26 / 57
第3章 太陽の塔との別れ
第25話 絶対絶命?問題
しおりを挟む
「離せ! 離せ! 離せ!!」
首元に突きつけられた短剣など関係なかった。おれがもがく度に、その刃先がおれの首に食い込んでいく。けれども、そんなことは関係なかったのだ。
おれは必死にモデスティの拘束を解こうと、からだをばたつかせた。
(サブライム。サブライム。サブライム。サブライム!)
地面に倒れ込んだサブライムの周囲に血だまりができていた。カースは肩を竦めた。
「なんともあっけないものだな。——モデスティ。黒猫をこちらに」
カースはモデスティに向かって手を差し出した。
「カース様」
モデスティは腕の力を緩めたかと思うと、おれの背を押した。おれはカースの元へは行かず、サブライムのところにしゃがみこんだ。
「サブライム……。ねえ、返事をして。ねえってば。サブライム!」
彼の瞼は閉じられていた。頬に触れてみても、微動だにしないサブライムに、嗚咽が漏れた。
「そんな惨めな姿を見せるな。音。さあ、そんな男は放っておいて、おれの手を取れ」
カースは更に手を差し出してくる。
(そんな。なんで。こんなことに——。ねえ。サブライム。おれはただの歌姫の器。そうでしょう? おれが歌姫の魂を覚醒させればいいだけだったのに——)
——なんでこんな危ない場所に、一緒に来たの?
『おれはお前が好きだ——』
サブライムのあの時の言葉は真実だったのではないか。おれは彼の言葉を疑った。エピタフの言葉や、王宮の空気ばかりを信じようとした。馬鹿だった。彼はこんなにも、おれのことを大事に思ってくれていて、そして危険を冒してまで、おれを守ろうとしてくれていたというのに。
(おれはサブライムの気持ちを疑った——)
「さあ、来い」
カースの手がおれの肩にかかった。
「いけません! 凛空! しっかりするのです!」
エピタフの声が耳をついた。彼は傷だらけだった。ラリとの攻防で、白い外套はあちこち破れ、そして血に染まっていた。
「この塔へ足を踏み入れるなと忠告したはずだぞ。エピタフ」
モデスティは笑った。
「この災厄はお前のせいだ。神聖なる塔に、獣人が足を踏み入れた結果が、これだ——」
「獣人たちは忌まわしい存在ではありません! 災厄の原因はお前たちの方です!」
エピタフは地面を蹴ったかと思うと、おれのすぐそばに着地した。
「エピタフ。サブライムが、サブライムが」
「わかっています。わかっていますから——」
エピタフはおれの頭を撫でた。まるでじいさんみたいだった。あの夜。おれを助けるために命を懸けたじいさんみたい。
「魔法の使えぬお前になにができる? お前の主は死んだ——。お前がその黒猫を守る義理はなかろう。命だけは助けてやる。ラリがお前を欲しがっているからな」
「渡しません。私は——。祖父が命を賭して守ったこの子を。今度は私が守るのです」
(エピタフ……)
アフェクションはモデスティに切りかかった。
「エピタフ様!」
絶望的状況だった。しかし彼らは希望を捨てない。ラリは紫の炎を使い、騎士団たちを後退させようと試みるが、彼らは一歩も引くことはしなかった。魔法使いたちも、武器を手に必死に立ち向かっていた。
エピタフも長剣を拾い上げて、ラリに切りかかる。王宮騎士団のほうが数は上回っていた。彼らはサブライムの仇でも取るかの如く、果敢に敵に挑んでいた。その気迫は凄まじい。カース、ラリ、モデスティは後退を余儀なくさせられた。だが——戦況は一変した。
ラリと剣を交えていたエピタフの元に立ち現れたカースは、あっという間にエピタフを捕まえて、地面に叩きつけた。更に手にしていた藤色の剣をエピタフの右手の平に突き立てたのだ。
「エピタフ!」
騎士たちはそこで動きを止めた。
「動くなよ。お前たちの大事な魔法大臣の命が惜しくはないか」
