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稼業・悪役令嬢
王子の兄
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腕の中のアイリスの体から力が抜ける。
その場に崩れ落ちそうになるのをなんなく支え、アガットは彼女を覗き込んだ。
顔にかかる菫色の髪をそっと払うと、びく、と肩を震わせる。
見ると口の端が切れていて、痛みに飛び上がったのだと知れた。
──殴られたのか。
ふいに腹の底からなんともいえない苛立ちが這い上がる。
非道な暴力に対する憤り、だけではない。
お気に入りのものを粗末に扱われたような不快感を感じたのだ。
意識して深く息を吐き出すと、アガットは辺りを見回した。
シャルロットは眠らされているのか、穏やかな呼吸を繰り返している。
フードの男やその仲間は騎士団が速やかに拘束していた。
もたついていたのはエニスダを取り囲んだ騎士たちだ。
「助けてください!」
エニスダが騎士の一人にすがりつく。
「すべてアイリスさまの計略です! 私は脅されて……アイリスさまに言われるままシャルロットさまを拐かしてしまいました……! ここについたらアイリスさまがいらっしゃって、シャルロットさまを殺して私にその罪を着せるとおっしゃって……!」
ふとアイリスが小さく笑った気がした。
そういう脚本か、と諦めるように。
「どうかアイリスさまを捕まえてください! あの方はシャルロットさまの敵です」
「なるほど」
一声投げかけると、騎士たちの背筋が伸びた。
声色に混じる苛立ちに気づいたのだろう。
「それであなたは『お父様に褒められる』というわけですね」
「え……」
アガットの言葉にエニスダが動揺する。
「シャルロット嬢を殺したアイリス嬢があなたに目撃されたことを知り絶望して自害、というお話から修正されたわけだ。咄嗟の思いつきにしては悪くないお芝居でした」
微笑んでみせると、反対にエニスダの表情がみるみる強張った。
「御令嬢には馴染みがなかったのかもしれませんが、壁の薄い部屋というのは声が外に漏れるのですよ。秘密の話をするには不向きでしたね」
そもそも、騎士団はエニスダを追ってきたのだ。
行方不明になったシャルロット、アイリスを探す過程で、アガットは川沿いに投げ捨てられた扇を見つけていた。
総レースの扇には見覚えがある。
持ち主の顔を思い浮かべて、アガットはそこに込められた意味を察した。
これは自分に当てられたメッセージだ。
騎士団を呼びに戻れない事情が発生した。
同時に姿を消しているシャルロットに関わることなら……たとえば連れ去られる現場を見た、あるいは一緒に連れ去られたか。
足取りを残せない事情があったと仮定するなら、何かに乗せられた可能性があった。
──舟か。
その可能性に思い至って、アガットは数名の騎士を連れて川沿いを下った。
それらしい舟が乗り捨てられている現場を調べていると、ふいにエニスダを乗せた馬車が通り過ぎるのが見えた。
正確には、メドック家の紋章を刻まれた馬車を目撃したのだ。
それを追ってここまで来たので、話は最初から聞いている。
「……!」
言い逃れできないと察したエニスダが、突然目の前の騎士を突き飛ばした。
隙をついて逃げるつもりだったのだろうが、生憎騎士の体幹は女性に押されたくらいでぐらつくものではない。
攻撃には制圧を。
先ほどまでためらっていた騎士が手早くエニスダを拘束した。
「無礼者! 離しなさい! シエロ王国の蛮族が!」
(これは国際問題になりそうだな)
口汚く罵るエニスダの言葉にうっすらと背景を察して、アガットは深いため息をついた。
下手を打つと戦争になる。
令嬢たちが無事だったのはせめてもの救いだが……。
「立てそうですか?」
同じように考え込んでいたアイリスに声をかけると、はっとして身を引こうとする。
が、胸を押し返そうとする腕に力が入っていないので、これは無理だなと苦笑した。
「私がお連れしましょう。騎士が戻ったらシャルロット嬢と一緒に屋敷までお送りします」
それにしても、と何気なく続ける。
「あなたが身を挺してシャルロット嬢をかばうとは思いませんでした」
とたんに、アイリスの顔から血の気がひいた。
見開かれた両眼は明らかに怯えていて、体が細かく震え出す。
素っ気なくしている相手への気遣いを気づかれて照れている……などという反応ではない。
あまりにも不自然な、それは「恐怖」だった。
「アイリス嬢」
この反応を見るのは二回目だ。
戦場のトラウマに触れた時の傷痍兵に似た反応。
(何を恐れている?)
