転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎

水月華

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第3章

まずは情報収集からですわ


 さて、目下の課題は2つだ。
 まず一つ。イベントが「メアリーの覚醒」であることが目的ならば、メアリー様が光魔術を使いこなせるようになることが必要だ。
 けれど、光魔術は他の魔術に比べてクセが強い。その分強力な魔術も多いのだけれど、使いこなせるのは一握りということだ。
 もう一つはメアリー様だけでなく、周りの協力もあれば例え覚醒に至らなくても被害を最小限に抑えることが出来るのではないかと考えている。
 とりあえずわたくしは邸の書庫で魔術に関する本をめくる。優先度としてはメアリー様が覚醒できる方が重要だと思うので。

「うーん……。光魔術……適正者は少なくないけれど、使いこなせるわけではないのね。他の属性では基本的な魔術は適性があれば、誰でも使うようになれるけれど、光魔術はその基本魔術すら使いこなすのが難しい……。やはり魔力の消費量が一番の課題なのね。膨大な魔力が必要……。この書き方だとわたくしの魔力保有量でも怪しいくらいなのね。トミーほどの魔力保有量なら行けそう。どちらにしても適正ではないのだけれど、比較はしやすいわ。ということはメアリー様の魔力保有量はトミー以上ということかしら。それを使いこなすとなると確かに難しいわ。トミーだってまず魔力コントロールから始まっているわけだし、それを踏まえると時間はほとんど無いのかも……」
「何をブツブツ言っているんだ?」
「きゃあっ」

 突然の第3者の声に、わたくしは文字通り飛び上がった。
 心臓が口から出そうなほどバクバクと音を立てている。
 振り返るとお兄様が、こちらも驚いた顔で立っていた。

「そ、そんなに驚くとは思わなくて、ごめん」
「い、いえ。わたくしが気がつかなったのが悪いですわ」

 気まずさを誤魔化すようにお兄様は咳払いをした。

「それで、どうしたんだ? 今になってそんな基礎的な本を読んでいるなんて珍しいじゃないか」
「メアリー様が悩んでおられるので、何か力になれないかと学び直しておりましたの」
「へティは優しいな。どれ、僕も一緒に調べようかな」
「え? ありがとうございます」

 まさかそんな申し出をしてくれるとは。1人ではどうにもできないのでありがたい。

「メアリー嬢の適性はなんだい?」
「光だそうですわ」
「なるほどそれは確かに、悩むだろうね」
「そういえばお兄様は風と水の2属性持ちでしたわね。やはり違いはあるのですか?」

 お兄さまは珍しい2属性持ちだ。基本1人1属性のことが多く、2属性持ちは稀だそうだ。
 研究によると、属性によっても全く違う魔力の流れがあったりするため、案外使いこなすのは難しいらしい。

「ああ。今はだいぶ様になっているけれど、最初はひどかったな。一方ができるようになったと思ったら、もう一方ができなくなるんだ。中々2つを使いこなすのはコツが必要だったな」
「そうなのですね。その違いはどのような感じなのでしょう」
「言葉にするのは難しいが……そうだな。僕の感覚の話だけれど、風は自由に、水は包み込むようにかな」
「……申し訳ありません。わたくしには理解力が足りませんわ」

 なんとなくわかるような気がするけれど、自信はない。
 お兄様も苦笑している。

「いや、うまく説明できなくて申し訳ない。そうだ。父上に相談してみよう。父上は魔術のことは研究者並みに詳しいんだ。うまく説明してくれるかもしれない」
「そうですわね。あまりお手を煩わせたくありませんでしたが、この際手段は選んでいられませんわ」
「へティのこととなれば、父上は喜んで協力してくれるさ」
「そうですわね。忙しいでしょうけれど、わたくしたちを覗く余裕がお有りですもの。突撃しても特に問題はありませんわね」
「……だんだん父上への扱いが、母上に似てきている気がする。そのうち僕も同じ待遇になりそう」
「お兄様がシスコンを拗らせなければ大丈夫ですわ。それから、ポンコツを発揮しなければ」
「へティ、そう言いながら既に片鱗が見えているよ」
「ふふ、気のせいですわ。さあ行きましょう」