カースは再び藤色の剣を具現化すると、周囲を脅す。
「攻撃やめい」
アフェクションの声に、騎士たちはその場で剣を構えたまま動きを止めた。
「なにをしているのです。アフェクション! 私のことは構いません」
「しかし——エピタフ様……」
エピタフはただカースを睨みつけている。こんな状況にあっても、彼は孤高の魔法使い——。
「その目だ。お前たち一族は、遥か昔から、おれを拒絶する。憎きリガードの孫よ」
「カース。愚かなる者。そんなにも世界が、そして我が一族が憎いか——」
「そうだ。私は憎い。全てが——憎いのだ!」
カースの手に藤色の剣が再び現れたかと思うと、それを今度は、エピタフの反対の手の平に突き立てた。
エピタフは悲鳴を堪えて息を飲んだ。
「カース様。約束が違いますぞ。その白兎は私がいただく約束です」
ラリは不満気に声を上げるが、カースはまるで無視だ。
おれはエピタフの元に駆け寄って、カースからかばうように彼に覆いかぶさった。しっぽは恐怖で膨れ上がり、毛が逆立っていた。
見上げたそこには、頭から垂れ下がっている漆黒の布の下から白い仮面が覗いている。彼の素顔は仮面で覆い隠されていた。それはまるで死神の仮面みたいだった。くりぬかれた穴から見える双眸は白縹色。おれはじっとその瞳を見返す。
「エピタフは関係ないだろう? 用があるのはおれじゃない。ねえ、カース! もう止めてよ! みんなを傷つけることを止めて!」
カースは口元に指を当て、にやりと笑う。彼の手には、もう一本の剣が出現した。
「ならば選べ。この者の命を助けたければ、おれと伴に来い」
モデスティがやってきて、おれの首根っこを掴んだかと思うと、エピタフから引き離す。両手足をばたつかせてみても、それはびくともしなかった。
「離せ! なんなんだよ!」
「うるさいガキだ。口を封じて連れていきましょう」
「それがいい。カース様。この者の意志など関係ないではないですか。歌姫の魂が蘇れば、どうせ消える魂だ」
「それもそうだな——」
カースはそう言ったかと思うと、更に三本目の剣をエピタフの腹部に突き立てる。エピタフのからだが跳ね上がった。
「エピタフ!!」
彼の口から血が溢れる。
「なんで——。なんでそんなことを……」
「おれを選ばぬからだ。音。さあ、おれの手を取れ。この者を救いたければ、お前が命乞いをしろ。おれの前に跪いて許しを請え——」
こんな状況になっても、泣き叫ぶことのないエピタフ。それとは真逆で、おれはなんと情けないのだろうか。泣いて、騒いで。なにも決められない。こんな危機的状況にあっても、どこかで誰かが助けてくれるのではないかという甘い考えが頭をもたげるのだから、救いようがない。
「おれは魔法省の一族が嫌いでね。こうしていたぶってやりたかったのだ。ラリには悪いが。お前はここで死んでもらう」
カースは冷酷な瞳でエピタフを見下ろしていた。
「救いはない。助けはこない。お前にそんな力はないのだ——」
「殺せ——。凛空はお前などに媚びへつらわない。凛空は誇り高き猫族の子。私が死んでも、凛空が生きていればこの世は救われる」
「本気で死にたいらしい——」
カースは藤色の剣を振り下ろした。
エピタフのからだに、その剣が突き刺さることを想像していたおれは、もう見ていられない、とばかりに目をぎゅっと瞑った。しかし剣と剣がぶつかる音が耳を劈く。
そろそろと目を開けると、そこにはなんと。じいさんを助けてくれたあの鳩伯爵——ハルファスがカースの剣を受け止めて、すっくと立っていたのだ。
首元に突きつけられた短剣など関係なかった。おれがもがく度に、その刃先がおれの首に食い込んでいく。けれども、そんなことは関係なかったのだ。
おれは必死にモデスティの拘束を解こうと、からだをばたつかせた。
(サブライム。サブライム。サブライム。サブライム!)
