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8,久々の学校
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私は翌日初めて制服に袖を通す。
今日は始業式
私は何時もの分身の格好をする。
前髪は校則ギリギリまで伸ばし、分厚いメガネをかけて長い髪を下ポニーテールにする。
「……私は、冬紗。家族やクラスメイトからもブスや芋女と呼ばれる女。無表情、無口が私。」
自分で自分の設定を確認する。
「……(こくっ)」
行ける。
二階にある自分の部屋から出て、1階のリビングに降りるけど私のご飯は無い。
一つ下の妹がテレビを見ながら朝ごはんを食べてる。
……ママさんは居ない。
……パパさんは仕事に行ったのかな?
私は、冷蔵庫の物で簡単にベーコンエッグとレタスとパンを用意して一人台所で食べる。
うん。
良い感じにコショウを聞かせてあって美味しい。
ちょっと半熟のこの目玉焼きが結構好きなんだよね……
さっさと私は食べて片付ける。
洗い物をしているとノロノロと食べていた捺華が声を掛けてきた。
「ブス、これも洗い物しておいて~」
「……(こくっ)」
私は自分のを洗い物をし終わり、捺華のは個人的にやるのが嫌なので、捺華が居なくなったのを確認し魔法で綺麗にする。
口の中もついでに綺麗にし、服装を整えカバンを持って家を出る。
捺華はまだ家で携帯でも弄ってるんだろうな……
私は俯きながら登校し、分身が見ていた大体のことは私に伝わるので自分のクラスに行く。
実際はこの中学校に入るの自体が初めてだから、ちょっと新鮮だ。
ガラリとドアを開け出席番号は何時も1番なので前の席に行く。
そして、私は新しい3年生の教科書をぱらりぱらりと読む。
海斗はまだ来てないので集中して読むことが出来た。
………………
…………
……
キーンコーンカーンコーン
……チャイムがなったみたい。
私は全ての教科書の内容を暗記してしまった。
まぁ、神ってそんな者なのかな?
後ろをチラッと見ると私から3つ後ろの席でうつ伏せて寝てるように見えた。
あ、海斗はそういうキャラなのね。
サラサラのあの髪は、あんなにボサボサにして分厚い瓶底メガネをかけて……
何時もキリッとしてるのにたまに凛々しくてかっこいい海斗とはかけ離れてるなぁ……
私は、後は無心で学校を過ごすだけ。
うん、大丈夫。
………………
…………
……
放課後
全然大丈夫だったわ。
なんか言ってきてもいや、人間が何言ってるの?ってなったわw
忘れ物が無いか確認して、海斗を見る。
ちょうど海斗も帰る所だったみたい。
廊下は帰ろうとしてる人達でぎゅうぎゅう詰めだ。
これ帰るの大変だな……
そう思いながら教室を出るとやっぱりぎゅうぎゅうにされる。
こんな所でぎゅうぎゅうに詰められる神って私ぐらいだよ。
そんな事を思っていると、急に指を絡めて手を繋がれた。
…………これは海斗だな。
私は歩くスピードを落として海斗の隣に居るようにする。
えへへっ……
彼氏と少しの間だけど手を繋いで下校?してる……
私は海斗と握ってる手をギュッギュッと握ったり開いたりを繰り返す。
でも直ぐに下駄箱に着いてしまい、手を離す事になる。
海斗の温もりが無くなった手を寂しく思いながらも、海斗に『またね』と合図し1人で帰る。
私は家に帰ると、自分の部屋で宿題を広げ携帯で仕事の内容とかをチェックする。
誰かが私の部屋に入ってきたら、亜空間に携帯をぽーいとしてしまえば、後は宿題をしていたっと言える。
えーと……今私達に来てる仕事は……
イギリスのAランクハンターの暗殺
ドイツの○○氏が最近きな臭い為、何か企んでいないかの確認または報告
アメリカの外交官が他国との密猟売買に加担していた為その証拠集めまたは証拠となるような情報がある場所の報告
イギリスのとある侯爵を暗殺
全て英語で書いてあるけど訳すとこんな物かな?
