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第十一話・停電2
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大雨の中を宏樹が運んできてくれたランタンの灯りは、ただ対象物を照らす為の懐中電灯とは違って、部屋全体を一気に明るくしてくれた。視界が広がったことで不安な気分も軽減し、こんな非日常な状況もたまには悪くないのではと楽しむ余裕すら出てくる。さっきまではあんなに不安だったのに不思議だ。
「大輝のだから、気にせず使ってね」
タオルと一緒に、夫のTシャツとスウェットパンツを探し出してきて宏樹へと手渡す。夫が使っていた物はまだ何一つ処分できずにいる。無理して気持ちを切り替える必要は無いと思っているから、捨てようと思ったことは一度もない。いつか陽太が大きくなった時、父の物をお下がりしたいと言い出してくれたらなんて、気の長いことを考えてしまう。
雨は一向に止む気配なく、さらに風が強くなってきている。庭木がバサバサと派手な音を立てているから、明日の朝は周辺が落ち葉で悲惨なことになっていそうだ。
無地の白Tシャツに着替えた宏樹が、カーテンを捲って外の様子を伺っている。夫の服を着ていても、宏樹と大輝では後ろ姿も全然違う。背は同じくらいなはずだが、兄弟と言っても体型までは似ないみたいだ。宏樹もそれなりに鍛えていそうだからヒョロヒョロという訳でもないのだけれど……。細マッチョとゴリマッチョの差だ。
「かなり広範囲で停電してるから、しばらくは電車も動かないんだろうな。信号も消えて道もかなり混乱してたし、明日は臨時休業にするしかないか」
「今夜のは台風並みらしいね。宏樹君、喉乾いてない? お水くらいしかないけど……」
グラス二個にミネラルウォーターを注ぎ入れて、優香は宏樹の分をソファーテーブルに置いた。冷蔵庫の中はかろうじて温度を保ってくれていて、エアコンが切れてじっとりと蒸し暑くなった室温の中、冷えた水温が身体に心地よく染み入る。溶けかけて小さくなっていた氷が、コロンと涼し気な音をたてていた。
宏樹もソファーへ腰かけて、ランタンでぼんやりと明るい視界の中、和室ですやすやと眠っている甥っ子を眺め見ていた。停電でパニックになってないかと心配して駆け付けてくれたみたいだが、心配症だった兄が防災グッズを用意していない訳がなかったねと言って笑う。ホッとしたのか急に喉の渇きを感じたらしく、宏樹はミネラルウォーターを一気に飲み干していた。
「じゃあ、平気みたいだから帰る。服はこのまま借りてくね。さっきの袋にパンの缶詰とか、非常食が入ってるから陽太と食べといて」
「え、帰るの⁉ ダメダメ、今は危ないってば。風もゴーゴー言ってるじゃない?」
「車だから、大丈夫だって」
「ううん、尚更大丈夫じゃないよ! 信号も止まってるんでしょ? 無理して帰って事故に合ったらどうするの⁉ どうせ明日の朝には止むんだから――」
部屋干ししていたスーツはまだ半渇きだったが、それらをまとめて持つ宏樹を、優香は慌てて引き留める。電気も水道も止まってしまって不便かもしれないけど、この大嵐の中を外に出るよりはマシだと必死で力説する。自分達の為に寄り道したせいで彼が事故にでもあったらと思うと気が気じゃない。
「宏樹君が来てくれて、すごく心強かったんだから……。朝まで、一緒にいてよ」
子供と二人だけの時は雷の音が怖くて仕方なかった。懐中電灯の電池が途中で切れたらどうしようとか、風が強すぎて屋根が飛んでいくんじゃないかとか、そういうマイナスな想像ばかりして不安だった。荒れた天候の中、陽太と二人きりでぽつんと孤立している気分だった。
でも、宏樹が心配して訪ねて来てくれて、誰かに気に掛けて貰えたのが嬉しくて、孤立してるんじゃないと分かって、心底ほっとした。この世界に息子とたった二人だけ取り残されたような、そんな孤独感から救い出して貰った気分だった。
宏樹は少し考えているようだったが、しばらくしてから再びスーツをハンガーに干し直し、ソファーへと戻ってくる。
「分かった。朝まで居させてもらうよ」
「じゃあ、お布団を用意するね」
「俺はソファーでいいよ」
言いながら、宏樹はソファーの肘置きを枕にしてゴロンと横になる。背の高い彼には二人掛けソファーは狭そうに見えたが、平気平気と横向きに丸くなって目を閉じていた。
