上 下
1 / 1

〖140字小説〗 母の声色

しおりを挟む

母の料理で1番好きなのは
風邪の時に作ってくれるお粥だった。

母が亡くなってから久しぶりにあの味が食べたくなって、母の直伝レシピノートを開く。

完璧に再現できたはずだ。
作り終えたお粥を一口食べて気づいた。

私が好きだったのはお粥ではなくて、
お粥を作る時の、あの優しい母の声色だったことに。

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

大林和正
2024.02.12 大林和正

染みます
昔を思い出しました
人との関わり合いって
そうですよね
ほっこりしました
ありがとうございます😊

解除

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。