地面に倒れ込んだサブライムの周囲に血だまりができていた。カースは肩を竦めた。
「なんともあっけないものだな。——モデスティ。黒猫をこちらに」
カースはモデスティに向かって手を差し出した。
「カース様」
モデスティは腕の力を緩めたかと思うと、おれの背を押した。おれはカースの元へは行かず、サブライムのところにしゃがみこんだ。
「サブライム……。ねえ、返事をして。ねえってば。サブライム!」
彼の瞼は閉じられていた。頬に触れてみても、微動だにしないサブライムに、嗚咽が漏れた。
「そんな惨めな姿を見せるな。音。さあ、そんな男は放っておいて、おれの手を取れ」
カースは更に手を差し出してくる。
(そんな。なんで。こんなことに——。ねえ。サブライム。おれはただの歌姫の器。そうでしょう? おれが歌姫の魂を覚醒させればいいだけだったのに——)
——なんでこんな危ない場所に、一緒に来たの?
『おれはお前が好きだ——』
サブライムのあの時の言葉は真実だったのではないか。おれは彼の言葉を疑った。エピタフの言葉や、王宮の空気ばかりを信じようとした。馬鹿だった。彼はこんなにも、おれのことを大事に思ってくれていて、そして危険を冒してまで、おれを守ろうとしてくれていたというのに。
(おれはサブライムの気持ちを疑った——)
「さあ、来い」
カースの手がおれの肩にかかった。
「いけません! 凛空! しっかりするのです!」
エピタフの声が耳をついた。彼は傷だらけだった。ラリとの攻防で、白い外套はあちこち破れ、そして血に染まっていた。
「この塔へ足を踏み入れるなと忠告したはずだぞ。エピタフ」
モデスティは笑った。
「この災厄はお前のせいだ。神聖なる塔に、獣人が足を踏み入れた結果が、これだ——」
「獣人たちは忌まわしい存在ではありません! 災厄の原因はお前たちの方です!」
エピタフは地面を蹴ったかと思うと、おれのすぐそばに着地した。
「エピタフ。サブライムが、サブライムが」
「わかっています。わかっていますから——」
エピタフはおれの頭を撫でた。まるでじいさんみたいだった。あの夜。おれを助けるために命を懸けたじいさんみたい。
「魔法の使えぬお前になにができる? お前の主は死んだ——。お前がその黒猫を守る義理はなかろう。命だけは助けてやる。ラリがお前を欲しがっているからな」
「渡しません。私は——。祖父が命を賭して守ったこの子を。今度は私が守るのです」
(エピタフ……)
アフェクションはモデスティに切りかかった。
「エピタフ様!」
絶望的状況だった。しかし彼らは希望を捨てない。ラリは紫の炎を使い、騎士団たちを後退させようと試みるが、彼らは一歩も引くことはしなかった。魔法使いたちも、武器を手に必死に立ち向かっていた。
エピタフも長剣を拾い上げて、ラリに切りかかる。王宮騎士団のほうが数は上回っていた。彼らはサブライムの仇でも取るかの如く、果敢に敵に挑んでいた。その気迫は凄まじい。カース、ラリ、モデスティは後退を余儀なくさせられた。だが——戦況は一変した。
ラリと剣を交えていたエピタフの元に立ち現れたカースは、あっという間にエピタフを捕まえて、地面に叩きつけた。更に手にしていた藤色の剣をエピタフの右手の平に突き立てたのだ。
「エピタフ!」
騎士たちはそこで動きを止めた。
「動くなよ。お前たちの大事な魔法大臣の命が惜しくはないか」
カースは再び藤色の剣を具現化すると、周囲を脅す。
「攻撃やめい」
アフェクションの声に、騎士たちはその場で剣を構えたまま動きを止めた。
「なにをしているのです。アフェクション! 私のことは構いません」
「しかし——エピタフ様……」
エピタフはただカースを睨みつけている。こんな状況にあっても、彼は孤高の魔法使い——。
「その目だ。お前たち一族は、遥か昔から、おれを拒絶する。憎きリガードの孫よ」
「カース。愚かなる者。そんなにも世界が、そして我が一族が憎いか——」
「そうだ。私は憎い。全てが——憎いのだ!」
カースの手に藤色の剣が再び現れたかと思うと、それを今度は、エピタフの反対の手の平に突き立てた。
エピタフは悲鳴を堪えて息を飲んだ。
「カース様。約束が違いますぞ。その白兎は私がいただく約束です」
ラリは不満気に声を上げるが、カースはまるで無視だ。
