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第3章 内方エイモスチーム。
第9話 恋人たちのブリーフィングルーム。
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千歳シーラスワン・ウーラノスCDCでは御舩がテキパキと司令を出していた。
御舩から司令を受けるたびに素早くオペレーティングを始める該当国の加盟国軍の事務武官たち。
「ミュレー少尉。フランス海軍、小樽母港のシャルル・ドゴールに連絡。積丹防衛へ回ってもらう。敵は陽動でHARMOR部隊を必ず出してくる。」
「ア・ヴォ・オルドゥル、モン・ジェネラル!(了解しました、閣下。)」
「岡島君、丘珠からも増援を。泊原発跡に警備に自衛隊のアタッカー・HARMORとWALKERを当てろ。」
「はっ!了解しました。」
直ぐにフランス基地司令ならび現場、母艦搭乗司令に通達するフランス軍事務武官。
日本国軍オペレーター事務武官の岡島上級曹長も丘珠駐屯地に連絡を始めた。
「メリッサ!三沢米軍に装備転換と補給準備の依頼。それとF-39Aスクランブル依頼。第3群のビックマム3機は道南で旋回待機させる。その援護要請だ。ビックマム3機と道南の高高度上空で援護するように。シレーヌは苫小牧石油備蓄基地・臨時指揮所で待機する。」
アクシスの本当の狙いが女真帝国のトマム幕府と判明し、対応策に走り回る千歳シーラスワンだった。
ローマン率いる第1群と第2群の6機のシャトルはこのまま台湾に向かい、金門県と中華帝国領厦門市の敵HARMORへ急襲攻撃を予定通りにかけるのだ。
第3群と10番機のシレーヌ。
シレーヌには本来は来月7月配属予定だったポーランド訓練部隊、バルトッシュ・カミンスキー率いるポーランド宇宙軍のHARMOR部隊が、万が一に備えて早期配属されていたのだ。
これで第3群、3機のオービターと10番機シレーヌは苫小牧攻防組みとなった。
そして、我らが椎葉きよし。
きよしがいる小林小隊とスミス小隊は、最後の切り札として千歳シーラスワンのウーラノスの護衛として残される事になったのだった。
◇ ◇
千歳シーラスワンのHARMOR・パイロットのブリーフィング兼、控え室。
小林小隊とスミス小隊の仲良し男女6人組が待機している。
正面10台の戦術モニターには、各戦況の映像が映されている。
先月の5月からルオと付き合い始め、彼女になったリリアナ。
背中をルオの左腕にぴったりくっつけてジュースを飲みながらイチャイチャしている。
ジェシカは、ローマンたちロフテッド軌道急襲部隊の動きやシャトルからのガンカメラを切り替えながら腕を組んで立ったまま見ていた。
小林は、端に置かれた端末エリアで、ジュリアナと2人で何やらコマンダー同士、戦略戦術の話をしながらシュミレートして千歳宙空ステーションに侵入する敵に対する小隊の編成など話していた。
小林とジュリアナは真面目だ。
まだまだ2人は友達以上、恋人未満の関係だった。
大きな100人以上収容する大型ブリーフィング会場。
わざわざ、その端っこで1人座ったまま寝ている椎葉きよしがいた。
そのきよしの真横の椅子でイチャイチャするルオ・リリアナカップルだった。
ルオに馬乗りなってチュッチュ始めたリリアナ達にもお構いなしに寝ているきよし。
ルオとリリアナが顔を引っ付けたまま横のきよしの頬をツンツンと指で押す。
「あら。気持ちよさそうに。(ツンツン)お子ちゃま顔かぁー?あはは。(ツンツン)」
( スー、スー。……。スー、スー。 )
全く動じないきよし。
( ツンツン。 )
( スー、スー。 )
また、ツンツン指で突いたが全く起きない幸せ顔のきよし。
モニターを見ていたジェシカが笑いながら、腕を組んでゆっくり歩いてきた。
