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番外編-3
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しおりを挟む――――なんてね!!
私はそんなに物分りよくないし!!
バカだから頭いい人の考えてることなんてわかんないし!!!
私はポケットからケータイを取り出すと、ピッピッとかけ慣れた番号を表示させ、最後にピッともう一回ボタンを押す。
「?何をして」
「あ、吉哉さん!?大変なの!今お義父さんと一緒なんだけど…」
「やめなさい!」
お義父さんは思っていた通り慌てて私のケータイを取りにかかった。
「ああっ、何するんですかっっ」
ブツッ…
「あら、切れちゃった。何だか誤解されちゃったかな?」
「~!!、君…」
凄まれた私は一瞬怯んだが、すぐに体制を立て直して叫んだ。
「私だったら!
…知りたいと思います。
なんで誤解されたまますれ違うのが一番いい方法なのかわかりません。
私だって、最初は吉哉さんに嫌われてると思ってました。
愛情なんて全然見えなくて無関心で。
でもそれが誤解だってわかって、お互いの気持ちを伝え合って…
今はとってもとっても幸せです。
吉哉さんとお義父さんの件も同じことじゃないですか?
大体、貴方はそれで満足なんですか?
だったらなんで渡せもしないプレゼントなんて今までとっておいたんです?
渡す気がないなら捨てればいい。
『いつか渡せたら』
『いつか気持ちが通じたら』
そう思ってとっておいたんじゃないんですか?
だったらそれは…」
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