優香も和室で陽太の隣に布団を敷いて、その上に寝転がった。目を閉じれば外の激しい風の音の中、救急車両のサイレンも聞こえてくる。寝るにはランタンは少し明る過ぎるなと思いながらも、守られているという安心感に優しく包まれたせいだろうか、気付くといつの間にか眠っていた。
朝、遮光カーテンの隙間から漏れる日の光に、自然と目が覚めた。枕の下に手を突っ込んでスマホを探し出すと、タップして時刻を確認する。もう少しくらい寝ててもいいかという時間だったが、同じタイミングで起き出した陽太が、隣の子供布団でモゾモゾと動き始める。
「おはよう、陽太」
布団から手を伸ばして、子供の髪を撫でる。寝汗で額に張り付いた前髪を横に撫でつけて七三分けにされても、優香の顔を見てニコニコと嬉しそうに笑っている。しばらく布団の上でじゃれ合っていると、ソファーの方から宏樹が顔を覗かせた。
「二人とも、もう起きてるんだ?」
「おはよう。電気も復旧したみたいだし、雨も止んだっぽいね」
案の定、ソファーの寝心地はそれほど良くなかったらしく、宏樹は起き上がると腕を伸ばしてから首をゴキゴキと鳴らしている。
カーテンを開けると、台風一過と言ってもいい程の晴天が広がっていた。清々しいくらいの青空の下、ゴミや落ち葉が散乱した庭に目を疑う。全く見覚えのないプランターはご近所から飛んで来た物だろうか。家を建てた時に植えてもらったオリーブの木は、無残にも真ん中から折れてしまっている。まだ一度も実を付けたことが無かっただけにショックは大きい。
「わー、荒れてるね……」
「隣に入り込んじゃってるから、あの木はもう切った方がいいな。ノコギリってある?」
折れた樹木が隣家の庭に侵入するよう倒れてしまっているからと、優香が用意した軍手をはめて、宏樹は躊躇いなく庭へと出ていく。その様子を陽太を抱っこしながら優香は庭の隅から見守っていた。
「ごめんね、こんなことまで……」
「いいって。男手が必要な時はいつでも言って。今は、俺のことは便利な奴くらいに思ってくれてればいいよ。迷惑に思われてないだけで十分なんだから」
切り倒した枝を処分しやすいように短く切って束ねると、邪魔にならないよう庭の隅にまとめる。一通りの作業が終わった頃に、隣の佐伯夫人が玄関から顔を出してきたが、どうやら木が倒れ込んでいたことには気付いていないみたいだった。
「大輝のだから、気にせず使ってね」
タオルと一緒に、夫のTシャツとスウェットパンツを探し出してきて宏樹へと手渡す。夫が使っていた物はまだ何一つ処分できずにいる。無理して気持ちを切り替える必要は無いと思っているから、捨てようと思ったことは一度もない。いつか陽太が大きくなった時、父の物をお下がりしたいと言い出してくれたらなんて、気の長いことを考えてしまう。
雨は一向に止む気配なく、さらに風が強くなってきている。庭木がバサバサと派手な音を立てているから、明日の朝は周辺が落ち葉で悲惨なことになっていそうだ。
無地の白Tシャツに着替えた宏樹が、カーテンを捲って外の様子を伺っている。夫の服を着ていても、宏樹と大輝では後ろ姿も全然違う。背は同じくらいなはずだが、兄弟と言っても体型までは似ないみたいだ。宏樹もそれなりに鍛えていそうだからヒョロヒョロという訳でもないのだけれど……。細マッチョとゴリマッチョの差だ。
「かなり広範囲で停電してるから、しばらくは電車も動かないんだろうな。信号も消えて道もかなり混乱してたし、明日は臨時休業にするしかないか」
「今夜のは台風並みらしいね。宏樹君、喉乾いてない? お水くらいしかないけど……」
グラス二個にミネラルウォーターを注ぎ入れて、優香は宏樹の分をソファーテーブルに置いた。冷蔵庫の中はかろうじて温度を保ってくれていて、エアコンが切れてじっとりと蒸し暑くなった室温の中、冷えた水温が身体に心地よく染み入る。溶けかけて小さくなっていた氷が、コロンと涼し気な音をたてていた。
宏樹もソファーへ腰かけて、ランタンでぼんやりと明るい視界の中、和室ですやすやと眠っている甥っ子を眺め見ていた。停電でパニックになってないかと心配して駆け付けてくれたみたいだが、心配症だった兄が防災グッズを用意していない訳がなかったねと言って笑う。ホッとしたのか急に喉の渇きを感じたらしく、宏樹はミネラルウォーターを一気に飲み干していた。
