3 / 10
第1クォーター
嵐の入学式
しおりを挟む
今日は、春海高校の入学式。大樹、あすか、しのぶの3人も、春を無事に迎えた。
卒業式の一件も、なかったような、仲良しぶりだった。
ところが、災難は、突然に降りかかる。偶然にも、同じクラスの一年生。ずっと、このまま三人の関係が変わらないと、思っていた矢先だった。
「私が、担任の矢部明子です。よろしくね。」
女性が教師だった。見るからに、スタイルが良い。男子生徒は、色めき立つ。
身長は、167センチ。モデルにもなれるような、魅力的な女性だった。
あすかとしのぶは、お互いに顔を見合わせて、大樹を見た。ニヤついてる。年上の女性に、この頃は、憧れる、いわば、恋の病のようなもの。
「先生、質問があります?」と大樹。
「何かしら」と明子先生。
「恋人は、いますか?」と大樹が言うと、クラス中が、ざわめきだった。
明子先生は、落ち着いて
「残念ながら、いません。勉強に夢中になってたから。」
「年はいくつですか?」と大樹。
「大学卒業して、2年経つから、24歳、独身よ。」
そして、明子先生は、大樹に、こう言い放った。
「先生に興味があるのかな?」
大樹は、見透かされた気がして
「いいえ、別に」としか、言えなかった。
メラメラと嫉妬の炎を燃やすのは、あすかとしのぶ。まるで、後から出てきて、ご馳走を持っていくような感じに、襲われた。
女の敵は、女。攻撃の対象は、明子先生だ。私たちが大樹と、付き合いが、長いのに、この女何?
しかも、おばさんじゃない。
二人は、オリエンテーションが終わった後に、密談した。
「あの女に、恥をかかせてやろうよ?」とあすか。
「いや、そこまではチョットねえ。」としのぶ。
いきり立っているあすかは、こう言い放った。
「泥棒猫に罰を与えるのよ!」
「どうやって?」としのぶ。
あすかは、頭の回転が、早い女だ。
こう、言った。
「ホースで、水をかけて、服をビショビショに、してやろうよ!」
「エー?」としのぶ。
そこに、大樹が、現れた。
「何やら、悪巧みかな?お二人さん?」
ギョッと振り向く二人。
「もしも、あの先生に、何かしたら、俺が許さない。」
こうして、大樹をめぐる、恋の戦いは、始まった。
第3話となりました。この物語には、なぜかライバルばかり、登場します。
お話的に、面白いキャラクターをゲストとして、登場させます。
楽しんで貰えれば、幸いです。
君は、ネバーランドの夢を見る。
try again
卒業式の一件も、なかったような、仲良しぶりだった。
ところが、災難は、突然に降りかかる。偶然にも、同じクラスの一年生。ずっと、このまま三人の関係が変わらないと、思っていた矢先だった。
「私が、担任の矢部明子です。よろしくね。」
女性が教師だった。見るからに、スタイルが良い。男子生徒は、色めき立つ。
身長は、167センチ。モデルにもなれるような、魅力的な女性だった。
あすかとしのぶは、お互いに顔を見合わせて、大樹を見た。ニヤついてる。年上の女性に、この頃は、憧れる、いわば、恋の病のようなもの。
「先生、質問があります?」と大樹。
「何かしら」と明子先生。
「恋人は、いますか?」と大樹が言うと、クラス中が、ざわめきだった。
明子先生は、落ち着いて
「残念ながら、いません。勉強に夢中になってたから。」
「年はいくつですか?」と大樹。
「大学卒業して、2年経つから、24歳、独身よ。」
そして、明子先生は、大樹に、こう言い放った。
「先生に興味があるのかな?」
大樹は、見透かされた気がして
「いいえ、別に」としか、言えなかった。
メラメラと嫉妬の炎を燃やすのは、あすかとしのぶ。まるで、後から出てきて、ご馳走を持っていくような感じに、襲われた。
女の敵は、女。攻撃の対象は、明子先生だ。私たちが大樹と、付き合いが、長いのに、この女何?
しかも、おばさんじゃない。
二人は、オリエンテーションが終わった後に、密談した。
「あの女に、恥をかかせてやろうよ?」とあすか。
「いや、そこまではチョットねえ。」としのぶ。
いきり立っているあすかは、こう言い放った。
「泥棒猫に罰を与えるのよ!」
「どうやって?」としのぶ。
あすかは、頭の回転が、早い女だ。
こう、言った。
「ホースで、水をかけて、服をビショビショに、してやろうよ!」
「エー?」としのぶ。
そこに、大樹が、現れた。
「何やら、悪巧みかな?お二人さん?」
ギョッと振り向く二人。
「もしも、あの先生に、何かしたら、俺が許さない。」
こうして、大樹をめぐる、恋の戦いは、始まった。
第3話となりました。この物語には、なぜかライバルばかり、登場します。
お話的に、面白いキャラクターをゲストとして、登場させます。
楽しんで貰えれば、幸いです。
君は、ネバーランドの夢を見る。
try again
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【完結】少年の懺悔、少女の願い
干野ワニ
恋愛
伯爵家の嫡男に生まれたフェルナンには、ロズリーヌという幼い頃からの『親友』がいた。「気取ったご令嬢なんかと結婚するくらいならロズがいい」というフェルナンの希望で、二人は一年後に婚約することになったのだが……伯爵夫人となるべく王都での行儀見習いを終えた『親友』は、すっかり別人の『ご令嬢』となっていた。
そんな彼女に置いて行かれたと感じたフェルナンは、思わず「奔放な義妹の方が良い」などと言ってしまい――
なぜあの時、本当の気持ちを伝えておかなかったのか。
後悔しても、もう遅いのだ。
※本編が全7話で悲恋、後日談が全2話でハッピーエンド予定です。
※長編のスピンオフですが、単体で読めます。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる