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1話 婚約破棄を告げられました。10点の少年は身の程を知らないようです→すぐにざまぁ死します(笑)
しおりを挟む「マナリア、お前との婚約は当然破棄だ」
幼い頃から愛していた婚約者ネドンに婚約破棄を告げられました。
「はぁ?」
思わず呆れの言葉が出てしまう。
何故愛し合う2人が婚約破棄しなければならないのか。
「正統な理由を言って貰えるかしら」
正統な理由があってもなくても関係ないけれど。
賠償金が欲しいわけでもないし。
「両親と妹を殺害した者と婚約者でいられるわけがないだろう」
えっ、ちょっと待って。何を言っているの。
「私が両親と妹を殺しただなんてっ」
何を言っているのか分からない。
あまりにも無理のある冤罪ふっかけに呆れて口が開かない。
私はネドンの事を愛している。
でも、彼は馬鹿なのだ。
幼い頃から彼と話しているとあまりの馬鹿さに頭が痛くなっていた。
愛があるから大丈夫だなんて思っていたけれど、ここまで馬鹿だと
今後の2人の夫婦生活が不安になってくる。
どちらかが死ぬまで私は頭痛に悩まされるのでしょう。
それを愛ゆえの痛みと幸せに思えるかというと、不安です。
ああ、私今婚約破棄を告げられてるんだっけ。
そう思うと、婚約破棄もありかもしれないわね。
愛は愛、でも愛だけでは生きて行けない。
点数で評価すればネドンは40点。
あ、愛してる私からの評価よ。
他人からしたら10点ぐらいじゃないかしら(笑)
婚約破棄を受けるにしても受けないにしても冤罪で処刑されるなんて回避しなければならない。
「何を根拠にそんな事言っているのかしら」
「お前、馬鹿なの」
!馬鹿って馬鹿だから自分が馬鹿だと気付かないんでしょうね。
そして人の事が馬鹿に思えてしまうと、馬鹿だから。
愛するネドンがそんな馬鹿なのは悲しい事です。
「母の切断した首持ってて、父と妹の遺体が転がっている。
これで言い逃れが出来るんなら、してくれよ」
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