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ついに……ついにあっちゃんと結婚した。

 あっちゃんは、ウエディングドレスを着て俺の隣に居る。

可愛い可愛い。

 結婚しちゃったらもう逃してあげれないよ?(付き合った時から逃がす気なかったけど……)

俺は風呂を出て、何を着たら1番良いか考える。

バスローブ……は、俺らしくない。

 タキシード……暑苦し……いや、上着脱げばワイシャツ姿になるし……よし、それで行こう。

俺はいつものようにあっちゃんの部屋を覗き見る。

……自分で言うのもあれだけど結構俺って狂ってるな~あっちゃん可哀想……まぁ、逃がさないけれど。

さてさて、あっちゃんは~

……顔を真っ赤にさせて部屋をうろうろと歩き回っている。

可愛いっ!



はぁ~あっちゃんは、さっきお風呂に入ったのか体や、髪がツヤツヤのもちもちでついつい触りたくなってしまう。

あっちゃんは……白いレースが付いた黒のパンティーとそのブラ。その上から金色の少し透けているネグリジェ。

……え?なんなの?その格好。俺をどんだけ興奮させるのか……

 アイシャと愛紗が混ざったかの様な服装が似合ってる。

さすが、あっちゃん。

 はぁ~……あっちゃん可愛いな~。顔を真っ赤にさせて行こうか迷ってる……服装が恥ずかしいのか、姿見の前で何回も確認してる。

「……よし、行こう。」

そんな声が聞こえて、あっちゃんは、ドアノブに手を掛ける。

 行くのは夫婦共同の寝室。あっちゃんの隣の部屋。

 俺は急いであっちゃんの部屋のドアを閉めて夫婦共同のドアを開ける。


ガチャ


あっちゃんは、ベットの端で腰掛けていた。

 え?何?このまま襲っちゃっても良いって事だよね?

 ……なんか緊張してるな~楽にしてくれた方がやりやすいんだけどな……

「……似合ってるよ?」

 おっと。服装を気にしていたから褒めようとしたら疑問系になってしまった。

「あ、ありがとう……蓮は……タキシードなの?」

「あ~恥ずかしい事に何着たらいいか分からず……取り敢えずまた着た。」

「ご、ごめんね?私、結婚とか色々あって忘れてたよ……」

「あはは、いや、それは良いんだけど……何か愛紗が強く出てるね……」

「ふぅっ!?わかっちゃった?」

 ビクッと俺の事を見る耳まで真っ赤にしたあっちゃん。

「それは勿論。俺と一緒にいる時と他の人といる時、なんか違うよね?何で?」

「っ!……言わなきゃダメ?」

 うるうると目を湿らせて俺を上目遣いで見上げるあっちゃん。ねぇ?わざと?わざとなのかな?

「ん~ダメじゃないけど、ちょと気になるから……」

「……蓮がいると好き過ぎてアイシャは、何も言えないし……愛紗も蓮とイチャイチャするのが好きだから……」

「~っっ!また、そんなこと言う~。これから何するか分かって言ってる?これからするんだよ?俺を煽ってどうすんの?」

「ふぅっぇ!?煽ってなんかないよ?」

「全く……こういう所は愛紗と変わらないんだな~」

「?」


「ふぅ~。じゃあ、始めてもいいか?」

 そろそろ限界よ?俺、頑張って我慢したよ?もう、良くね?

 あっちゃんは、ボッ!っと顔を赤くして、目を泳がしたあと小さく頷いた。





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