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私の幸せな未来へ
しおりを挟む…それから半年後…
私は早乙女と龍崎による家庭教師のお陰で、無事に目指す大学へ合格したのだ。
お母さんとお父さんも、それはそれは大喜びしてくれてた。
お母さんは私の両手を掴んだ。
「恵美、おめでとう!良かったわね。」
もちろんあの二人も大喜びだ。
早乙女は私を抱き上げてクルクル回って喜んだ。
「恵美様、やりましたね!良かった!良かった!」
龍崎は私を引き寄せると、力強くハグしてくれたのだ。
「恵美様、おめでとうございます。私も嬉しいですよ。」
私は顔が熱くなり爆発しそうだった。
そんな私に追い打ちをかけるように、龍崎が怪しく口角を上げながら話した。
「恵美様、これからはもう少し私達との関係も、大人の関係にしましょうか。」
早乙女と龍崎は私の両側に近づく。
そして同時に私の両頬にキスをしたのだ。。
「---------ギ-----ギャーッ!!」
早乙女と龍崎はクスクスと悪戯に笑っている。
これから先、いろいろな事が起こるかもしれないけれど、早乙女と龍崎そして優しい両親が居てくれる。
私はとても幸せ者だ。
その後、私は大学合格の報告をするため、育ててくれた両親に会いに行くことにした。
お父さんもお母さんも報告に賛成してくれて、笑顔で送り出してくれたのだ。
考えてみたら、この家に来てから一度も育ててくれた両親に会っていない。
会ってはいけないと思っていたのだ。
これまで育ててくれた御礼も言えてないまま別れてしまった。
大学合格の報告と、育ててくれた御礼を伝えたい。
今日は一人で育った家に向かった。
早乙女や龍崎は送ってくれると言ったが、一人で来るべきだと思ったのだ。
懐かしい家が見えて来た。
高校生になるまで大切に育ててくれた両親に早く会いたい。
私は逸る気持ちを押さえて、ドアの横のベルを押そうとした。
その時、家の中から女の子の声が聞こえて来たのだ。
玄関に向かっているようなので、私は思わず壁の横に姿を隠した。
「行ってくるね!」
「行ってらっしゃい、気を付けてね。」
女の子の声に応えたのは、間違えなく育ててくれたお母さんの声だ。
私が隠れていると、女の子が玄関から出て私と反対側に歩いて行った。
その後ろ姿を見て息が止まった。
私に似てる…もしかして…恵さんなの?
恵さんは亡くなったと聞いている…なぜ…。
考えてみれば恵さんは亡くなったと言われたが、その理由や詳細は何も知らない。
*******第一部 高校生編終了です。******
大学生になり、やがて社会人になる恵美をお楽しみに…。
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