「じゃあ、平気みたいだから帰る。服はこのまま借りてくね。さっきの袋にパンの缶詰とか、非常食が入ってるから陽太と食べといて」
「え、帰るの⁉ ダメダメ、今は危ないってば。風もゴーゴー言ってるじゃない?」
「車だから、大丈夫だって」
「ううん、尚更大丈夫じゃないよ! 信号も止まってるんでしょ? 無理して帰って事故に合ったらどうするの⁉ どうせ明日の朝には止むんだから――」
部屋干ししていたスーツはまだ半渇きだったが、それらをまとめて持つ宏樹を、優香は慌てて引き留める。電気も水道も止まってしまって不便かもしれないけど、この大嵐の中を外に出るよりはマシだと必死で力説する。自分達の為に寄り道したせいで彼が事故にでもあったらと思うと気が気じゃない。
「宏樹君が来てくれて、すごく心強かったんだから……。朝まで、一緒にいてよ」
子供と二人だけの時は雷の音が怖くて仕方なかった。懐中電灯の電池が途中で切れたらどうしようとか、風が強すぎて屋根が飛んでいくんじゃないかとか、そういうマイナスな想像ばかりして不安だった。荒れた天候の中、陽太と二人きりでぽつんと孤立している気分だった。
でも、宏樹が心配して訪ねて来てくれて、誰かに気に掛けて貰えたのが嬉しくて、孤立してるんじゃないと分かって、心底ほっとした。この世界に息子とたった二人だけ取り残されたような、そんな孤独感から救い出して貰った気分だった。
宏樹は少し考えているようだったが、しばらくしてから再びスーツをハンガーに干し直し、ソファーへと戻ってくる。
「分かった。朝まで居させてもらうよ」
「じゃあ、お布団を用意するね」
「俺はソファーでいいよ」
言いながら、宏樹はソファーの肘置きを枕にしてゴロンと横になる。背の高い彼には二人掛けソファーは狭そうに見えたが、平気平気と横向きに丸くなって目を閉じていた。
優香も和室で陽太の隣に布団を敷いて、その上に寝転がった。目を閉じれば外の激しい風の音の中、救急車両のサイレンも聞こえてくる。寝るにはランタンは少し明る過ぎるなと思いながらも、守られているという安心感に優しく包まれたせいだろうか、気付くといつの間にか眠っていた。
朝、遮光カーテンの隙間から漏れる日の光に、自然と目が覚めた。枕の下に手を突っ込んでスマホを探し出すと、タップして時刻を確認する。もう少しくらい寝ててもいいかという時間だったが、同じタイミングで起き出した陽太が、隣の子供布団でモゾモゾと動き始める。
「おはよう、陽太」
布団から手を伸ばして、子供の髪を撫でる。寝汗で額に張り付いた前髪を横に撫でつけて七三分けにされても、優香の顔を見てニコニコと嬉しそうに笑っている。しばらく布団の上でじゃれ合っていると、ソファーの方から宏樹が顔を覗かせた。
「二人とも、もう起きてるんだ?」
「おはよう。電気も復旧したみたいだし、雨も止んだっぽいね」
案の定、ソファーの寝心地はそれほど良くなかったらしく、宏樹は起き上がると腕を伸ばしてから首をゴキゴキと鳴らしている。
カーテンを開けると、台風一過と言ってもいい程の晴天が広がっていた。清々しいくらいの青空の下、ゴミや落ち葉が散乱した庭に目を疑う。全く見覚えのないプランターはご近所から飛んで来た物だろうか。家を建てた時に植えてもらったオリーブの木は、無残にも真ん中から折れてしまっている。まだ一度も実を付けたことが無かっただけにショックは大きい。
「わー、荒れてるね……」
「隣に入り込んじゃってるから、あの木はもう切った方がいいな。ノコギリってある?」
折れた樹木が隣家の庭に侵入するよう倒れてしまっているからと、優香が用意した軍手をはめて、宏樹は躊躇いなく庭へと出ていく。その様子を陽太を抱っこしながら優香は庭の隅から見守っていた。
「ごめんね、こんなことまで……」
「いいって。男手が必要な時はいつでも言って。今は、俺のことは便利な奴くらいに思ってくれてればいいよ。迷惑に思われてないだけで十分なんだから」
切り倒した枝を処分しやすいように短く切って束ねると、邪魔にならないよう庭の隅にまとめる。一通りの作業が終わった頃に、隣の佐伯夫人が玄関から顔を出してきたが、どうやら木が倒れ込んでいたことには気付いていないみたいだった。
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