。
「な、何でこ、交尾部屋を作ったの?」
俺は焦りまくり過ぎて、意味のわからない事を質問した。
「?そんなの、ヒヨリと交尾して子を成す為以外無い。」
だよねー!!ですよねー!!
分かっちゃいましたよ!!
もういいか?とばかりに脱いだ服を放り投げ、筋肉隆々の褐色のガタイが覆い被さる。
「やー!!ちょっちょい!!な、何でピンク??」
「…仲間が、雰囲気がこの方が良いと。」
なんちゅう趣味だ!!
アドバイスした野郎に心の中で毒吐いていると、グッとヒューの凛々しい顔が近づいてきた。
「ああー!!あ、あのっ!」
ガブッ
「ッッ!!!」
ガブリとヒューはヒヨリの小さな口に噛みついた。
「煩い。交尾の後にしろ。」
その交尾をしない為に話してたんですがね!!!
唇を噛みつかれたまま、ヒューの熱い舌がなぞる。
「ん!!」
ゆっくりと解放され、噛まれた唇がヒリヒリし、そっと指で摩ると、ギラギラした瞳で見下ろされている事に気づく。
ヒューはペロリと自分の唇を舐め、少し口角を上げた。
「では、食うとしよう。」
食わないでー!!
大きな瞳をキラキラと輝かせるヒヨリにご満悦なヒューは口角をニッと釣り上げた。
「ひ、秘密基地や!!」
何故大阪弁かは置いておいて、太く立派な大木の上に小さな木で出来た小屋が器用に乗っかっていた。
一度は憧れる木の上の家。
「ヒミツキチ?」
キョトンとするヒューを置き去りに、拳を握りしめ、鼻息荒く大興奮なヒヨリ。
その大興奮中、シリアスに激闘をルル達が繰り広げているとは梅雨知らず。
「上に上がるか?」
ヒューの言葉に大興奮で何も考えず、ガバチョッと、木にしがみつく。
「…………。」
「…………何している、ヒヨリ?」
「………登れない。」
ヒューはセミのごとく気にへばり付くヒヨリの首根っこを掴み、ベリッと剥がすと脇に抱えて、軽く跳ねる。
トントンッと、木の幹を2回程蹴り上げ、小屋の前に立った。
かなりの高さを2回ジャンプで登り切るとは、流石獣人。
「こんな高さも登れないとは、階段が必要だったか?」
「獣人と比べるな!!人は、こんな高さ登れるわけ……」
…待てよ?…アルは風だから登れる。ウランも土魔法で高くしたら登れそう…シスやダイナも身軽そうだし、何でも出来そうだしな…ティーンも高いとこにいるイメージ…ガルは言わずがな…
「……一般的な人は登れるわけねえだろ!!」
「なるほど、わかった。また作り直す。」
ふむ…と考えるように頷くヒューに、目を丸くする。
「えっ?これ、ヒューが作ったの?」
「ん?ああ。俺だけじゃない。手伝って貰ったがな。」
飄々と答えたヒューにガバッと抱きつく。
「すげー!!すげーよ!ヒュー!!」
こんな夢のホームを作れるなんて!!
目をキラキラさせてヒューを誉めると、少し照れた様に頬を染め、はにかむ。
抱きつくヒヨリの背に手を回そうとした瞬間、バッと離れ、扉を開けるヒヨリ。
空を切る腕が少し寂しかった。
「おおー!!…おぅ?」
ワクワクしながら扉を開けて中を覗くと、木のいい香りがしてテンションMAXだったが、何故か部屋中がピンク色で驚きが隠せない。
しかも家具は大きなベッドのみ。
しかもベッドの上には赤とピンクの花びらが散らばっていた。
予想外過ぎて固まるヒヨリの背後からヒューが抱き込む。
「どうだ?俺達の巣だ。」
ハッと我に帰り、蒼ざめ顔で後ろを振り返る。
「…巣?」
「ん?通じないか?交尾部屋だ。」
こ、こ、交尾部屋!?
頭がヒューの言葉を理解しようとグルグルと動いている間に、抱えられ、ベッドに落とされた。
ボフンッといい柔らかさとスプリングに、これが手作り?っと少し感心している間に、上に乗られた隙だらけのヒヨリ君。
「まままままって!!」
慌てて、手を前に出して、ストップをかける。
「何だ?」
上衣を脱ぎながら小首を傾げるヒューは、少し不満そうに眉を寄せる。
「な、何でこ、交尾部屋を作ったの?」
俺は焦りまくり過ぎて、意味のわからない事を質問した。
「?そんなの、ヒヨリと交尾して子を成す為以外無い。」
だよねー!!ですよねー!!
分かっちゃいましたよ!!
もういいか?とばかりに脱いだ服を放り投げ、筋肉隆々の褐色のガタイが覆い被さる。
「やー!!ちょっちょい!!な、何でピンク??」
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「ああー!!あ、あのっ!」
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「では、食うとしよう。」
食わないでー!!
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