 納得していなさそうなお兄様を引っ張って、お父様の執務室へ急いだ。
 執務室の扉をノックする。すぐに、執事長のトーマスが顔を出した。

「おや、坊っちゃまとお嬢様。何か御用でしょうか?」
「ええ、お父様に相談したいことがあるの。時間を作っていただけないかと思って」
「少々お待ちください」

 ややあって、トーマスはわたくしたちを部屋へ招き入れてくれた。
 お父様は真剣な表情で、書類と向き合っている。いつものどこか抜けたお父様とは別人のようだ。

「2人が来るなんて珍しいな。相談したいこととはなんだい?」
「光魔術について知りたいのです」
「光魔術……あぁ、メアリー嬢のためか。へティは優しい子だ」

 そういうと、ソファに座るように促した。休憩も兼ねるのか、トーマスにお茶を頼む。

「さて、何から話そうか。まずはどんなことが知りたいんだい?」
「そうですね。まずは光魔術の習得難度でしょうか。かなり難しそうではありますが」
「なるほど。確かに光魔術は多くの魔力を必要とするからね。とはいえ、魔力が潤沢にあったとしても、使いこなせるかは本人次第だ。勉強に得手不得手があるように、魔術にも同じことが言える」
「魔力があるから絶対に魔術が得意になるわけではありませんのね」
「そうだね。けれど、苦手なことも繰り返し繰り返しやることでできるようになることもあるだろう。じゃあ苦手なことを出来る様にするために、まず何が必要かわかるかい?」
「……基礎、でしょうか」
「その通りだ。とにかく基礎ができれば、どうにか形にはなるものさ。じゃあ魔術における基礎とはなんだと思う?」
「魔術における基礎……知識、でしょうか? 魔術がどのように発動するのか、なんのために発動するのか。あとは、その魔術が出来た経緯とか?」
「うん、その通りだ」

 前世でも漢字の成り立ちを知ると、その漢字を覚えやすいとかあった気がする。そう考えるとわかりやすいかも。
 基礎固めか。そういえば、メアリー様は引き取られてから1年程度しか時間が経っていない。となると、魔術の勉強はほとんどできていないかも知れない。
 きっとマナーを優先して教えられただろうから、魔術に関しては本当に学園の授業のみの知識という可能性もある。ここは確認しないと。

「メアリー嬢が魔術を使いこなせるようになりたいと悩んでおられるのです。お兄様に聞いたところ、属性により魔術を行使する感覚が違うということもわかりました。わたくしも水魔術は使えますが、光属性では教えられるかというと不安があります」
「確かに魔術を教わるときは、属性と同じ教師に教わった方が出来るようになりやすい。だから学園では色々な教師が日々教えてくれるだろう? 各々感覚は掴めるようになるんだが、周りにいなければ難しいことだね」

 なんとかいい案が出ればいいのだけれど、どうも難しいらしい。
 ここで、お兄様が口を開いた。

「先ほどの話だけれど、風と水の感覚ね。あれはイメージという意味ではあながち的外れではないはずなんだ」
「イメージですか」
「アルの言う通りだね。まずは知識としての基礎固め。それから、その魔術はなんの目的で使うのかというイメージができれば、やりやすくなるよ」
「参考までにお兄様の抱くイメージをもう少し教えてください」
「そうだな……。風はどこでも吹くだろう? 荒野だろうと、草原だろうと、山だろうと、海だろうと。自由にどこでもそこに感じることができる。水はそこに入ろうとしたものを、拒絶することはない。万物全て平等に包み込んでくれる」
「なるほど。そう言われると、先ほどのお兄様の言った意味もわかってきますわ」
「けれど、そのイメージだけではうまくいかなかったんだ」
「なぜですの?」
「もう一つの側面もイメージできた方がいいと言うことさ。例えば、2つに共通することだけど、どちらも時に脅威となる。風はあらゆるものを吹き飛ばす。水は全てを飲み込んでしまう。荒々しい一面も理解したら僕はすんなり使えるようになったんだ」
「あらゆる視点を持った方が良いと言うことですね」

