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食事を終えて食器を洗っていると、後ろから声がした。
「買い物。何時に行く?」
「!!」
話しかけられた!
しかも、買い物一緒に行ってくれるんだ!?
吉哉さんは今日はお休み。
だけど買い物に着いてきてくれるなんて思わなかったから、私はすごく喜んだ。
でも、返事をしようと振り返ると、そんな喜び吹き飛んだ。
眉間にシワを寄せて、明らかに嫌そう。
嬉しかったのに。
「…いいですよ。吉哉さん疲れてるだろうし、私1人で」
努めて明るく言ってみた。
「最初だし量が多くなるだろう?」
その言葉に私は少し考える。
確かに1回じゃすまないだろう。
車の運転も出来ない自分がイヤになる。
でも―
「大丈夫です」
私は言い張った。
だって、嫌々なんて着いてきてもらいたくない。
少し言い方冷たかったかな?
なんて反省するんじゃなかった。
聞こえてきたのは
はぁ…
小さなため息。
そして、耳を疑うような言葉。
「世間体が悪いだろう」
―――――――――は?
今、なんて?
世間体…?
つまり?
私が重い荷物を持って独りで歩いていると、世間体が悪いと?
夫は車も出してくれないのかと思われてしまう。
だから嫌でもついて行って、外見上は仲のいい夫婦を装うってこと?
忘れてた。
吉哉さんにとっては最初からそれが目的。
私達の契約
『偽装契約婚』
私が怒るのは筋違い。
歩み寄りなんて必要ない。
与えられた役割をこなせばいい。
そういうことなんだ。
私は何を勘違いしていたんだろう。
私達の間に愛なんてないのに。
これまでも、
これからも―――。
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確かに1回じゃすまないだろう。
車の運転も出来ない自分がイヤになる。
でも―
「大丈夫です」
私は言い張った。
だって、嫌々なんて着いてきてもらいたくない。
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なんて反省するんじゃなかった。
聞こえてきたのは
はぁ…
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そして、耳を疑うような言葉。
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今、なんて?
世間体…?
つまり?
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これまでも、
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