きよしの横にドンと座り、顔をくっつけているルオ、リリアナカップルを覗いた。
「リリィー。アンタたちって、これから戦場になるって言うのに。ホント、肝の座ったスナイパーだわね。」
きよしの反対側から、ルオに膝上で馬乗りになったまま、身を乗りだすリリアナ。
「ふふっ。ありがとうございます。これが、最期。もしかして最期のイチャイチャになってもいいように。ね、ルオ。Chu。」
少し赤くなってから、ジワーっと、幸せな顔になるルオだった。
「そんな事はないんだわさ。僕たちは必ず帰って来る。ねえ?リリィ。Chu。Chu。」
呆れなあがらも、ニッコリするジェシカ。
そんな微妙な表情のジェシカが、よだれを垂らして上を向いて寝てるきよしをチラッと見た。
フフ~ンと感心してから、ジェシカはきよしの顔を手の平で自分に寄せて、ほっぺにキスをした。
「わたしのきよし。食べちゃいたい。うふふ。Chu。」
出撃前の、ちょっとしたひと時。
恋人たちのブリーフィングルームだった。
【お華の解説 カスケード布】
このスーツは、昨年の対馬戦役で、布村愛ちゃんや佐藤結衣ちゃんたちも着たスーパースーツなのよ。八雲組合長の部下の伊藤武子おばちゃんも、ハサミで切ったスーツ布をスカートに縫い付けたとか話があったよね~。固い時は無理みたいだけどぉ硬化から解除された布は、木綿や化繊のシャツと同じ強度で柔らかいの。衝撃を与えなければハサミでゆっくり切る事が出来たみたい。
でも、結局は戦闘を前提で作られた布。戦闘による大ケガや、重大事故や呼吸器、循環器の病気の発症など、万が一の時は、硬化した布は人の手では破る事などできないので救命処置が全く出来ないわけ。
そのため固い布は解除して柔らかくしてから救命処置をするため硬化を解除するのよ。その為に解除周波数を登録してあるみたい。
普通、周波数を知っているのは救命ドクターやスタッフ、上官クラスしか知らないはずなの。それが誰なのか、どうやって解除する周波数を知ることが出来たのか。謎は深まるばかりなの。
御舩から司令を受けるたびに素早くオペレーティングを始める該当国の加盟国軍の事務武官たち。
「ミュレー少尉。フランス海軍、小樽母港のシャルル・ドゴールに連絡。積丹防衛へ回ってもらう。敵は陽動でHARMOR部隊を必ず出してくる。」
「ア・ヴォ・オルドゥル、モン・ジェネラル!(了解しました、閣下。)」
「岡島君、丘珠からも増援を。泊原発跡に警備に自衛隊のアタッカー・HARMORとWALKERを当てろ。」
「はっ!了解しました。」
直ぐにフランス基地司令ならび現場、母艦搭乗司令に通達するフランス軍事務武官。
日本国軍オペレーター事務武官の岡島上級曹長も丘珠駐屯地に連絡を始めた。
「メリッサ!三沢米軍に装備転換と補給準備の依頼。それとF-39Aスクランブル依頼。第3群のビックマム3機は道南で旋回待機させる。その援護要請だ。ビックマム3機と道南の高高度上空で援護するように。シレーヌは苫小牧石油備蓄基地・臨時指揮所で待機する。」
アクシスの本当の狙いが女真帝国のトマム幕府と判明し、対応策に走り回る千歳シーラスワンだった。
ローマン率いる第1群と第2群の6機のシャトルはこのまま台湾に向かい、金門県と中華帝国領厦門市の敵HARMORへ急襲攻撃を予定通りにかけるのだ。
第3群と10番機のシレーヌ。
シレーヌには本来は来月7月配属予定だったポーランド訓練部隊、バルトッシュ・カミンスキー率いるポーランド宇宙軍のHARMOR部隊が、万が一に備えて早期配属されていたのだ。
これで第3群、3機のオービターと10番機シレーヌは苫小牧攻防組みとなった。
そして、我らが椎葉きよし。
きよしがいる小林小隊とスミス小隊は、最後の切り札として千歳シーラスワンのウーラノスの護衛として残される事になったのだった。
