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最終話「レイと一緒に始まっていく」
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◆
「レイはその……産んでくれた親ってのは生きてるんだよな?」
「ああ。どこで暮らしているのかは分からないが、別のところで暮らしているとは聞くな」
「そのさ……会いたいとかって思ったりしないのか?」
レイは戸惑った表情をしていた。
聞いたらいけなかったかもしれないと思ったが、もう聞いてしまったことの記憶は戻せない。レイの言葉を静かに待つ。
「会いたいという感情はとうの昔に捨て去った。私はエダがいればそれでいい」
レイの心の声は何故か聞こえてこないけれど、そんなのはあまりにも寂しすぎる。だって俺は会えないから。今までウザったく思った親を、舞を、俺は残して先に死んでしまった。
「俺さ、もっと親孝行をしてあげればよかったとか、舞にも、俺が先に逝ってしまうことが分かってたらカフェで舞が食べたがっていたケーキくらい買ってあげたら良かったなとか、未練ばかりがタラタラと出てきてしまうんだよ。だからレイにはそういう後悔はしてほしくないと思ったんだ」
もう、永遠に会えない。会いたくても会えない。そんなモヤモヤをレイには背負ってほしくない。この先もレイが幸せならそれでいいと思うし、俺もその道を一緒に歩いていける。けれど、何か一つでも納得していないことがあったら、それは俺が解決する方へ導かなくちゃ気が済まない。
そんなことをひたすら心の中で考えていると、【エダには偽っていてもしかたないな】というレイの声が聞こえてきた。レイの顔に視線を向ける。すると、レイは懐かしい記憶を辿るように話し始めた。
「王父が無くなって、あまり産んでくれた親のことを思い出すことはなかったが、ここにきて、随分と昔のことを思い出すように感じる。それも、全てエダという大切な存在に出会えたからだと思う。今から私が覚えている記憶だけを話そうと思うが……聞いてくれるか?」
俺はレイの手を握り「うん」と大きく頷いた。
「私を産んだ親もミケのようなフェロモンを身にまとっていたと思う。色んな人に言い寄られてはいたが、それでも、王父だけを愛していた。リリックがミケの元に夜這いをしに行っていたみたいに、私の親も王父ではない他の者に夜這いをされて、その現場をたまたま目にした王父が激怒していたと聞いている。まあ、噂程度の話を盗み聞きしてしまっただけだが」
「そっか……」
「ああ。だから私はミケを好いてやることができなかったのかもしれない。それは多分、無意識に産んでくれた親の面影をミケに重ねてしまっていたからだ」
「…………話してくれてありがとうな。それなら、レイの親は悪くないだろ。だって、絶対嫌な気持ちになってたと思うし、怖かったと思うんだ」
「…………そうだな」
俺から見てレイの目は涙で滲んでいるように見えた。
ーー俺に話したことによって、少しはすっきりしてくれただろうか。
「なあ、レイ。近いうちに産んでくれた親に会いに行こうか。どこにいるか分からないけどさ、頑張って探して、いろんな人の情報を頼りに探せば、絶対きっと見つかると思うんだ」
そう提案すると、レイから一筋の涙が零れた。後悔と懺悔と希望に満ち溢れている涙だ。
「エダ、貴様はお人よしにも程があるんじゃないか?」
「お人よしでいさせてよ。親もさ、今が幸せだったら全然いいと思うんだけどさ、でも、絶対レイに会いたかっただろうなと思うし、今が幸せじゃないならここで一緒に暮らそうよ」
「……一緒に?」
「うん。俺、もう自分の親や家族に親孝行できないからさ。せめてレイの親は幸せでいてほしいんだ」
綺麗事ではなく、心の奥からそう思うから。これが俺の前世でのせめてもの償いだ。
レイは俺の言葉に「そうだな」と頷いた。
「私も会いたくないわけじゃなかった。ずっと心の奥底には想っていた。だが……本当に一緒に探してくれるのか?」
不安そうに俺に問うレイ。俺はそんな不安をかき消すようにまた大きく頷いた。
