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競馬編④

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何故こんなことをするのか…?
競艇は6艇、競輪は9車又は7車で競技が行われるのに対して競馬は5頭から18頭まで様々な頭数でレースが行われる。
頭数が多い方が荒れる可能性は高い。
競馬の三連単は数千万円の大穴が出る事があるが、ポートではせいぜい何十万円である。
ただし、ボートレースで三連単を全通り買ったとしても120点しかない。
だが競馬の18頭立ての場合は4896点もあるのだ。
そんな中から一点の当たりを選ばなくてはならないのだ。
それを同じような買い方をしていてはまず勝てない。
ではどのようにすれば勝てるのだろう…?
前にも書いたように以前から競馬での勝ち方は何度も何度もチャレンジしてきた。
何度やっても打ちのめされたのだ。
しかもめった打ちにされ続けている。
同じことをやり続けたのではまた同じ結果になるのはわかったつもりでいた。
この競馬から足を洗うしか私の生きる道はないのか…?
いや、足は洗わない!
毒を食らわば皿まで…である。
必勝法が見つけられない…のでは今までやってきたもの…いや、私の人生全てが否定されてしまう。
いや、私の人生が否定されようが全く構わないのだが、今一度チャレンジする。

そうと決めたらまずは資金の調達である。
私はギャンブルの中で麻雀しか勝てるものはなかった。
逆にいえば麻雀で凌いでいたので今まで生きる事ができていた。
麻雀だけなら…。
だがその麻雀は実際苦痛でしか無かった。
勝たなくてはならない…それが当たり前になっていたので、楽しむことなど一度もない!
そう…楽してお金は儲ける事はできないのだ。
…そうだ…何度も考えていた事だったが、そう言うことか…!
私は1人で頷いた。
取り敢えずデータを取ろう…。
収支を上げるためには必ずデータがいる。
当たり前のことが私には欠けていたのだ。
勝つためにデータを取る。
勝ち易いレースのみを実践すれば100%以上の収支を上げる事は可能なのだ、
勝ち易いデータ…?
どんなレースが勝ち易いのだろう…?
それは軸が決まっているレースである。
軸が決まっているといっても一番人気ばかりを狙う…と言う意味では決してない。
もちろん結果的にダントツの一番人気になる可能性は高いが、その馬が勝つかどうかはデータで判断するのだ。
どういったデータが必要かといえば、あらゆるデータだ。
馬の血統はもちろん、前走の成績や馬体重の増減、調教…等々調べる事は山ほどある。
そのデータは今はそういったアプリがある。
そのアプリを使えば良いのだ。
ただし、そのアプリは予想代金を取る事で運営費にしているのだから、それに大金を使う事は避けた方が良い。
ま、実際に収支を上げている人がいるのは事実だが、裏付けがある人ならば乗るのもいいだろう。
私が言いたいのはデータを取った中で自分の買うべきレースを見つける…と言うのが先ずは一番目のやるべき事なのだ。
ではどういったレースが自分の買うべきレースなのか…?
それをじっくり説明しなくてはならない。

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