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揺らぎ
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抜け殻。
そんな表現がぴったりだと思った。
それでも時間はお構い無しに回って。
また朝が来る。
カーテンを開けると差し込む朝日。
昨日は眠ったのか眠れていなかったのかもよく分からない。
自分が今眠いのかも、寒いのかも、お腹が空いているかさえも。
長めに吐いた息は白く色づき、空気に溶けていった。
俺はまた、これからこんな機械みたいな毎日を繰り返すんだな。
そう思っていた。
退屈な授業。
先生から発せられる呪文のような言葉は俺の耳には入らず、右から左へと抜けていく。
こんなとこ、とっくに終わってるし。
高校でやる授業なんて、本当はもうほとんど終わってる。
小学生の頃みたいに友達がいないわけではない。
話をしたり、遊びに行く友人もいる。
でも、それほど深く関われるような親しい友人はいない。
結局、俺は何も変わっていなかったのかもしれない。
高校へ来ること自体、無意味だ。
それでも、サボるわけにはいかないからこうして体だけ置いている。
何時間かして、やっと学校が終わった。
あとはまた帰って勉強をするだけ…。
「…嘘だろ」
外へ出るとすぐに目に飛び込んできたのは、ふわりと揺れる丈の長いスカート。
見覚えのあるセーラー服。
「…鈴原さん」
俺の声にくるりと振り返ると、スカートが風を含んで一層揺れた。
「えへへ、今日はちゃんと自分の制服着てきましたよ!」
「なんでいるの…」
頭に浮かぶのは昨日の悲しそうな顔。
『サイテーだね』
そう言われた彼女の顔は悲しそうに固まった。
サイテーなのは…俺なのに。
そんな表現がぴったりだと思った。
それでも時間はお構い無しに回って。
また朝が来る。
カーテンを開けると差し込む朝日。
昨日は眠ったのか眠れていなかったのかもよく分からない。
自分が今眠いのかも、寒いのかも、お腹が空いているかさえも。
長めに吐いた息は白く色づき、空気に溶けていった。
俺はまた、これからこんな機械みたいな毎日を繰り返すんだな。
そう思っていた。
退屈な授業。
先生から発せられる呪文のような言葉は俺の耳には入らず、右から左へと抜けていく。
こんなとこ、とっくに終わってるし。
高校でやる授業なんて、本当はもうほとんど終わってる。
小学生の頃みたいに友達がいないわけではない。
話をしたり、遊びに行く友人もいる。
でも、それほど深く関われるような親しい友人はいない。
結局、俺は何も変わっていなかったのかもしれない。
高校へ来ること自体、無意味だ。
それでも、サボるわけにはいかないからこうして体だけ置いている。
何時間かして、やっと学校が終わった。
あとはまた帰って勉強をするだけ…。
「…嘘だろ」
外へ出るとすぐに目に飛び込んできたのは、ふわりと揺れる丈の長いスカート。
見覚えのあるセーラー服。
「…鈴原さん」
俺の声にくるりと振り返ると、スカートが風を含んで一層揺れた。
「えへへ、今日はちゃんと自分の制服着てきましたよ!」
「なんでいるの…」
頭に浮かぶのは昨日の悲しそうな顔。
『サイテーだね』
そう言われた彼女の顔は悲しそうに固まった。
サイテーなのは…俺なのに。
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