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第12章 攻撃型海中移動基地「海神(ワタツミ)級」の2番艦「須佐之男命(スサノオ)」
第1話 AXIS擬装タンカー確保!フェーズ3終了。
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朝日を浴びて、群青色の海原をキラキラと輝かせる津軽海峡。
その青森、大間町沖。
規則正しく大きな船が並んでいた。
それは、巨大タンカーを改造し、偽装したAXISの潜水艦母船なのだ。
その景色は、広大な海に浮かぶ人工島のようだった。
巨大タンカーの群れの一角が、離れて行く。
2隻の大型タグボートにひかれた、群れの中で1番大きなタンカーが、ゆっくり離れようとしていた。
停泊している他のタンカーの甲板上には、黒づくめの大勢の各国の特殊部隊員たちがいた。
タンカー船底から潜入作戦を終えた、アンダー・アーマー・スーツに各種装備品姿で、忍者のような姿の兵士だった。
加盟国軍の各国特殊部隊員、自衛隊や日本国海軍の特殊部隊員たちなのだ。
ひと仕事を終えて、銃を肩から外し、甲板上から離れるタンカーを見ていた。
その離れるタンカーから1機の小型オスプレイが離陸し、サッと半宙返りをして、浮かぶタンカー群へ向かって来た。
( キィーン……、シュゴォォー。 )
控えめなジェット音。と、言うよりジェット流の風の音だけだった。
ジョットエンジン本体の爆音や燃焼音が全くしていないのだ。それも、高速モーターのような高周波の音以外ほとんどしていないのだ。
そんなサイレント・オスプレイが、前方の空から飛来してきたのだ。
オスプレーと言っても、千歳シーラスワンや第01機動艦隊母艦「エミリア・プラテル」の機動部隊が使用するWALKERのパワードスーツを積載する大型のオスプレイではなかった。
隠密潜水部隊の情報特務専用の小型の高性能6人乗りのオスプレイだった。
その小型オスプレーが停泊しているタンカー群に向かって来た。
移動しているタンカー1隻分が空いた、広い空間に早い速度で向かって来た。
すると一定の高度から突然、墜落するかの様に、急激に高度を下げて来た。
一瞬、黙って見る甲板の特殊部隊員たち。
一般人がそんなオスプレイを見ると何か、エンジントラブルでも起こして墜落するような感じで慌てる様なところだが、しかし全てを解っている精鋭たちには興味の対象では無いのだ。
どのタンカーの特殊部隊員も落下してくるオスプレイを一度目視してから、次々に甲板から船内へ引き返していく。彼らにとっては今、フェーズ3が終了したのだった。
(フェーズ1は侵入とスタンバイ。フェーズ2は敵、情報の排除と確保。フェーズ3は敵捕虜の後始末と保護、後片づけ)
フェーズ3に該当するのだ。
依然、早い速度で落下してくるスリムな最新鋭のV-TOLオスプレイ3。
もう海面と衝突しそうない距離と勢いだ。
はた目から見ると海面に衝突する様な降下スピード。
主翼とジェットを下に向けて少し減速したかな、と思った瞬間クルっと向きを変え、また落下し始めた。
その時、海上に大きな波も立てずに、(ヌルッ)と濃紺の独特なシルエットの潜水艦のノーズが浮かんできた。
一瞬、鯨でも浮かんで来たのか。と、思える動きだった。
しかし、紛れもない大きな潜水艦だ。
その潜水艦に向かって速度を緩める事もなく飛行して来たのだ。
オスプレイの落下に呼応して潜水艦の艦首が艦橋と思える流線型の艦橋付近から、ガバッと開いた。
開いた艦首の大きなフタには一段の棚が突き出てきた。
その棚にオスプレーが水煙を立てながら、一瞬芸のように着陸した。着陸と言うより、棚にオスプレイが刺さった感じだ。
オスプレイのエアジェットエンジンが着いたままなのか、噴射したまま折り畳まれる。
(( シューンゴーッ!ザザザザー! ))
ジェット噴射でデタラメに水煙が飛び散り、広いタンカーが並んだ中で一隻分開いた空間に、大げさな薄い水煙が立った。
オスプレイの主翼を折り畳むとフタも閉まった。
音も無くシュッとオスプレイを飲み込んで、同時に鯨の様にブシューと3箇所から巨大な潮を吹いて(ヌルッ)と、波も立てず、抵抗も無く海中に沈んだ。
落下、潜水艦の出現、搭載、再び潜水までアッと言う間の出来事だ。
まさに巨大海洋生物が空飛ぶ何かを狙い、海中から突然現れて捕食して海に沈むようだった。
オスプレイを飲み込んだのはシーラス・日本が誇るAS(月裏のアース・スーリア)技術の最新鋭潜水艦、無音潜航・磁気推進の「呂‐61中型潜」だ。
シーラスAS潜の共通点は小型から中型、大型潜水艦のイージス型潜水艦「伊‐450型」「伊‐500型」まですべてに最新の小型オスプレイ3を、1機以上搭載出来るのだ。
その「呂‐61中型潜」が急速潜航。