ん~……暗殺系は海斗がイギリスに行ってもらって……
ドイツとアメリカか……
取り敢えず、海斗に連絡しよう。
『暗殺系の2つ頼める?』
『大丈夫だ。あとの2つは直ぐに終わりそうか?』
『分からない。ちょっと調べて見てから現地行かなきゃ行けなかったらもしかしたら助け求めるかも。』
『了解、ムリすんなよ。』
『うん、ありがとう。』
「~////」
私はパタパタと足を動かす。
は~……こういう所でちょっとした気づかいがキュンとしちゃうの分かんないのかな~……
いや、でも仕事はしないとね。
私の脳に聞いてみる。
………………
…………
……
ドイツは…………わぉ……ダンジョンの魔物の飼育に成功して魔物使いのハンターを生み出したと……
……それに繋げて周辺国に魔物を攻めさせ領地を広げようとしてる……って事みたいだね。
OK
これで後は社長さんに伝えるだけ。
アメリカの証拠集めは……行かないとな……
はぁ……
私は、何時ものパーカーに仮面を付けて眼鏡を外し髪も解く。
フードを被って分身を出したら終わり。
「ごめんね。また私の変わりよろしく。」
「かしこまりました、いってらっしゃいませ。」
私はアメリカに転移し周りを見る。
今は真夜中の12時頃。
時差で大体14時間前だからそれ位かな。
えーと……外交官の家は……
私はまた転移して外交官の家に行く。
「……!……!」
寝室から声が聞える。
少し耳を澄ますと直ぐにわかった。
というかだいたい予想していた。
まぁ、……お楽しみ中でしたね。
私はその外交官の顔を見る。
うぇっ……
海斗意外だとものすごく気持ち悪くしか思わないな……
まぁ、良い。
これであいつの情報は分かった。
あいつがいつ人生が始まり
何があって人生が終わるのか
まぁ、ここら辺は私の本分だからね。
私は家に帰らずに会社に行く。
「あ、伝書鳩さん。社長さんに報告の場が欲しいんだよね~……海斗ももう直ぐ終わらせて帰ってくると思うし。」
「あら、奥さんお帰りなさいませ。死神様は……本当にすぐに帰ってきましたね。」
奥さんっと言うのは『死神の妻』の略だけど……
「え?」
私は振り返ると海斗に抱き締められた。
「ぶふっ!?」
「は~疲れた……癒しをチャージさせろ……」
8年前は私の方が身長高かったのにいつの間にか越されてた背。
でも、その分安心感も高くなって抱き締められるのが私は1番安心する。
エレベーターに乗り、私は仕事を確認する。
「もう……お疲れ様。どうだった?Aランクとお貴族様は。」
「向こうは朝だったから、皆起きてて周りの目に付かないようにするのが大変だったな……2人とも朝から飲んでたから直ぐに殺っちゃって消えなきゃ行けなかったよ。」
「あはは…………こっちは、1つは脳内で済ませれたけど、もう1つは現地行かなきゃいけなくてさ……行ったら向こうは夜中でターゲットを見たらお楽しみ中でさ……もう気持ち悪かったよね……」
「あ~……」(←盗聴器で聞こえて知ってた。)
「やっぱり、私には海斗だけだね~」
しみじみしながら言うと海斗はまたもや後ろから抱きしめられる。
「そう言うのは、夜のお誘いかな?」
「なっ?!」
そう言うつもりは無い!っと言おうとした所でエレベーターが開く。
「この後いつもの行こうな~」
楽しそうに話されたら、嫌な訳では無いので先程の言葉が出るはずもなく……
「……前みたいに、イキ地獄は嫌。」
そう言い私は社長さんの居る部屋に入る。
「久々の学校帰りの私達です」
「これからイチャイチャしたいのにわざわざ寄った俺達だ。」
「悪かった、悪かったから。そんなに言わないでくれ……」
「なんなんですか?1日ぐらい仕事の連絡ぐらい辞めれないんですか?」
「いや、済まないと思ったが外国からどうしてもっとの事だから……ほら、日本のは無かっただろう……」
「……外国だから時差とかめんどくさかった……」
「真夜中のせいで、私のターゲットはお楽しみ中でしたよ……」
「…………なんと言ったらいいのやら……」
これ以上言うと社長さんが困ってしまうのでやめる。
「では、報告しますね。黒猫さんお願いします。」
私が言ったのはさっきもそうだったけど、八年前と同一人物じゃない。
この会社の裏が感じたけど私達はお金さえ貰っていれば何も言わない。
それが私達だ。
今日は始業式
私は何時もの分身の格好をする。
前髪は校則ギリギリまで伸ばし、分厚いメガネをかけて長い髪を下ポニーテールにする。
「……私は、冬紗。家族やクラスメイトからもブスや芋女と呼ばれる女。無表情、無口が私。」
自分で自分の設定を確認する。
「……(こくっ)」
行ける。
二階にある自分の部屋から出て、1階のリビングに降りるけど私のご飯は無い。
一つ下の妹がテレビを見ながら朝ごはんを食べてる。
……ママさんは居ない。
……パパさんは仕事に行ったのかな?
私は、冷蔵庫の物で簡単にベーコンエッグとレタスとパンを用意して一人台所で食べる。
うん。
良い感じにコショウを聞かせてあって美味しい。
ちょっと半熟のこの目玉焼きが結構好きなんだよね……
さっさと私は食べて片付ける。
洗い物をしているとノロノロと食べていた捺華が声を掛けてきた。
「ブス、これも洗い物しておいて~」
「……(こくっ)」
私は自分のを洗い物をし終わり、捺華のは個人的にやるのが嫌なので、捺華が居なくなったのを確認し魔法で綺麗にする。
口の中もついでに綺麗にし、服装を整えカバンを持って家を出る。
捺華はまだ家で携帯でも弄ってるんだろうな……
私は俯きながら登校し、分身が見ていた大体のことは私に伝わるので自分のクラスに行く。
実際はこの中学校に入るの自体が初めてだから、ちょっと新鮮だ。
ガラリとドアを開け出席番号は何時も1番なので前の席に行く。
そして、私は新しい3年生の教科書をぱらりぱらりと読む。
海斗はまだ来てないので集中して読むことが出来た。
………………
…………
……
キーンコーンカーンコーン
……チャイムがなったみたい。
私は全ての教科書の内容を暗記してしまった。
まぁ、神ってそんな者なのかな?
後ろをチラッと見ると私から3つ後ろの席でうつ伏せて寝てるように見えた。
あ、海斗はそういうキャラなのね。
サラサラのあの髪は、あんなにボサボサにして分厚い瓶底メガネをかけて……
何時もキリッとしてるのにたまに凛々しくてかっこいい海斗とはかけ離れてるなぁ……
私は、後は無心で学校を過ごすだけ。
うん、大丈夫。
………………
…………
……
放課後
全然大丈夫だったわ。
なんか言ってきてもいや、人間が何言ってるの?ってなったわw
忘れ物が無いか確認して、海斗を見る。
ちょうど海斗も帰る所だったみたい。
廊下は帰ろうとしてる人達でぎゅうぎゅう詰めだ。
これ帰るの大変だな……
そう思いながら教室を出るとやっぱりぎゅうぎゅうにされる。
こんな所でぎゅうぎゅうに詰められる神って私ぐらいだよ。
そんな事を思っていると、急に指を絡めて手を繋がれた。
…………これは海斗だな。
私は歩くスピードを落として海斗の隣に居るようにする。
えへへっ……
彼氏と少しの間だけど手を繋いで下校?してる……
私は海斗と握ってる手をギュッギュッと握ったり開いたりを繰り返す。
でも直ぐに下駄箱に着いてしまい、手を離す事になる。
海斗の温もりが無くなった手を寂しく思いながらも、海斗に『またね』と合図し1人で帰る。
私は家に帰ると、自分の部屋で宿題を広げ携帯で仕事の内容とかをチェックする。
誰かが私の部屋に入ってきたら、亜空間に携帯をぽーいとしてしまえば、後は宿題をしていたっと言える。
えーと……今私達に来てる仕事は……
イギリスのAランクハンターの暗殺
ドイツの○○氏が最近きな臭い為、何か企んでいないかの確認または報告
アメリカの外交官が他国との密猟売買に加担していた為その証拠集めまたは証拠となるような情報がある場所の報告
イギリスのとある侯爵を暗殺
全て英語で書いてあるけど訳すとこんな物かな?
