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第1話
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「ニーナ・ルベット。お前が弟の婚約者に相応しいか見定めに来た」
大勢の人々が寝静まる深夜、王城の応接室に呼び出された宮廷薬師の私、ニーナ・ルベットは言葉を失った。
今まで積み上げてきたものが、大きく崩れ落ちるような気がしたから。
没落寸前の貧乏男爵家に生まれた私は、病弱な母を助けるため、子供の頃から勉強三昧。寝る間も惜しんで勉強した甲斐もあり、何とか高給の宮廷薬師の仕事にしがみついた。
それでも、現実は変わらない。母の病が治ることはなく、貴族とは思えない貧しい生活を送っていた。
金もない。ドレスもない。メイクの仕方もわからない。
王城に寝泊まりする誓約まで受け入れて仕事をしているのに、給料のほとんどが母の仕送りに消えていく。
そんな崖っぷち貴族の私に、ようやく届いた縁談の話。最初で最後のチャンスだと思い、二つ返事で了承したのだが、現実は厳しい。
まさか婚約者の兄に呼び出されて、こんなことを言われるなんて。いっそのこと夢だと思いたい。
「……ナ。……ニーナ? どうした、寝ぼけているのか?」
「あっ、いえ。申し訳ございません」
「構わない。こんな深夜に訪ねて悪かったな」
頭の中のモヤモヤした気持ちを振り払うように、私は大きく首を横に振った。
まだ縁談の話が消えたわけではない。後ろ向きに考えず、意識をしっかり保とう。
いま目の前に座る男性が、私の人生を大きく左右するのだから。
公爵家という高い地位を持つだけでなく、魔法科学のトップに君臨し、世界中から注目を浴びる天才魔術師。短めの茶髪が似合い、高身長で整った顔立ちにもかかわらず、二十五歳を過ぎても結婚しない。
今世紀最大の高嶺の花と呼ばれる男性だった。
「こうして会うのは初めてだったな。俺はアレク・グリムガルだ」
「存じております。男爵家のニーナ・ルベットと申します」
アレク様の吸い込まれるような青い瞳に見つめられると、尋常ではない緊張感に襲われる。面と向かって話すだけでも、圧倒されてしまうほどだった。
しかし、自分の将来がかかっている以上、そんなことは言っていられない。
「つかぬことを伺いますが、先ほどの、見定めに来た、というのはどういう意味でしょうか」
「そのままの意味だ。我が公爵家の求める条件に合っているのか確認させてもらいたい」
「縁談の話を持ち掛けたのは、グリムガル公爵ですよね? すでに両家の間で合意したと聞いておりますが」
「焦るな。順番に話す」
そう言ったアレク様は、メイドさんがいれてくれた紅茶で喉を潤した。
「俺の弟、ラルフが病弱であることは知っているな」
「はい。私が宮廷薬師になってから二年間、現在も担当している患者ですので、よく存じております」
「日々の治療に関しては、素直に礼を言う。ラルフはまだ精神的に脆いが、ニーナが担当についてから、随分と落ち着いた印象を受ける」
「……あ、ありがとうございます」
没落寸前のうちに縁談の話が舞い込んでくるとしたら、家族を大切に思う貴族か、金持ちのド変態貴族しかあり得ない。
今回が前者であることを考えると、私のことを無下に扱わず、実家の支援も快く受けてくれるだろう。
こんなにも好条件の縁談は、最初で最後と断言してもいいくらいの夢のような話だった。
「あらゆる条件を婚約者に求めるのはどうかと思うが、優先するべきは弟の命だ。薬師の心得がある貴族で、年齢の近い人材を探したところ、ニーナに行きついた」
「そうですか。話を聞く限りは、見定める必要がないように思いますが」
「今のは、あくまで婚約者候補の話であって、婚約者に求めるものは違う。我が公爵家は、心から弟を愛する者を望んでいる」
アレク様に真剣な眼差しで見つめられ、戸惑いを隠せなかった。
貴族の婚約に愛を求めるケースは珍しい。ましてや、今回は身分差のある政略結婚であり、ラルフ様に尽くすことが大前提の婚約なのだ。
没落寸前の貴族令嬢の私に愛を求めるなど、まったく予想できない出来事である。よって、言葉の意味がうまく理解できない。