海中で、ノーズを上げた25度の仰角を水平に戻し、得意の無音の高速航行が始まった。
追いかけるイルカ群れ。
しかし、海中で40ノットの猛スピードにはさすがのイルカたちも諦めたようだった。
その青森、大間町沖。
規則正しく大きな船が並んでいた。
それは、巨大タンカーを改造し、偽装したAXISの潜水艦母船なのだ。
その景色は、広大な海に浮かぶ人工島のようだった。
巨大タンカーの群れの一角が、離れて行く。
2隻の大型タグボートにひかれた、群れの中で1番大きなタンカーが、ゆっくり離れようとしていた。
停泊している他のタンカーの甲板上には、黒づくめの大勢の各国の特殊部隊員たちがいた。
タンカー船底から潜入作戦を終えた、アンダー・アーマー・スーツに各種装備品姿で、忍者のような姿の兵士だった。
加盟国軍の各国特殊部隊員、自衛隊や日本国海軍の特殊部隊員たちなのだ。
ひと仕事を終えて、銃を肩から外し、甲板上から離れるタンカーを見ていた。
その離れるタンカーから1機の小型オスプレイが離陸し、サッと半宙返りをして、浮かぶタンカー群へ向かって来た。
( キィーン……、シュゴォォー。 )
控えめなジェット音。と、言うよりジェット流の風の音だけだった。
ジョットエンジン本体の爆音や燃焼音が全くしていないのだ。それも、高速モーターのような高周波の音以外ほとんどしていないのだ。
そんなサイレント・オスプレイが、前方の空から飛来してきたのだ。
オスプレーと言っても、千歳シーラスワンや第01機動艦隊母艦「エミリア・プラテル」の機動部隊が使用するWALKERのパワードスーツを積載する大型のオスプレイではなかった。
隠密潜水部隊の情報特務専用の小型の高性能6人乗りのオスプレイだった。
その小型オスプレーが停泊しているタンカー群に向かって来た。
移動しているタンカー1隻分が空いた、広い空間に早い速度で向かって来た。
すると一定の高度から突然、墜落するかの様に、急激に高度を下げて来た。
一瞬、黙って見る甲板の特殊部隊員たち。
一般人がそんなオスプレイを見ると何か、エンジントラブルでも起こして墜落するような感じで慌てる様なところだが、しかし全てを解っている精鋭たちには興味の対象では無いのだ。
どのタンカーの特殊部隊員も落下してくるオスプレイを一度目視してから、次々に甲板から船内へ引き返していく。彼らにとっては今、フェーズ3が終了したのだった。
(フェーズ1は侵入とスタンバイ。フェーズ2は敵、情報の排除と確保。フェーズ3は敵捕虜の後始末と保護、後片づけ)
フェーズ3に該当するのだ。
依然、早い速度で落下してくるスリムな最新鋭のV-TOLオスプレイ3。
もう海面と衝突しそうない距離と勢いだ。
はた目から見ると海面に衝突する様な降下スピード。
主翼とジェットを下に向けて少し減速したかな、と思った瞬間クルっと向きを変え、また落下し始めた。
その時、海上に大きな波も立てずに、(ヌルッ)と濃紺の独特なシルエットの潜水艦のノーズが浮かんできた。
一瞬、鯨でも浮かんで来たのか。と、思える動きだった。
しかし、紛れもない大きな潜水艦だ。
その潜水艦に向かって速度を緩める事もなく飛行して来たのだ。
オスプレイの落下に呼応して潜水艦の艦首が艦橋と思える流線型の艦橋付近から、ガバッと開いた。
開いた艦首の大きなフタには一段の棚が突き出てきた。
その棚にオスプレーが水煙を立てながら、一瞬芸のように着陸した。着陸と言うより、棚にオスプレイが刺さった感じだ。
オスプレイのエアジェットエンジンが着いたままなのか、噴射したまま折り畳まれる。
(( シューンゴーッ!ザザザザー! ))
ジェット噴射でデタラメに水煙が飛び散り、広いタンカーが並んだ中で一隻分開いた空間に、大げさな薄い水煙が立った。
オスプレイの主翼を折り畳むとフタも閉まった。
音も無くシュッとオスプレイを飲み込んで、同時に鯨の様にブシューと3箇所から巨大な潮を吹いて(ヌルッ)と、波も立てず、抵抗も無く海中に沈んだ。
落下、潜水艦の出現、搭載、再び潜水までアッと言う間の出来事だ。
まさに巨大海洋生物が空飛ぶ何かを狙い、海中から突然現れて捕食して海に沈むようだった。
オスプレイを飲み込んだのはシーラス・日本が誇るAS(月裏のアース・スーリア)技術の最新鋭潜水艦、無音潜航・磁気推進の「呂‐61中型潜」だ。
シーラスAS潜の共通点は小型から中型、大型潜水艦のイージス型潜水艦「伊‐450型」「伊‐500型」まですべてに最新の小型オスプレイ3を、1機以上搭載出来るのだ。
その「呂‐61中型潜」が急速潜航。
海中で、ノーズを上げた25度の仰角を水平に戻し、得意の無音の高速航行が始まった。
追いかけるイルカ群れ。
しかし、海中で40ノットの猛スピードにはさすがのイルカたちも諦めたようだった。
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