ん~……暗殺系は海斗がイギリスに行ってもらって……
ドイツとアメリカか……
取り敢えず、海斗に連絡しよう。
『暗殺系の2つ頼める?』
『大丈夫だ。あとの2つは直ぐに終わりそうか?』
『分からない。ちょっと調べて見てから現地行かなきゃ行けなかったらもしかしたら助け求めるかも。』
『了解、ムリすんなよ。』
『うん、ありがとう。』
「~////」
私はパタパタと足を動かす。
は~……こういう所でちょっとした気づかいがキュンとしちゃうの分かんないのかな~……
いや、でも仕事はしないとね。
私の脳に聞いてみる。
………………
…………
……
ドイツは…………わぉ……ダンジョンの魔物の飼育に成功して魔物使いのハンターを生み出したと……
……それに繋げて周辺国に魔物を攻めさせ領地を広げようとしてる……って事みたいだね。
OK
これで後は社長さんに伝えるだけ。
アメリカの証拠集めは……行かないとな……
はぁ……
私は、何時ものパーカーに仮面を付けて眼鏡を外し髪も解く。
フードを被って分身を出したら終わり。
「ごめんね。また私の変わりよろしく。」
「かしこまりました、いってらっしゃいませ。」
私はアメリカに転移し周りを見る。
今は真夜中の12時頃。
時差で大体14時間前だからそれ位かな。
えーと……外交官の家は……
私はまた転移して外交官の家に行く。
「……!……!」
寝室から声が聞える。
少し耳を澄ますと直ぐにわかった。
というかだいたい予想していた。
まぁ、……お楽しみ中でしたね。
私はその外交官の顔を見る。
うぇっ……
海斗意外だとものすごく気持ち悪くしか思わないな……
まぁ、良い。
これであいつの情報は分かった。
あいつがいつ人生が始まり
何があって人生が終わるのか
まぁ、ここら辺は私の本分だからね。
私は家に帰らずに会社に行く。
「あ、伝書鳩さん。社長さんに報告の場が欲しいんだよね~……海斗ももう直ぐ終わらせて帰ってくると思うし。」
「あら、奥さんお帰りなさいませ。死神様は……本当にすぐに帰ってきましたね。」
奥さんっと言うのは『死神の妻』の略だけど……
「え?」
私は振り返ると海斗に抱き締められた。
「ぶふっ!?」
「は~疲れた……癒しをチャージさせろ……」
8年前は私の方が身長高かったのにいつの間にか越されてた背。
でも、その分安心感も高くなって抱き締められるのが私は1番安心する。
エレベーターに乗り、私は仕事を確認する。
「もう……お疲れ様。どうだった?Aランクとお貴族様は。」
「向こうは朝だったから、皆起きてて周りの目に付かないようにするのが大変だったな……2人とも朝から飲んでたから直ぐに殺っちゃって消えなきゃ行けなかったよ。」
「あはは…………こっちは、1つは脳内で済ませれたけど、もう1つは現地行かなきゃいけなくてさ……行ったら向こうは夜中でターゲットを見たらお楽しみ中でさ……もう気持ち悪かったよね……」
「あ~……」(←盗聴器で聞こえて知ってた。)
「やっぱり、私には海斗だけだね~」
しみじみしながら言うと海斗はまたもや後ろから抱きしめられる。
「そう言うのは、夜のお誘いかな?」
「なっ?!」
そう言うつもりは無い!っと言おうとした所でエレベーターが開く。
「この後いつもの行こうな~」
楽しそうに話されたら、嫌な訳では無いので先程の言葉が出るはずもなく……
「……前みたいに、イキ地獄は嫌。」
そう言い私は社長さんの居る部屋に入る。
「久々の学校帰りの私達です」
「これからイチャイチャしたいのにわざわざ寄った俺達だ。」
「悪かった、悪かったから。そんなに言わないでくれ……」
「なんなんですか?1日ぐらい仕事の連絡ぐらい辞めれないんですか?」
「いや、済まないと思ったが外国からどうしてもっとの事だから……ほら、日本のは無かっただろう……」
「……外国だから時差とかめんどくさかった……」
「真夜中のせいで、私のターゲットはお楽しみ中でしたよ……」
「…………なんと言ったらいいのやら……」
これ以上言うと社長さんが困ってしまうのでやめる。
「では、報告しますね。黒猫さんお願いします。」
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