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ガールズ・ミーツ・ガールズ2(瓜五つな出会い)
初めてお会いした方
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「私が誰だか判らないって── 本気で言ってる!?」
今にも感情を爆破させそうな勢いで数歩踏み出す、亜夜さんのそっくりさん。
その分香夜さんは、後ろに下がりました。
「は、はい。何分、初めてお会いした方なので」
「もしかして、あなたはサーでもナーでもないの?」
「残念ながら」
ふたりは、これ以上何を言って良いのか判らなくなります。
そこに、脳天な声が近づいてきました。
「おまたせー」
小走りだった亜夜さんは、少し離れた場所で立ち止まります。
「え?! 香夜ちゃん、何か ふたりに増えてない!?」
ショッピングセンターの通路にあるベンチ前に揃った、全く同じ容姿の3人。
結果的に、左右を全く同じ容姿なふたりに挟まれた亜夜さんのそっくりさんは、何回か口をパクパクした後、亜夜さんに向かって声を絞り出します。
「あなたはサー? それともナー??」
「私は、アーさん。」
そして3人は、<三すくみ>状態になりました。
今にも感情を爆破させそうな勢いで数歩踏み出す、亜夜さんのそっくりさん。
その分香夜さんは、後ろに下がりました。
「は、はい。何分、初めてお会いした方なので」
「もしかして、あなたはサーでもナーでもないの?」
「残念ながら」
ふたりは、これ以上何を言って良いのか判らなくなります。
そこに、脳天な声が近づいてきました。
「おまたせー」
小走りだった亜夜さんは、少し離れた場所で立ち止まります。
「え?! 香夜ちゃん、何か ふたりに増えてない!?」
ショッピングセンターの通路にあるベンチ前に揃った、全く同じ容姿の3人。
結果的に、左右を全く同じ容姿なふたりに挟まれた亜夜さんのそっくりさんは、何回か口をパクパクした後、亜夜さんに向かって声を絞り出します。
「あなたはサー? それともナー??」
「私は、アーさん。」
そして3人は、<三すくみ>状態になりました。
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