何が禁忌だ。
考えながら、アガットはアイリスを宥めようと口を開いた──。
そこへ。
「兄上!」
大きな声とともに、人影が納屋に転がり込んできた。
王位継承順位第一位のルチル王子だ。
腕の中でアイリスが息を止める。
絶望した顔で身を縮め、アガットの影に隠れようとした。
「兄上。シャルロット嬢が拐かされ、賊のアジトに襲撃に入ったと聞きました。ご無事ですか」
「──殿下」
さりげなくコートを脱いで、アイリスを隠すように頭からそれをかぶせる。
近づいてきた弟が、それを見て首を傾げた。
「その方は?」
コートの中でアイリスが身を固くする。
(やはり……)
反応から、アイリスがルチルに自分の存在を知られまいとしていることは明白だった。
理由は分からないが、おそらく彼女がかかえている秘密に関わることだろう。
どう答えるべきかと考えているうちに、ルチルが倒れているシャルロットに気づき、飛びついた。
「シャルロット嬢……! ご無事ですか」
「薬を嗅がされて寝ているだけです」
「そうですか……よかった。そちらの方も?」
若葉のような明るい瞳が、再びコートに包まれたアイリスに向く。
視線を感じたのか、アイリスの体が小さく跳ねた。
寝ているという虚言を使えなくなって、仕方なく答える。
「彼女は……シャルロット嬢を守ってくださいました」
ルチルの大きな瞳が大きく見開かれた。
「それはぜひお礼を申し上げたい。お顔を見せてはくださいませんか」
この弟は、良くも悪くも自分の心に正直だ。
何かを察したり、控えたりということがあまりない。
奔放で、自由。だからこそ魅力があるともいえるが……この場合は少し厄介だった。
「お願いです、どうか」
王子の「お願い」は命令だ。
拒むという選択肢はないに等しい。
救いを求めるように、アイリスの手がアガットの騎士服をぎゅう、と掴んだ。
「……殿下。彼女は顔にあざがございます」
「え」
「あまり人には見られたくないと。どうかご遠慮ください」
「そんなこと、気にしません」
真っ直ぐな瞳でルチルが苦肉の言い訳を退ける。
「兄上だっていつも言うでしょう? 人は見た目じゃないって。私もそう思います。どのような容姿でも、シャルロット嬢を守ってくださった心根の尊さは変わりません。私はあなたの勇敢さに感謝申し上げたいのです」
「ルチル」
名前を呼ばれて、ルチルがはっとこちらを見つめた。
家臣としてではなく兄として声をかけられたことに気づいたのだ。
「外見ではなく中身を見ようとするお前の姿勢は正しいが、だからといって望まぬことを強要して良いとうことにはならない。善意を押し付けて彼女から顔を隠す自由を奪うな」
「……はい」
素直に頷いて、しょんぼりとルチルがうなだれる。
無理にコートを剥がされることがないと知って安堵したのか、アイリスが居住まいを正した。
「わがままを通して申し訳ございません。どうか、お気になさらず」
聞き馴染みがあるとでも思ったのか、ルチルがわずかに首を傾げる。
しかし深く追及はせずに、微笑むように言った。
「いいえ。こちらこそ失礼をいたしました。あなたも、シャルロット嬢も無事で良かった」
その場に崩れ落ちそうになるのをなんなく支え、アガットは彼女を覗き込んだ。
顔にかかる菫色の髪をそっと払うと、びく、と肩を震わせる。
見ると口の端が切れていて、痛みに飛び上がったのだと知れた。
──殴られたのか。
ふいに腹の底からなんともいえない苛立ちが這い上がる。
非道な暴力に対する憤り、だけではない。
お気に入りのものを粗末に扱われたような不快感を感じたのだ。
意識して深く息を吐き出すと、アガットは辺りを見回した。
シャルロットは眠らされているのか、穏やかな呼吸を繰り返している。
フードの男やその仲間は騎士団が速やかに拘束していた。
もたついていたのはエニスダを取り囲んだ騎士たちだ。
「助けてください!」
エニスダが騎士の一人にすがりつく。
「すべてアイリスさまの計略です! 私は脅されて……アイリスさまに言われるままシャルロットさまを拐かしてしまいました……! ここについたらアイリスさまがいらっしゃって、シャルロットさまを殺して私にその罪を着せるとおっしゃって……!」
ふとアイリスが小さく笑った気がした。
そういう脚本か、と諦めるように。
「どうかアイリスさまを捕まえてください! あの方はシャルロットさまの敵です」
「なるほど」
一声投げかけると、騎士たちの背筋が伸びた。
声色に混じる苛立ちに気づいたのだろう。
「それであなたは『お父様に褒められる』というわけですね」
「え……」
アガットの言葉にエニスダが動揺する。
「シャルロット嬢を殺したアイリス嬢があなたに目撃されたことを知り絶望して自害、というお話から修正されたわけだ。咄嗟の思いつきにしては悪くないお芝居でした」
微笑んでみせると、反対にエニスダの表情がみるみる強張った。
「御令嬢には馴染みがなかったのかもしれませんが、壁の薄い部屋というのは声が外に漏れるのですよ。秘密の話をするには不向きでしたね」
そもそも、騎士団はエニスダを追ってきたのだ。
行方不明になったシャルロット、アイリスを探す過程で、アガットは川沿いに投げ捨てられた扇を見つけていた。
総レースの扇には見覚えがある。
持ち主の顔を思い浮かべて、アガットはそこに込められた意味を察した。
これは自分に当てられたメッセージだ。
騎士団を呼びに戻れない事情が発生した。
同時に姿を消しているシャルロットに関わることなら……たとえば連れ去られる現場を見た、あるいは一緒に連れ去られたか。
足取りを残せない事情があったと仮定するなら、何かに乗せられた可能性があった。
──舟か。
その可能性に思い至って、アガットは数名の騎士を連れて川沿いを下った。
それらしい舟が乗り捨てられている現場を調べていると、ふいにエニスダを乗せた馬車が通り過ぎるのが見えた。
正確には、メドック家の紋章を刻まれた馬車を目撃したのだ。
それを追ってここまで来たので、話は最初から聞いている。
「……!」
言い逃れできないと察したエニスダが、突然目の前の騎士を突き飛ばした。
隙をついて逃げるつもりだったのだろうが、生憎騎士の体幹は女性に押されたくらいでぐらつくものではない。
攻撃には制圧を。
先ほどまでためらっていた騎士が手早くエニスダを拘束した。
「無礼者! 離しなさい! シエロ王国の蛮族が!」
(これは国際問題になりそうだな)
口汚く罵るエニスダの言葉にうっすらと背景を察して、アガットは深いため息をついた。
下手を打つと戦争になる。
令嬢たちが無事だったのはせめてもの救いだが……。
「立てそうですか?」
同じように考え込んでいたアイリスに声をかけると、はっとして身を引こうとする。
が、胸を押し返そうとする腕に力が入っていないので、これは無理だなと苦笑した。
「私がお連れしましょう。騎士が戻ったらシャルロット嬢と一緒に屋敷までお送りします」
それにしても、と何気なく続ける。
「あなたが身を挺してシャルロット嬢をかばうとは思いませんでした」
とたんに、アイリスの顔から血の気がひいた。
見開かれた両眼は明らかに怯えていて、体が細かく震え出す。
素っ気なくしている相手への気遣いを気づかれて照れている……などという反応ではない。
あまりにも不自然な、それは「恐怖」だった。
「アイリス嬢」
この反応を見るのは二回目だ。
戦場のトラウマに触れた時の傷痍兵に似た反応。
(何を恐れている?)
何が禁忌だ。
考えながら、アガットはアイリスを宥めようと口を開いた──。
そこへ。
「兄上!」
大きな声とともに、人影が納屋に転がり込んできた。
王位継承順位第一位のルチル王子だ。
腕の中でアイリスが息を止める。
絶望した顔で身を縮め、アガットの影に隠れようとした。
「兄上。シャルロット嬢が拐かされ、賊のアジトに襲撃に入ったと聞きました。ご無事ですか」
「──殿下」
さりげなくコートを脱いで、アイリスを隠すように頭からそれをかぶせる。
近づいてきた弟が、それを見て首を傾げた。
「その方は?」
コートの中でアイリスが身を固くする。
(やはり……)
反応から、アイリスがルチルに自分の存在を知られまいとしていることは明白だった。
理由は分からないが、おそらく彼女がかかえている秘密に関わることだろう。
どう答えるべきかと考えているうちに、ルチルが倒れているシャルロットに気づき、飛びついた。
「シャルロット嬢……! ご無事ですか」
「薬を嗅がされて寝ているだけです」
「そうですか……よかった。そちらの方も?」
若葉のような明るい瞳が、再びコートに包まれたアイリスに向く。
視線を感じたのか、アイリスの体が小さく跳ねた。
寝ているという虚言を使えなくなって、仕方なく答える。
「彼女は……シャルロット嬢を守ってくださいました」
ルチルの大きな瞳が大きく見開かれた。
「それはぜひお礼を申し上げたい。お顔を見せてはくださいませんか」
この弟は、良くも悪くも自分の心に正直だ。
何かを察したり、控えたりということがあまりない。
奔放で、自由。だからこそ魅力があるともいえるが……この場合は少し厄介だった。
「お願いです、どうか」
王子の「お願い」は命令だ。
拒むという選択肢はないに等しい。
救いを求めるように、アイリスの手がアガットの騎士服をぎゅう、と掴んだ。
「……殿下。彼女は顔にあざがございます」
「え」
「あまり人には見られたくないと。どうかご遠慮ください」
「そんなこと、気にしません」
真っ直ぐな瞳でルチルが苦肉の言い訳を退ける。
「兄上だっていつも言うでしょう? 人は見た目じゃないって。私もそう思います。どのような容姿でも、シャルロット嬢を守ってくださった心根の尊さは変わりません。私はあなたの勇敢さに感謝申し上げたいのです」
「ルチル」
名前を呼ばれて、ルチルがはっとこちらを見つめた。
家臣としてではなく兄として声をかけられたことに気づいたのだ。
「外見ではなく中身を見ようとするお前の姿勢は正しいが、だからといって望まぬことを強要して良いとうことにはならない。善意を押し付けて彼女から顔を隠す自由を奪うな」
「……はい」
素直に頷いて、しょんぼりとルチルがうなだれる。
無理にコートを剥がされることがないと知って安堵したのか、アイリスが居住まいを正した。
「わがままを通して申し訳ございません。どうか、お気になさらず」
聞き馴染みがあるとでも思ったのか、ルチルがわずかに首を傾げる。
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