「愛とはなんでしょうか」
「バカにしているのか?」
こちらは真剣なんです! と、アレク様に強く訴えかけたい。私にとって……いや、我が家にとっては、この婚約は生きるための希望の光なのだ。
今までの貧乏貴族人生を振り返れば、すぐにでも愛を捧げたい思いが溢れてくる。一家を支えるプレッシャーから解放されるのなら、愛で金を買いたい。
私はそういう心が汚れた女だ。でも、現実は甘くない。
友達ゼロ、恋愛経験ゼロ。仕事以外で異性と話した記憶もほとんどない。お茶会や自分の誕生日会を開いたこともなく、女性として見られた経験など一度もなかった。
だから、私に愛を求められても困る。でも……縁談の話がなくなるのは、もっと困る。
ひとまず、本気で婚約したいという気持ちをぶつけてみよう。私にできることであれば、何でもすると約束する。
「私は愛を知りません。子作りのために体を差し出せ、という意味であれば、お好きにしてください。すぐにでも身を捧げます」
「い、いや、それは愛した結果の行為であってだな……」
顔を赤くして目を逸らさないでください、アレク様。この真剣な思いが伝わらないではないですか。
「その……なんだ? 学生の頃に恋愛の経験とかないのか? カッコイイ男を見て癒されるとかよく言うだろ」
「異性に対して感情が芽生えないわけではありません。ですが、それは愛に含まれるのでしょうか」
「愛を知らないと言い切るくせに、難しいことを言うな! 入り口はだいたいそこだろ!」
非常にややこしいことを言われている。愛の定義がカッコイイというのであれば、アレク様をそう思っている私の気持ちが、危険だと判断されてしまうではないか。
婚約者に愛を求められているのに、その兄に愛を捧げるわけにはいかない。もっと他に愛の定義をないのだろうか。
「王子を見たら、胸の中で沸き上がってくる感情とかないのか?」
「不測の事態が陥った時は、身を挺して守らなければならないと考えます」
「それは忠義心であり、母国愛だ。愛の方向性が違う」
「では、もう少し具体的に教えてください。婚約者に求めると言うのであれば、キチンと説明していただかなくては困ります」
どうして伝わらないんだ! と言いたげに頭をかきむしったアレク様は、相変わらず顔が赤く、目を合わせてくれなかった。
「相手のことを思いやり、大切に思うのが愛だ。こう……胸がキュンッとしたら、本物だな」
「とても恥ずかしそうにおっしゃいますね」
「お前が言わせたんだろ!」
「詳細条件を求めただけです。アレク様を辱めようとは思っておりません。それでですね、次に胸をキュンッとさせる方法をご教授ください。縁談の話を前向きに進めるため、常にキュンキュンさせる所存です」
絶対に縁談を成功させたい私は、好意的な思いを前面に押し出してみたのだが……、思いを伝えるというのは難しい。アレク様は額に右手を添えて悩み始めてしまった。
「はぁ~、まさかこんな展開になるとは。他に弟の婚約者候補がいるわけでもないし、日常生活を観察させてもらい、こちらで判断するとしよう」
「えっ……。つまり、アレク様に見守られながら生活をする、ということでしょうか」
「そういうことだ。他に判断できる方法がない」
どうしよう、非常にマズいことになった。凡人の私が薬師の仕事以外でアピールできるところはないし、今世紀最大の高嶺の花と呼ばれるアレク様に見守られて、良い仕事ができるはずもない。
最悪、緊張してミスを連発したら、職を失う危機に瀕する。プライベートのだらしない姿を見られたら、幻滅される恐れもある。
「監視されるのは困ります。一応、乙女なので」
「気にするな。お前の考えることは、だいたい見当がつく。さっきから動く度に揺れる前髪を見れば、な」
不穏なことを言われ、恐る恐る自分の前髪に触れてみると、ピヨーンッと元気よく飛び跳ねて、寝癖がついていた。
それもそのはず。今日の深夜にアレク様が訪ねてくると聞かされていなくて、つい先ほどまで寝ていたのだから。
でも、そんなことは言い訳にすぎない。夜遅くに呼び出されたといっても、寝癖を付けたまま目上の方と向かい合うなんて、失礼極まりない行為だ。
ましてや、相手は義兄になるかもしれない人! しかも、これが初対面!