「俺もレイの親に会ってみたい。だって、レイに能力を引き継がせてくれた人だしな! ここで一緒に生活したらさ、レイのケガとか病気とか治してもらえるし、レイも親のケガや病気治せるだろ!?」
『いい案だろ!?』的なテンションで身を乗り出して聞くと、レイは「ハハッ」と俺に笑顔を見せた。俺もつられて笑う。
「貴様らしいな……こんなときまで私の心配か」
「当たり前だろ。仕方ねぇから俺にキスしていいよ」
「なんでそこでキスの流れになるんだ。私が堪えていること分かってるのか? これでも一応エダの身体のこと心配してるんだぞ」
「わ、分かってるよ。だから、ほら……頬にキスで許してやるってば」
ほれほれ、と、自分の頬を指指すと、レイは俺の頬に顔を近づけてきた。
やべぇ、なんか変にドキドキしてきた。一人で心の中で騒いでいるとレイの唇は俺の頬ではなく、「エダ、こっち向け」と、何故か俺の頬を向けさせられてしまった。そして、レイの唇が俺の唇へと触れる。
優しく包み込むように、唇からレイの熱が伝わってくる。
「エダ、好きだ」
突然、愛の言葉をささやいてくるレイに、俺も、
「うん、俺も、レイが好きだ」
と、つられて返す。レイは俺をぎゅっと抱き寄せ、俺の肩に顔を埋める。
かわいすぎる。ああ、今のレイの表情、どんな顔してんのか見てぇ! ちょっとだけ……俺も少し下にズレたら見れるかも、と、そっと動いてみると、俺の下半身がレイの足に触れてしまった。
「……おい、貴様、なんだこの股間の膨らみは。こっちがどれほど我慢してるのか分かってるのか」
鬼のような形相で俺を見るレイ。
「だってレイがあんまりカワイイことするから……こ、これは不可抗力だ!」
「フッ、分かってる。私は欲情まみれたエダの顔が好きだからな」
「ーーっ、んなことわかってんだよ!」
ひょんなことから異世界に転生しちゃった俺だけど、やっぱし前言撤回、前世に後悔はないです。なので、舞も俺の家族も、俺の友人も、俺のことは記憶の片隅にでもとどめておいて幸せになってください。
俺の今後の幸せはレイと一緒に始まっていくんだから。
【完】
「レイはその……産んでくれた親ってのは生きてるんだよな?」
「ああ。どこで暮らしているのかは分からないが、別のところで暮らしているとは聞くな」
「そのさ……会いたいとかって思ったりしないのか?」
レイは戸惑った表情をしていた。
聞いたらいけなかったかもしれないと思ったが、もう聞いてしまったことの記憶は戻せない。レイの言葉を静かに待つ。
「会いたいという感情はとうの昔に捨て去った。私はエダがいればそれでいい」
レイの心の声は何故か聞こえてこないけれど、そんなのはあまりにも寂しすぎる。だって俺は会えないから。今までウザったく思った親を、舞を、俺は残して先に死んでしまった。
「俺さ、もっと親孝行をしてあげればよかったとか、舞にも、俺が先に逝ってしまうことが分かってたらカフェで舞が食べたがっていたケーキくらい買ってあげたら良かったなとか、未練ばかりがタラタラと出てきてしまうんだよ。だからレイにはそういう後悔はしてほしくないと思ったんだ」
もう、永遠に会えない。会いたくても会えない。そんなモヤモヤをレイには背負ってほしくない。この先もレイが幸せならそれでいいと思うし、俺もその道を一緒に歩いていける。けれど、何か一つでも納得していないことがあったら、それは俺が解決する方へ導かなくちゃ気が済まない。
そんなことをひたすら心の中で考えていると、【エダには偽っていてもしかたないな】というレイの声が聞こえてきた。レイの顔に視線を向ける。すると、レイは懐かしい記憶を辿るように話し始めた。
「王父が無くなって、あまり産んでくれた親のことを思い出すことはなかったが、ここにきて、随分と昔のことを思い出すように感じる。それも、全てエダという大切な存在に出会えたからだと思う。今から私が覚えている記憶だけを話そうと思うが……聞いてくれるか?」
俺はレイの手を握り「うん」と大きく頷いた。
