小説じゃないかもしれない

aki

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死ぬ直前の鳥

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表紙に使われている画像は飼っていたセキセイインコの画像である。過去形で表現しているのは三年前に亡くなったから。死ぬ前この子は何度も鳥かごの床に落ちたが、何度も這い上がって枝木にとまった。7,8回は落ちては登ってを繰り返した気がする。僕はその姿を今でも覚えている。僕も死ぬ前は何度も生き抜く希望を忘れずに何度も立ち上がるこの一連の流れを繰り返すことになるのだろうか。そんなことを思ったりもした。いくら何度も立ち上がっても、死が必ず来るという現実を免れることはできない。百年後には今地球上にいるほとんどの動物は死んでいるだろう。しかし鳥は、そんなこと一切知らず、最後の最後まで希望を持ち続けていた。鳥は、自分の育てた雛が死んだ時も、全くしょげかえったりはしない。死んだことに気づいていないかのようだった。涙も流さない。僕は、凄いなと思った。人間に泣けたり感動したりする部分があるのは人間が人間である証なのだろうか。

適当に書いてみたけどやはり僕には小説の才能なんてないかもしれない。まず何も構成してないし、小説というより随筆なのかもしれないな。何かアウトプットしないとと思ってファミリーレストランで資格試験の勉強中にこのアプリをダウンロードし、小説らしきものを書き始めようかと思った。この社会では何か特別な才能がなければ、一生お金で労働力を買われて生きていくしかない。才能があっても同じかもしれないけど。飼われている鳥の世界とは違う。空を飛んでいる鳥の世界に近いけど、それよりはもっと甘い世界なのだろうな。空を飛ぶ鳥の世界は、もっと弱肉強食で、生きるか死ぬかだ。今の社会も同じかもしれないけど、法治国家だし、人々の倫理や道徳や理性も結構発展しているように思う。ニュースやバラエティ番組などでも、台本や決まりなのかもしれないけど一応、人を大事にする思想が強いし、礼儀や尊敬心を忘れた人は芸能界から消えるとも聞く。そういう良い人がきちんと生きられる世の中だから、鳥の世界よりはルールが整っているし、生きやすい工夫がしてあるのではないかと思う。

せめて毎日1000字は適当にこういう文を書いていこうと思った。誰が見なくてもいいからとにかく自分を表現したい。それがいかに拙劣でも何かの積み重ねにはなるだろうし。もしダメなところがあるのなら改善していけば良いだけの話だ。こういうのを仕事にしたいとも思えないけど、なんか楽しいし。
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