 イメージか。言われてみれば、わたくしもなんとなくのイメージは持っている。
 わたくしは流れると言うかんじだ。明確にはできていなかったけれど。
 メアリー様にこの話をしてみよう。何かヒントにはなるかも知れない。


◇◇◇


 学園にて、わたくしは早速メアリー様に学んだことを話した。
 ちなみにパトリシア様も、悪くいえば道連れにして話に加わってもらっている。
 優しく、正義感のあるパトリシア様なら、わたくしが首を突っ込もうとしている時点で一緒に来てくれるので知っておいた方が良いと考えた結果でもある。

「夢……ですか。そんな夢に惑わされることはないと言いたいところですが、人の命も関わっていることですし対策は練っておいて損はありませんわね。それが外れれば問題ないのですから」
「そうですわ。やるだけやってみましょう。そもそも魔術がうまくなれば、成績も上がりますし」

 結局、イベントのことはメアリー様の夢ということにした。口八丁手八丁で、本当に起こりそうだと不安を抱いているように見せる。
 それならば、半信半疑でも協力してくれると考えたからだ。幸い、パトリシア様は納得してくれた。

「すいません。私のことで」
「メアリー様が気にすることではありませんわ。ヘンリエッタ様のいう通り、成績にも関わることですしわたくしも協力します」
「ありがとうございます」

 なんだろう、わたくしがいうよりパトリシア様の方が頼り甲斐がある気がするのは。
 くっそう、なんだか負けた気がする。わたくしも頑張らなくては。

「それで、父に聞いたのですけれどまずは魔術に関しての知識が基礎として大切なことだそうですわ。メアリー様は魔術の知識はどのくらいなのでしょう」
「えっと、私、ここに入学するまで魔術の勉強をあまりしていなくて。養父からは学園で習うことだし、今はマナーの方が重要と言われてしまっていたのもあり……」

 なんと、わたくしの予想が当たってしまった。恐らく男爵の魔力保有量も、潤沢というわけではないのだろう。
 だからこそ、マナーを優先した。うん。理屈はわかる。
 そんな胸の内を悟られないようにしながら、話を続ける。

「そういうことですの。ではメアリー様、授業でわからないことはありますか?」
「恐らく大丈夫だと思います。たまにある小テストも合格はしていますし」
「そもそもメアリー様は特進クラスでしょう。地頭は悪くないはずですわ」

 パトリシア様の言葉に、そうだったと思い直す。

「失礼しました。そうですわね。なんというかクラス分けの意味を忘れていましたわ」
「ヘンリエッタ様は……おかしなところが抜けていますわ」
「ええ、色々あったので気にしていませんでしたわ。申し訳ありません。では次の段階ですわね。もう一つ魔術に関してはイメージが大事なのだそうです」
「イメージ……ですか」
「はい。光とはどんなものか。一つの答えだけではなく、あらゆる方面から見た光をイメージできるとやりやすくなるそうですわ」
「なるほど……」

 メアリー様は考え込んでいる。わたくしも光についてイメージしてみたが、あやふやになってしまう。なんだろう、意外と難しい感じがする。

「参考までに、お2人のイメージを聞きたいのですが……」
「それがいいですわね。わたくしは水属性ですが、流れるというふうにイメージしていました。水は流動的で形は一定ではない。そして時に強くこちらを道連れにするように、時に優しくこちらの傷を癒すように流れる勢いも変わるようなイメージを持っております」

 これはあくまで今まで言語化していなかっただけで、わたくしの中にあったものだ。一緒にお兄様のイメージも伝える。
 次にパトリシア様にもお願いする。

「パトリシア様は風属性ですね。どのようなイメージがありますの?」
「そうですわね。守るべきものは優しく、仇成すものには荒々しく……と言ったところでしょうか。風は一見穏やかなものに感じますが、一方で災害になるほどの強さを発揮することもあります。そのことを考えますと、決して甘くみてはいけないと思いますわ」

 メアリー様はわたくしたちの話を聞いて、また考え込む。
 やはり難しいな。もう少しヒントが欲しいけれど。

「……あとは……殿下にも聞いてみましょうか。学園で最強と言っても過言ではないお方ですから、また違った見方もあるかもしれません」

 パトリシア様の言葉に、固まってしまった。
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