終わった……。すでに自分がポンコツであることをさらけ出しているなど、考えもしなかった。
早くも失うものは何もないと悟った瞬間である。
「弟の婚約者に相応しいか見定めに来ただけだ。余計なところは評価の対象外にする。愛があれば、それでいい」
「はい……。頑張ります」
こうして、私がラルフ様の婚約者に相応しいか、審査の日々が始まるのだった。
大勢の人々が寝静まる深夜、王城の応接室に呼び出された宮廷薬師の私、ニーナ・ルベットは言葉を失った。
今まで積み上げてきたものが、大きく崩れ落ちるような気がしたから。
没落寸前の貧乏男爵家に生まれた私は、病弱な母を助けるため、子供の頃から勉強三昧。寝る間も惜しんで勉強した甲斐もあり、何とか高給の宮廷薬師の仕事にしがみついた。
それでも、現実は変わらない。母の病が治ることはなく、貴族とは思えない貧しい生活を送っていた。
金もない。ドレスもない。メイクの仕方もわからない。
王城に寝泊まりする誓約まで受け入れて仕事をしているのに、給料のほとんどが母の仕送りに消えていく。
そんな崖っぷち貴族の私に、ようやく届いた縁談の話。最初で最後のチャンスだと思い、二つ返事で了承したのだが、現実は厳しい。
まさか婚約者の兄に呼び出されて、こんなことを言われるなんて。いっそのこと夢だと思いたい。
「……ナ。……ニーナ? どうした、寝ぼけているのか?」
「あっ、いえ。申し訳ございません」
「構わない。こんな深夜に訪ねて悪かったな」
頭の中のモヤモヤした気持ちを振り払うように、私は大きく首を横に振った。
まだ縁談の話が消えたわけではない。後ろ向きに考えず、意識をしっかり保とう。
いま目の前に座る男性が、私の人生を大きく左右するのだから。
公爵家という高い地位を持つだけでなく、魔法科学のトップに君臨し、世界中から注目を浴びる天才魔術師。短めの茶髪が似合い、高身長で整った顔立ちにもかかわらず、二十五歳を過ぎても結婚しない。
今世紀最大の高嶺の花と呼ばれる男性だった。
「こうして会うのは初めてだったな。俺はアレク・グリムガルだ」
「存じております。男爵家のニーナ・ルベットと申します」
アレク様の吸い込まれるような青い瞳に見つめられると、尋常ではない緊張感に襲われる。面と向かって話すだけでも、圧倒されてしまうほどだった。
しかし、自分の将来がかかっている以上、そんなことは言っていられない。
「つかぬことを伺いますが、先ほどの、見定めに来た、というのはどういう意味でしょうか」
「そのままの意味だ。我が公爵家の求める条件に合っているのか確認させてもらいたい」
「縁談の話を持ち掛けたのは、グリムガル公爵ですよね? すでに両家の間で合意したと聞いておりますが」
「焦るな。順番に話す」
そう言ったアレク様は、メイドさんがいれてくれた紅茶で喉を潤した。
「俺の弟、ラルフが病弱であることは知っているな」
「はい。私が宮廷薬師になってから二年間、現在も担当している患者ですので、よく存じております」
「日々の治療に関しては、素直に礼を言う。ラルフはまだ精神的に脆いが、ニーナが担当についてから、随分と落ち着いた印象を受ける」
「……あ、ありがとうございます」
没落寸前のうちに縁談の話が舞い込んでくるとしたら、家族を大切に思う貴族か、金持ちのド変態貴族しかあり得ない。
今回が前者であることを考えると、私のことを無下に扱わず、実家の支援も快く受けてくれるだろう。
こんなにも好条件の縁談は、最初で最後と断言してもいいくらいの夢のような話だった。
「あらゆる条件を婚約者に求めるのはどうかと思うが、優先するべきは弟の命だ。薬師の心得がある貴族で、年齢の近い人材を探したところ、ニーナに行きついた」
「そうですか。話を聞く限りは、見定める必要がないように思いますが」
「今のは、あくまで婚約者候補の話であって、婚約者に求めるものは違う。我が公爵家は、心から弟を愛する者を望んでいる」
アレク様に真剣な眼差しで見つめられ、戸惑いを隠せなかった。
貴族の婚約に愛を求めるケースは珍しい。ましてや、今回は身分差のある政略結婚であり、ラルフ様に尽くすことが大前提の婚約なのだ。
没落寸前の貴族令嬢の私に愛を求めるなど、まったく予想できない出来事である。よって、言葉の意味がうまく理解できない。
「愛とはなんでしょうか」
「バカにしているのか?」
こちらは真剣なんです! と、アレク様に強く訴えかけたい。私にとって……いや、我が家にとっては、この婚約は生きるための希望の光なのだ。
