素直になれなくて

吉野ゆき

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告白

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退院の日。

先生方に挨拶をし、2人で家に向かう。

タクシーの中で、私の心臓はドキドキしっぱなしだった。

今日こそ言うって決めたから。


家につくと

「たった数日なのになんだか懐かしいな…」

と吉哉さんが零す。



吉哉さんも事故に遭ってからなんだか変わった気がする。

前はこんな感傷に浸るようなことなんてなかった。
あっても、表になんか出さなかっただろう。


退院の日。

先生方に挨拶をし、2人で家に向かう。

タクシーの中で、私の心臓はドキドキしっぱなしだった。

今日こそ言うって決めたから。


家につくと

「たった数日なのになんだか懐かしいな…」

と吉哉さんが零す。



吉哉さんも事故に遭ってからなんだか変わった気がする。

前はこんな感傷に浸るようなことなんてなかった。
あっても、表になんか出さなかっただろう。


「何?」

吉哉さんはくるりと振り返って私を見る。


あれ?なんか機嫌悪くなってる?


「あの、えっと…」

しどろもどろになりながらなんとか話そうとする。
でも返ってくるのは冷たい言葉。


「何もないなら行くけど」

吉哉さんは扉の方へ向き直す。


「待って!大事な…話が…」


吉哉さんはこっちを見ないまま、大きなため息をはいて言った。




「聞きたくない」
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