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バタンッ
私は無表情のまま車に乗り込む。
とりあえず、家具は必要な物は一通り揃ってるから、雑貨など。
「好きに選べ」
店に降ろされると、そう一言。
「ありがとう」
嫌みなくらいニッコリと笑って返事をし、店に入る。
こうなったら思いっ切り高いの買って贅沢してやろうじゃん!
そっちの目的が世間体なら私の目的はお金よ!
不機嫌オーラを出しながら店内を大股で歩く。
ピタッ。
足が止まる。
「かわいい…」
私の目の前にはペアのマグカップ。
シンプルな温かみのあるマグカップで、四つ葉のクローバーが入っている。
いいな、欲しいな…。
結婚したら、お気に入りのカップで食後のコーヒーを2人でまったりしながら飲む。
そういうの理想だったな。
でも買わない。
だって相手が吉哉さんじゃ買う意味がない。
私は再び足を進めた。
たくさんの荷物をカートにのせ、お店を出た。
もちろんマグカップは買っていない。
カートに乗り切らなかった分の荷物を両手で持っていたら
「貸せ」
上から低い声が降ってきた。
これくらい自分で持てるし。
自分カート押してるじゃん。
無言のまま渡そうとしなかった私の腕から、袋に入った荷物を奪った。
「…っ」
私は足を止め、重かった荷物を平然と腕に下げながらカートを押す吉哉さんの背中を見た。
お礼なんか言わない。
だってどうせこれは優しさからくる行動じゃない。
ただの義務だから――。
私は無表情のまま車に乗り込む。
とりあえず、家具は必要な物は一通り揃ってるから、雑貨など。
「好きに選べ」
店に降ろされると、そう一言。
「ありがとう」
嫌みなくらいニッコリと笑って返事をし、店に入る。
こうなったら思いっ切り高いの買って贅沢してやろうじゃん!
そっちの目的が世間体なら私の目的はお金よ!
不機嫌オーラを出しながら店内を大股で歩く。
ピタッ。
足が止まる。
「かわいい…」
私の目の前にはペアのマグカップ。
シンプルな温かみのあるマグカップで、四つ葉のクローバーが入っている。
いいな、欲しいな…。
結婚したら、お気に入りのカップで食後のコーヒーを2人でまったりしながら飲む。
そういうの理想だったな。
でも買わない。
だって相手が吉哉さんじゃ買う意味がない。
私は再び足を進めた。
たくさんの荷物をカートにのせ、お店を出た。
もちろんマグカップは買っていない。
カートに乗り切らなかった分の荷物を両手で持っていたら
「貸せ」
上から低い声が降ってきた。
これくらい自分で持てるし。
自分カート押してるじゃん。
無言のまま渡そうとしなかった私の腕から、袋に入った荷物を奪った。
「…っ」
私は足を止め、重かった荷物を平然と腕に下げながらカートを押す吉哉さんの背中を見た。
お礼なんか言わない。
だってどうせこれは優しさからくる行動じゃない。
ただの義務だから――。
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