公爵令嬢で超聖女の私が婚約破棄超聖女剥奪国外追放されたら国が滅んだので、国を出て自由に生きます。モフモフなもふ君も一緒だから寂しくないもん

甘いからあげ

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婚約破棄超聖女の称号剥奪国外追放ですか。私が超聖女を辞めればこの国滅るけれど、何を言っても無駄のようですね

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 国民全員で仕事を休み、盛大で賑やかな者も厳かな雰囲気も醸し出す者も多い祭りの最中、
婚約者で王のコンラートが私に告げた。
 「ニーナ、お前との婚約破棄をする」
 婚約破棄をされそうな予感はしていた。
悲しいがそれ程驚きはしなかった。祭りの準備で賑わう時、いよいよかと思っていた。
 「公爵令嬢の私を婚約なんて、貴方と国の信頼に関わるわよ」
 「構いはしない」
 その言葉を発する婚約者の王は強い意思と決断を力強く主張してくる。
 婚約破棄に関して何を言っても無駄のようだ。
 「国民の総意で、お前から超聖女の称号を剥奪し国外追放する事にした。祭りが終わるまでに出て行ってくれ」
 「超聖女なんて嘘っぱちじゃないか」
 「出て行け。聖女なんて必要ない」「何が聖女よ。何も守れなかった癖に偉そうに」
 「誰のせいで前国王陛下と王妃が死んだと思ってるんだ」
 「お前が無能聖女だからお二人は亡くなったんだ」
 「人殺し」「よくお前だけのうのうと生きてられるな」
 国民に投げつけられた名産トマトが顔にぶつかる。
この国の名産トマトが大好きだったので食べてみると当然おいしかったのでもっと投げてくれてもいい。
 「このトマト美味しい」
もっと投げろというような挑発的な態度で周囲に聞こえるように言う。
 「この野郎、悪びれもせず抜かしやがる」「そんなにトマトが欲しいならくれてやる」
 「もっとぶつけろ」「弾よこせ」「あいよ、あんた」「パパ箱事投げちゃうぞー」「全部投げちゃえ」
「今日はニーナちゃんにトマトを投げても良い日なんだよ」
子供達が楽しそうにトマトを投げつけてくる。
でも私の淑子(よしこ)にぶつけるのはやめて。
 私は大量に投げつけられたトマトを全部食べる。
 全身トマトでぐっちょぐちょだ。
 「もうトマトは十分食べたし、当分このトマト食べられなくてもいいかな」
超聖女の仕事は疲れるし、今はもう魔力の使い過ぎで過労死するんじゃないかと思っていた。
超聖女剥奪も丁度よかったかもしれない。このままブラック国でブラック労働して死ぬなら、
無職になって自由に暮らした方がよっぽど良い。無職万歳。これからの私はどこにでも行けるし
好きなだけ寝ていられるし元婚約者のコンラートよりもっと素敵な殿方との出会いがあるかもしれない。
 私は荷物を纏めに部屋に戻るが、持っていきたい者がいっぱいですぐには荷造りは終わらなかった。
 婚約式で着たドレスを見ると、『お前、まだ婚約式だぞ』と言うお父様と涙ぐむお母様を思い出す。
自称病弱で私の物をなんでも欲しがる妹が『お姉ちゃんが婚約式で着るドレスが欲しい』なんて我儘を言って
両親を困らせていた。
 『結婚式が終わったらあげるわよ。まだ小さいけれど、貴方の結婚式に来て頂戴』と
妹と約束したのだ。
結婚式のドレスは持っていかなければならない。
 このドレス着るの楽しみだったな。コンラートは結婚式用のスーツなんて興味なさそうだった。
 『こんなのなんでもいいよ』『あら、どうして。一生に一度の晴れ舞台よ』
 『男が女みたいに結婚式の衣装を楽しみにしてたら威厳がないだろ。まして俺は第一王子だ。
もっと内から出る風格や威厳をだな』
 『そんなことないわよ。男の子だって結婚式のスーツで悩んだり楽しみにしていいのよ』
 『どうせすぐ脱ぐんだからこんな物前座さ。余興さ。実に下らない。早く終わらせるぞ』
 『それもそうね』
そう言って2人で笑っていた。
 コンラートの逞しく鍛えられた硬い体が楽しみだった。
2人ともセックスを楽しみにしていたのに、処女の12歳を前にして婚約破棄なんて
ホモなのか。熟女専なのか。非処女坊なのか。
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