おれはエピタフの元に駆け寄って、カースからかばうように彼に覆いかぶさった。しっぽは恐怖で膨れ上がり、毛が逆立っていた。
見上げたそこには、頭から垂れ下がっている漆黒の布の下から白い仮面が覗いている。彼の素顔は仮面で覆い隠されていた。それはまるで死神の仮面みたいだった。くりぬかれた穴から見える双眸は白縹色。おれはじっとその瞳を見返す。
「エピタフは関係ないだろう? 用があるのはおれじゃない。ねえ、カース! もう止めてよ! みんなを傷つけることを止めて!」
カースは口元に指を当て、にやりと笑う。彼の手には、もう一本の剣が出現した。
「ならば選べ。この者の命を助けたければ、おれと伴に来い」
モデスティがやってきて、おれの首根っこを掴んだかと思うと、エピタフから引き離す。両手足をばたつかせてみても、それはびくともしなかった。
「離せ! なんなんだよ!」
「うるさいガキだ。口を封じて連れていきましょう」
「それがいい。カース様。この者の意志など関係ないではないですか。歌姫の魂が蘇れば、どうせ消える魂だ」
「それもそうだな——」
カースはそう言ったかと思うと、更に三本目の剣をエピタフの腹部に突き立てる。エピタフのからだが跳ね上がった。
「エピタフ!!」
彼の口から血が溢れる。
「なんで——。なんでそんなことを……」
「おれを選ばぬからだ。音。さあ、おれの手を取れ。この者を救いたければ、お前が命乞いをしろ。おれの前に跪いて許しを請え——」
こんな状況になっても、泣き叫ぶことのないエピタフ。それとは真逆で、おれはなんと情けないのだろうか。泣いて、騒いで。なにも決められない。こんな危機的状況にあっても、どこかで誰かが助けてくれるのではないかという甘い考えが頭をもたげるのだから、救いようがない。
「おれは魔法省の一族が嫌いでね。こうしていたぶってやりたかったのだ。ラリには悪いが。お前はここで死んでもらう」
カースは冷酷な瞳でエピタフを見下ろしていた。
「救いはない。助けはこない。お前にそんな力はないのだ——」
「殺せ——。凛空はお前などに媚びへつらわない。凛空は誇り高き猫族の子。私が死んでも、凛空が生きていればこの世は救われる」
「本気で死にたいらしい——」
カースは藤色の剣を振り下ろした。
エピタフのからだに、その剣が突き刺さることを想像していたおれは、もう見ていられない、とばかりに目をぎゅっと瞑った。しかし剣と剣がぶつかる音が耳を劈く。
そろそろと目を開けると、そこにはなんと。じいさんを助けてくれたあの鳩伯爵——ハルファスがカースの剣を受け止めて、すっくと立っていたのだ。
1
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。
はぴねこ
BL
高校生の頃、片想いの親友に告白した。
彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。
もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。
彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。
そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。
同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。
あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。
そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。
「俺もそろそろ恋愛したい」
親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。
不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜
中山(ほ)
BL
「ルイン、少し口開けてみて」
仕事終わりの静かな執務室。
差し入れの食事と、ポーションの瓶。
信頼していた従兄のトロンに誘われるまま、
ルインは「大人の相性確認」を始めることになる。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる