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第八話・訪問客2
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夫の四十九日を終えてからの訪問客は、少しばかり賑やかだった。まるで新築祝いにでも駆け付けてきたかのように、自宅の内装を興味津々と眺めて、口々に勝手な感想を述べながら遠慮なく玄関の中へと入ってくる。
彼らが畏まった黒い装いでなければ、ただ遊びに来ただけと勘違いしてしまいそうになる。
お昼寝が終わる時間に合わせて来て貰ったおかげで、陽太は人見知りすることも無く、順に頭を撫でたり頬を突かれたりしてもご機嫌にしていた。
「この玄関ポーチが広めなところが大輝って感じだな。壁紙とかは塚田さんのセンスだろ?」
「うん、あいつじゃこんな上品なのは選ばないな。いつも変な幾何学模様のシャツとか着てたくらいだし。――あ、でも、そのソファーのサイズ感は大輝だな」
「いやー、しかし、子供は奥さん似で良かったよ。生まれた時にあいつが俺似だって言い張ってたから、マジで心配してたんだぞ」
「えー、でも耳の形とかは大輝だよね」
「男友達の耳の形なんて覚えてねーよ」
男性三人の後ろから家の中へ入ってきた女性客の姿に、優香は少しばかり胸がキュッと痛むのを感じた。でも、そのことには気付かないフリをしながら四人を和室に置いてある仏壇へと案内していく。
柔らかな色合いの家具の多い中に、黒色の仏具は違和感しかないのだろう。それまで騒々しかった一同が、一斉に口を閉ざした。
「……大輝」
分かってはいたけれど、実際に目にしてしまうともう何も言えなくなる。こういう時、お互いに何て声を掛け合うのが正解なんだかろうか。学生時代からの友は仏壇に置かれた遺影の中で、相変わらずの笑顔を振り撒いている。
茫然としたまま遺影を見つめる者。目に溜まった涙を堪えながら、膝をついて俯いてしまう者。優香が用意した座布団へと座ることもままならず、その場で立ち尽くしてしまった者もいる。唯一の女性客は、うっと小さな声を漏らした後、両手で顔を覆って身体を震わせていた。
誰もかれもが最初に言葉を発するのを躊躇っているようだった。目の前の現実に対して、あえて声に出して確認し合うことを恐れるように。
「……マジかよ、信じたくなかったんだけどな。タチの悪い冗談だったら良かったのに」
「ああ」
残された遺族の負担を減らす為の家族葬は、それ以外の友人知人のお別れの時を後伸ばしにしてしまう。それは現実に起こった死に対する認識の機会を、必要以上に遠ざける。既に少しずつ少しずつ前へ進むことを考え始めている優香と違い、彼らはこれからそれを行わなければならないのだ。
「あいつ、俺ん時の二次会の幹事は任せろって言ってたのに……」
「斎藤先輩の結婚式の、ですか? ああ、そう言えばもうすぐでしたね」
「大輝の分の招待状を持って来たんだけど、供えさせてもらってもいいかな?」
「ありがとうございます。出席させていただくことは叶いませんが、彼も喜ぶと思います」
優香の許可を得ると、斎藤は鞄から出した白色の封筒を大輝の遺影の傍にそっと置く。黒色の仏壇に白い封筒は嫌味なほど違和感があり、逆にそれが悲しさを煽る。これが届けられるのを生前の大輝がとても楽しみにしていたことを思い出してしまった。
夫の大学時代の友人達は、優香にとっては三学年上の先輩だ。三人とも同じバスケサークルで、紅一点の客――大滝若葉はそのマネージャー的な存在。そして、高校時代から大輝と付き合っていたという、元恋人でもある。
