クラス転移で召喚された虐められている私。新しい仲間とざまぁしちゃうかも？

アガネスト帝国王立魔法学園

7，殿下達と登校

 私が起きたら、使用人組5人はもう起きていて小声でおはようございます。と言ってくれた。

他の子は、まだ寝ている。

「もう少しゆっくり寝てても良いんだよ？」

「大丈夫です。モナさんに特訓された時に癖になりまして……」

「そこまで大変じゃないですよ～」

私は、制服に着替えて食堂に行った。

朝ごはん何がいいかな？

……普通にトーストと卵やベーコン、サラダとかでいっか。

もうすぐ出来るっていう時に皆が降りてきた。

「ふぁ……おはよう、ございます……姉様」

「ふぁ……おはよう……姉ね」

「おはよう……ナナちゃん……」

「うん、おはよう。ご飯出来るから座ってて？」

「「「はい……」」」

おうおう……眠そうだね……

 お皿を持っていくのはトリスとハルミに任せて私は、エプロンをとって食事が出来るようにする。

「じゃあ食べようか。いただきます」

「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」

なんて食べ始めて、歯磨いて髪を結って終わり。

 皆で家を出て寮に戻り、そのまま学び舎の方へ向かう。

 ちょうど殿下とはち合わせしそうな頃合だから、大丈夫だ。


「おはよう、ナナ嬢達」

ほら来た。

「おはようございます、殿下。」

「おはよう、お前ら」

「おはよう、カイル。」

流石！切り替え！

 私の内心は昨日の事思い出しちゃっているけど顔には出てないよ！

「結構な数での登校なんだね……そちらの子達は？」

「私の妹達でございます。ほら、挨拶しなさい。」

「お初にお目にかかります。リリー・ロ・シュレイプです。」

「お初にお目にかかります。ルルー・ロ・シュレイプです～」

「あぁ、よろしく頼むよ。ルーデリア嬢もおはよう。」

「おはようございます。殿下」

さてさて、今日は魔力想定の日だけども……

「今日の魔力想定って、ステータスの魔力量以外に何を見るのかしら？」

私が皆に聞くと

「ご主人様、魔力量だけが実力ではございませんので、実技試験……のような形になるのでは無いのでしょうか？」

「なるほど……」

ここで、ヒロインが聖女判定が来るのかな？

イベントでは……

「カイル、不安だから一緒に居てよね。火力出しすぎないか心配だわ……」

「え？！……おおう。シリウスも居るけど良いのならな？」

 あ、今一瞬本当に心配しているって思ったでしょ？

直ぐに分かってくれたからいいものを……

「俺は、大丈夫だけどシリウスも居ていいか？」

「殿下、私達もご一緒してもかまいませんか？」

「あぁ、良いとも。何かあればよろしく頼むね？」

「ありがとうございます。」

よっし、これで殿下の身の回りを守れる……