「私を産んだ親もミケのようなフェロモンを身にまとっていたと思う。色んな人に言い寄られてはいたが、それでも、王父だけを愛していた。リリックがミケの元に夜這いをしに行っていたみたいに、私の親も王父ではない他の者に夜這いをされて、その現場をたまたま目にした王父が激怒していたと聞いている。まあ、噂程度の話を盗み聞きしてしまっただけだが」
「そっか……」
「ああ。だから私はミケを好いてやることができなかったのかもしれない。それは多分、無意識に産んでくれた親の面影をミケに重ねてしまっていたからだ」
「…………話してくれてありがとうな。それなら、レイの親は悪くないだろ。だって、絶対嫌な気持ちになってたと思うし、怖かったと思うんだ」
「…………そうだな」
俺から見てレイの目は涙で滲んでいるように見えた。
ーー俺に話したことによって、少しはすっきりしてくれただろうか。
「なあ、レイ。近いうちに産んでくれた親に会いに行こうか。どこにいるか分からないけどさ、頑張って探して、いろんな人の情報を頼りに探せば、絶対きっと見つかると思うんだ」
そう提案すると、レイから一筋の涙が零れた。後悔と懺悔と希望に満ち溢れている涙だ。
「エダ、貴様はお人よしにも程があるんじゃないか?」
「お人よしでいさせてよ。親もさ、今が幸せだったら全然いいと思うんだけどさ、でも、絶対レイに会いたかっただろうなと思うし、今が幸せじゃないならここで一緒に暮らそうよ」
「……一緒に?」
「うん。俺、もう自分の親や家族に親孝行できないからさ。せめてレイの親は幸せでいてほしいんだ」
綺麗事ではなく、心の奥からそう思うから。これが俺の前世でのせめてもの償いだ。
レイは俺の言葉に「そうだな」と頷いた。
「私も会いたくないわけじゃなかった。ずっと心の奥底には想っていた。だが……本当に一緒に探してくれるのか?」
不安そうに俺に問うレイ。俺はそんな不安をかき消すようにまた大きく頷いた。
「俺もレイの親に会ってみたい。だって、レイに能力を引き継がせてくれた人だしな! ここで一緒に生活したらさ、レイのケガとか病気とか治してもらえるし、レイも親のケガや病気治せるだろ!?」
『いい案だろ!?』的なテンションで身を乗り出して聞くと、レイは「ハハッ」と俺に笑顔を見せた。俺もつられて笑う。
「貴様らしいな……こんなときまで私の心配か」
「当たり前だろ。仕方ねぇから俺にキスしていいよ」
「なんでそこでキスの流れになるんだ。私が堪えていること分かってるのか? これでも一応エダの身体のこと心配してるんだぞ」
「わ、分かってるよ。だから、ほら……頬にキスで許してやるってば」
ほれほれ、と、自分の頬を指指すと、レイは俺の頬に顔を近づけてきた。
やべぇ、なんか変にドキドキしてきた。一人で心の中で騒いでいるとレイの唇は俺の頬ではなく、「エダ、こっち向け」と、何故か俺の頬を向けさせられてしまった。そして、レイの唇が俺の唇へと触れる。
優しく包み込むように、唇からレイの熱が伝わってくる。
「エダ、好きだ」
突然、愛の言葉をささやいてくるレイに、俺も、
「うん、俺も、レイが好きだ」
と、つられて返す。レイは俺をぎゅっと抱き寄せ、俺の肩に顔を埋める。
かわいすぎる。ああ、今のレイの表情、どんな顔してんのか見てぇ! ちょっとだけ……俺も少し下にズレたら見れるかも、と、そっと動いてみると、俺の下半身がレイの足に触れてしまった。
「……おい、貴様、なんだこの股間の膨らみは。こっちがどれほど我慢してるのか分かってるのか」
鬼のような形相で俺を見るレイ。
「だってレイがあんまりカワイイことするから……こ、これは不可抗力だ!」
「フッ、分かってる。私は欲情まみれたエダの顔が好きだからな」
「ーーっ、んなことわかってんだよ!」
ひょんなことから異世界に転生しちゃった俺だけど、やっぱし前言撤回、前世に後悔はないです。なので、舞も俺の家族も、俺の友人も、俺のことは記憶の片隅にでもとどめておいて幸せになってください。
俺の今後の幸せはレイと一緒に始まっていくんだから。
【完】
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