彼らと優香は在学期間が一年しか被らなかったけれど、夫の長い友人として度々会話に上ることがあった。特に招待状を仏壇に供えた斎藤は大輝と勤め先が同じ業種だったこともあって、定期的に飲みに行ったりと交友を続けていたように思う。
「大輝の席は、ちゃんと用意しとくからな……」
遺影に向かって声を掛け、斎藤はぐっと下唇を噛みしめている。その様子を見守っていた他の面子も、釣られたようにさらに嗚咽を漏らす。彼らもまた大輝と同じように斎藤の挙式に招待されているのだろう。きっと同じテーブルに席を用意してもらうはずだ。だからこそ、一緒に参列することが叶わないのを悔しがっていた。
大輝とは高一から社会に出た後まで、十年近い時間を共にしていた若葉は、この中でも一番長く大輝のことを知っている。地元も近く、妻である優香よりも、ずっと長く同じ時を過ごし、彼の傍に居た。夫の青春時代を一番近いところで見ていた人だ。
大学生の時には優香自身も高校から付き合っていた彼氏がいたから、当時は二人のことは何も気にしたこともなかった。サークルの盛り上げ役だった大輝の隣で、若葉はいつもケラケラと笑っていて、とても自然体で付き合っている風に見えた。卒業後には数年もしたら、当然のように結婚する二人だと思っていた。
その元カノが手で顔を覆ったまま、小さく呟く。嗚咽交じりの弱々しい声は胸の奥にずっと溜め込んでいた言葉を絞り出しているように聞こえた。
「私、そのうち大輝に謝るつもりでいたのに……仕事でイライラしてて、八つ当たりした勢いで別れ話を持ち出して。ちゃんとお互いに話し合ったら良かったのにねって……」
優香の胸が、再びキュッと痛む。陽太を抱っこする腕に、力が無意識に入っていた。それ以上は聞きたくないと、耳を押さえたくなるのを必死で我慢する。彼女の口から夫との想い出話を聞きたくはなかった。
「あの時、ちゃんと話してたら、もしかした私達はまだ一緒にいたかもなって……」
「若葉、それは今言うことじゃないだろ。奥さんの前だぞ」
「ごめんなさい……でも、私」
顔を覆い続ける若葉の左手にはシルバーの結婚指輪が嵌っているのが見えた。彼女としては大輝に対して未練がある訳でもなく、ただ過去の行いを悔やんでいるだけなのだろう。
でも、この人は自分よりも長く夫の傍にいたのかと思うと、優香の心は落ち着かなかった。自分は夫と同じ姓を名乗り、妻として大輝の隣に居ることができる正式な立場だ。本来なら過去の恋人の存在なんて、そこまで気にならなかっただろう。だってそれは、これからの未来も夫の隣に居られるという確証があるから。夫婦として共に過ごすしている内に、過去の人とは比べ物にならないくらいの長い時を一緒に居られるはずだったから。
――若葉先輩は、私よりもずっと長く大輝と一緒に居たんだよね……
彼女との時間を上回ることは、優香には絶対に叶わない。それが心の底から悔しいと思ってしまった。
「二年の時の新歓コンパで大輝が酔い潰れて寝ちゃった時とか大変だったよなぁ。あの巨体を三人がかりで引き摺って」
「そうそう、若葉のマンションが近かったから、みんなで運んだんだよな」
落ち着いてくると客達が揃って思い出話を始める。
「次の日は二日酔いで大変だったんだよ。朝一でドラッグストアに薬買いに走ったんだから、私」
「あいつが酔っ払ってるとこ見たのは、あれきりだ。よっぽど堪えたんだろうな、以降はきっちり自制するようになったし」
「あー、あの時みんなに迷惑かけたのをメチャクチャ気にしてたからね」
優香が知っている大輝は無茶なお酒の飲み方はしない。筋トレ命で身体は大きいがアルコールはそこまで強くなかったから、酒量はかなり制限していた。彼らが話しているのはまだ優香と出会う前の夫のことだ。
「そういや、若葉にもこっぴどく怒られたって言ってたなー」