◇ ◇
千歳シーラスワンのHARMOR・パイロットのブリーフィング兼、控え室。
小林小隊とスミス小隊の仲良し男女6人組が待機している。
正面10台の戦術モニターには、各戦況の映像が映されている。
先月の5月からルオと付き合い始め、彼女になったリリアナ。
背中をルオの左腕にぴったりくっつけてジュースを飲みながらイチャイチャしている。
ジェシカは、ローマンたちロフテッド軌道急襲部隊の動きやシャトルからのガンカメラを切り替えながら腕を組んで立ったまま見ていた。
小林は、端に置かれた端末エリアで、ジュリアナと2人で何やらコマンダー同士、戦略戦術の話をしながらシュミレートして千歳宙空ステーションに侵入する敵に対する小隊の編成など話していた。
小林とジュリアナは真面目だ。
まだまだ2人は友達以上、恋人未満の関係だった。
大きな100人以上収容する大型ブリーフィング会場。
わざわざ、その端っこで1人座ったまま寝ている椎葉きよしがいた。
そのきよしの真横の椅子でイチャイチャするルオ・リリアナカップルだった。
ルオに馬乗りなってチュッチュ始めたリリアナ達にもお構いなしに寝ているきよし。
ルオとリリアナが顔を引っ付けたまま横のきよしの頬をツンツンと指で押す。
「あら。気持ちよさそうに。(ツンツン)お子ちゃま顔かぁー?あはは。(ツンツン)」
( スー、スー。……。スー、スー。 )
全く動じないきよし。
( ツンツン。 )
( スー、スー。 )
また、ツンツン指で突いたが全く起きない幸せ顔のきよし。
モニターを見ていたジェシカが笑いながら、腕を組んでゆっくり歩いてきた。
きよしの横にドンと座り、顔をくっつけているルオ、リリアナカップルを覗いた。
「リリィー。アンタたちって、これから戦場になるって言うのに。ホント、肝の座ったスナイパーだわね。」
きよしの反対側から、ルオに膝上で馬乗りになったまま、身を乗りだすリリアナ。
「ふふっ。ありがとうございます。これが、最期。もしかして最期のイチャイチャになってもいいように。ね、ルオ。Chu。」
少し赤くなってから、ジワーっと、幸せな顔になるルオだった。
「そんな事はないんだわさ。僕たちは必ず帰って来る。ねえ?リリィ。Chu。Chu。」
呆れなあがらも、ニッコリするジェシカ。
そんな微妙な表情のジェシカが、よだれを垂らして上を向いて寝てるきよしをチラッと見た。
フフ~ンと感心してから、ジェシカはきよしの顔を手の平で自分に寄せて、ほっぺにキスをした。
「わたしのきよし。食べちゃいたい。うふふ。Chu。」
出撃前の、ちょっとしたひと時。
恋人たちのブリーフィングルームだった。
【お華の解説 カスケード布】
このスーツは、昨年の対馬戦役で、布村愛ちゃんや佐藤結衣ちゃんたちも着たスーパースーツなのよ。八雲組合長の部下の伊藤武子おばちゃんも、ハサミで切ったスーツ布をスカートに縫い付けたとか話があったよね~。固い時は無理みたいだけどぉ硬化から解除された布は、木綿や化繊のシャツと同じ強度で柔らかいの。衝撃を与えなければハサミでゆっくり切る事が出来たみたい。
でも、結局は戦闘を前提で作られた布。戦闘による大ケガや、重大事故や呼吸器、循環器の病気の発症など、万が一の時は、硬化した布は人の手では破る事などできないので救命処置が全く出来ないわけ。
そのため固い布は解除して柔らかくしてから救命処置をするため硬化を解除するのよ。その為に解除周波数を登録してあるみたい。
普通、周波数を知っているのは救命ドクターやスタッフ、上官クラスしか知らないはずなの。それが誰なのか、どうやって解除する周波数を知ることが出来たのか。謎は深まるばかりなの。
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