素直になれなくて-吉哉の場合-

吉野ゆき

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プロポーズ

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「なんてね。
ほんとは全部知ってます。
大倉さんから聞いてますから。
よかったですね、

真・由・さん」


耳元で真由の名前を囁かれ、昨日の真由をまた思い出した。


「うっわ~、重症ですね…」


うん、自分でもわかる。
今俺超真っ赤。
言われたとおり重症だ。


「まだ再会しただけで付き合うって話になったわけでもないのに」

「鈴原、だんだん大倉に似てきたな。
いいんだよ、近くにいれるだけで全然違う」

「あ、落ち込むかと思ったけど大丈夫そうですね」

「ああ、次こそヘタレは卒業だ」

「そうですか。
振られたら慰めてあげますよ」

「冗談だろ。大倉に殺されるよ」


鈴原は聞きながらふふっと笑っている。



「鈴原」

「ハイ?」

「…ありがとな」

鈴原はニッコリと笑って「ハイ」と返事をして給湯室を出て行った。


さて、どう告白するか。

俺の場合、余計なことを考えるより行動したほうが吉だな。
考えすぎて逃げてしまいそうになるし。


とりあえず、逢いに行く。
話はそれからだ!
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