懐かしいげに笑う先輩達の会話を、優香は静かに微笑みながら聞いていた。自分が知らない夫の思い出話。本来ならもっと楽しく聞いていられたはずなのに、今日は胸がきゅっと痛むなぜだろう。陽太を抱っこする手が知らずに少し強くなる。
彼らが畏まった黒い装いでなければ、ただ遊びに来ただけと勘違いしてしまいそうになる。
お昼寝が終わる時間に合わせて来て貰ったおかげで、陽太は人見知りすることも無く、順に頭を撫でたり頬を突かれたりしてもご機嫌にしていた。
「この玄関ポーチが広めなところが大輝って感じだな。壁紙とかは塚田さんのセンスだろ?」
「うん、あいつじゃこんな上品なのは選ばないな。いつも変な幾何学模様のシャツとか着てたくらいだし。――あ、でも、そのソファーのサイズ感は大輝だな」
「いやー、しかし、子供は奥さん似で良かったよ。生まれた時にあいつが俺似だって言い張ってたから、マジで心配してたんだぞ」
「えー、でも耳の形とかは大輝だよね」
「男友達の耳の形なんて覚えてねーよ」
男性三人の後ろから家の中へ入ってきた女性客の姿に、優香は少しばかり胸がキュッと痛むのを感じた。でも、そのことには気付かないフリをしながら四人を和室に置いてある仏壇へと案内していく。
柔らかな色合いの家具の多い中に、黒色の仏具は違和感しかないのだろう。それまで騒々しかった一同が、一斉に口を閉ざした。
「……大輝」
分かってはいたけれど、実際に目にしてしまうともう何も言えなくなる。こういう時、お互いに何て声を掛け合うのが正解なんだかろうか。学生時代からの友は仏壇に置かれた遺影の中で、相変わらずの笑顔を振り撒いている。
茫然としたまま遺影を見つめる者。目に溜まった涙を堪えながら、膝をついて俯いてしまう者。優香が用意した座布団へと座ることもままならず、その場で立ち尽くしてしまった者もいる。唯一の女性客は、うっと小さな声を漏らした後、両手で顔を覆って身体を震わせていた。
誰もかれもが最初に言葉を発するのを躊躇っているようだった。目の前の現実に対して、あえて声に出して確認し合うことを恐れるように。
「……マジかよ、信じたくなかったんだけどな。タチの悪い冗談だったら良かったのに」
「ああ」
残された遺族の負担を減らす為の家族葬は、それ以外の友人知人のお別れの時を後伸ばしにしてしまう。それは現実に起こった死に対する認識の機会を、必要以上に遠ざける。既に少しずつ少しずつ前へ進むことを考え始めている優香と違い、彼らはこれからそれを行わなければならないのだ。
「あいつ、俺ん時の二次会の幹事は任せろって言ってたのに……」
「斎藤先輩の結婚式の、ですか? ああ、そう言えばもうすぐでしたね」
「大輝の分の招待状を持って来たんだけど、供えさせてもらってもいいかな?」
「ありがとうございます。出席させていただくことは叶いませんが、彼も喜ぶと思います」
優香の許可を得ると、斎藤は鞄から出した白色の封筒を大輝の遺影の傍にそっと置く。黒色の仏壇に白い封筒は嫌味なほど違和感があり、逆にそれが悲しさを煽る。これが届けられるのを生前の大輝がとても楽しみにしていたことを思い出してしまった。
夫の大学時代の友人達は、優香にとっては三学年上の先輩だ。三人とも同じバスケサークルで、紅一点の客――大滝若葉はそのマネージャー的な存在。そして、高校時代から大輝と付き合っていたという、元恋人でもある。
彼らと優香は在学期間が一年しか被らなかったけれど、夫の長い友人として度々会話に上ることがあった。特に招待状を仏壇に供えた斎藤は大輝と勤め先が同じ業種だったこともあって、定期的に飲みに行ったりと交友を続けていたように思う。
「大輝の席は、ちゃんと用意しとくからな……」