今までの貧乏貴族人生を振り返れば、すぐにでも愛を捧げたい思いが溢れてくる。一家を支えるプレッシャーから解放されるのなら、愛で金を買いたい。
私はそういう心が汚れた女だ。でも、現実は甘くない。
友達ゼロ、恋愛経験ゼロ。仕事以外で異性と話した記憶もほとんどない。お茶会や自分の誕生日会を開いたこともなく、女性として見られた経験など一度もなかった。
だから、私に愛を求められても困る。でも……縁談の話がなくなるのは、もっと困る。
ひとまず、本気で婚約したいという気持ちをぶつけてみよう。私にできることであれば、何でもすると約束する。
「私は愛を知りません。子作りのために体を差し出せ、という意味であれば、お好きにしてください。すぐにでも身を捧げます」
「い、いや、それは愛した結果の行為であってだな……」
顔を赤くして目を逸らさないでください、アレク様。この真剣な思いが伝わらないではないですか。
「その……なんだ? 学生の頃に恋愛の経験とかないのか? カッコイイ男を見て癒されるとかよく言うだろ」
「異性に対して感情が芽生えないわけではありません。ですが、それは愛に含まれるのでしょうか」
「愛を知らないと言い切るくせに、難しいことを言うな! 入り口はだいたいそこだろ!」
非常にややこしいことを言われている。愛の定義がカッコイイというのであれば、アレク様をそう思っている私の気持ちが、危険だと判断されてしまうではないか。
婚約者に愛を求められているのに、その兄に愛を捧げるわけにはいかない。もっと他に愛の定義をないのだろうか。
「王子を見たら、胸の中で沸き上がってくる感情とかないのか?」
「不測の事態が陥った時は、身を挺して守らなければならないと考えます」
「それは忠義心であり、母国愛だ。愛の方向性が違う」
「では、もう少し具体的に教えてください。婚約者に求めると言うのであれば、キチンと説明していただかなくては困ります」
どうして伝わらないんだ! と言いたげに頭をかきむしったアレク様は、相変わらず顔が赤く、目を合わせてくれなかった。
「相手のことを思いやり、大切に思うのが愛だ。こう……胸がキュンッとしたら、本物だな」
「とても恥ずかしそうにおっしゃいますね」
「お前が言わせたんだろ!」
「詳細条件を求めただけです。アレク様を辱めようとは思っておりません。それでですね、次に胸をキュンッとさせる方法をご教授ください。縁談の話を前向きに進めるため、常にキュンキュンさせる所存です」
絶対に縁談を成功させたい私は、好意的な思いを前面に押し出してみたのだが……、思いを伝えるというのは難しい。アレク様は額に右手を添えて悩み始めてしまった。
「はぁ~、まさかこんな展開になるとは。他に弟の婚約者候補がいるわけでもないし、日常生活を観察させてもらい、こちらで判断するとしよう」
「えっ……。つまり、アレク様に見守られながら生活をする、ということでしょうか」
「そういうことだ。他に判断できる方法がない」
どうしよう、非常にマズいことになった。凡人の私が薬師の仕事以外でアピールできるところはないし、今世紀最大の高嶺の花と呼ばれるアレク様に見守られて、良い仕事ができるはずもない。
最悪、緊張してミスを連発したら、職を失う危機に瀕する。プライベートのだらしない姿を見られたら、幻滅される恐れもある。
「監視されるのは困ります。一応、乙女なので」
「気にするな。お前の考えることは、だいたい見当がつく。さっきから動く度に揺れる前髪を見れば、な」
不穏なことを言われ、恐る恐る自分の前髪に触れてみると、ピヨーンッと元気よく飛び跳ねて、寝癖がついていた。
それもそのはず。今日の深夜にアレク様が訪ねてくると聞かされていなくて、つい先ほどまで寝ていたのだから。
でも、そんなことは言い訳にすぎない。夜遅くに呼び出されたといっても、寝癖を付けたまま目上の方と向かい合うなんて、失礼極まりない行為だ。
ましてや、相手は義兄になるかもしれない人! しかも、これが初対面!
終わった……。すでに自分がポンコツであることをさらけ出しているなど、考えもしなかった。
早くも失うものは何もないと悟った瞬間である。
「弟の婚約者に相応しいか見定めに来ただけだ。余計なところは評価の対象外にする。愛があれば、それでいい」
「はい……。頑張ります」
こうして、私がラルフ様の婚約者に相応しいか、審査の日々が始まるのだった。
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