遺影に向かって声を掛け、斎藤はぐっと下唇を噛みしめている。その様子を見守っていた他の面子も、釣られたようにさらに嗚咽を漏らす。彼らもまた大輝と同じように斎藤の挙式に招待されているのだろう。きっと同じテーブルに席を用意してもらうはずだ。だからこそ、一緒に参列することが叶わないのを悔しがっていた。
大輝とは高一から社会に出た後まで、十年近い時間を共にしていた若葉は、この中でも一番長く大輝のことを知っている。地元も近く、妻である優香よりも、ずっと長く同じ時を過ごし、彼の傍に居た。夫の青春時代を一番近いところで見ていた人だ。
大学生の時には優香自身も高校から付き合っていた彼氏がいたから、当時は二人のことは何も気にしたこともなかった。サークルの盛り上げ役だった大輝の隣で、若葉はいつもケラケラと笑っていて、とても自然体で付き合っている風に見えた。卒業後には数年もしたら、当然のように結婚する二人だと思っていた。
その元カノが手で顔を覆ったまま、小さく呟く。嗚咽交じりの弱々しい声は胸の奥にずっと溜め込んでいた言葉を絞り出しているように聞こえた。
「私、そのうち大輝に謝るつもりでいたのに……仕事でイライラしてて、八つ当たりした勢いで別れ話を持ち出して。ちゃんとお互いに話し合ったら良かったのにねって……」
優香の胸が、再びキュッと痛む。陽太を抱っこする腕に、力が無意識に入っていた。それ以上は聞きたくないと、耳を押さえたくなるのを必死で我慢する。彼女の口から夫との想い出話を聞きたくはなかった。
「あの時、ちゃんと話してたら、もしかした私達はまだ一緒にいたかもなって……」
「若葉、それは今言うことじゃないだろ。奥さんの前だぞ」
「ごめんなさい……でも、私」
顔を覆い続ける若葉の左手にはシルバーの結婚指輪が嵌っているのが見えた。彼女としては大輝に対して未練がある訳でもなく、ただ過去の行いを悔やんでいるだけなのだろう。
でも、この人は自分よりも長く夫の傍にいたのかと思うと、優香の心は落ち着かなかった。自分は夫と同じ姓を名乗り、妻として大輝の隣に居ることができる正式な立場だ。本来なら過去の恋人の存在なんて、そこまで気にならなかっただろう。だってそれは、これからの未来も夫の隣に居られるという確証があるから。夫婦として共に過ごすしている内に、過去の人とは比べ物にならないくらいの長い時を一緒に居られるはずだったから。
――若葉先輩は、私よりもずっと長く大輝と一緒に居たんだよね……
彼女との時間を上回ることは、優香には絶対に叶わない。それが心の底から悔しいと思ってしまった。
「二年の時の新歓コンパで大輝が酔い潰れて寝ちゃった時とか大変だったよなぁ。あの巨体を三人がかりで引き摺って」
「そうそう、若葉のマンションが近かったから、みんなで運んだんだよな」
落ち着いてくると客達が揃って思い出話を始める。
「次の日は二日酔いで大変だったんだよ。朝一でドラッグストアに薬買いに走ったんだから、私」
「あいつが酔っ払ってるとこ見たのは、あれきりだ。よっぽど堪えたんだろうな、以降はきっちり自制するようになったし」
「あー、あの時みんなに迷惑かけたのをメチャクチャ気にしてたからね」
優香が知っている大輝は無茶なお酒の飲み方はしない。筋トレ命で身体は大きいがアルコールはそこまで強くなかったから、酒量はかなり制限していた。彼らが話しているのはまだ優香と出会う前の夫のことだ。
「そういや、若葉にもこっぴどく怒られたって言ってたなー」
懐かしいげに笑う先輩達の会話を、優香は静かに微笑みながら聞いていた。自分が知らない夫の思い出話。本来ならもっと楽しく聞いていられたはずなのに、今日は胸がきゅっと痛むなぜだろう。陽太を抱っこする手が知らずに少し強くなる。
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