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第一章 私は絶滅危惧種
第十八話 新職業
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「これでとどめよ!」
麗華の会心の一撃。変身スライムに35のダメージを与えた。
「凄いよ麗華。もう魔王を倒せるんじゃないか?」
「そんなわけないでしょ! まだレベル2よ!」
変身スライムはスライムゼリーに変身した。
「え? 何? どうなってるの?」
「変身スライムはピンチになると姿を変えるんだ」
「何それ? それじゃいくら倒してもきりがないよ」
「大丈夫だよ。変身してもHPは確実に減っていくから」
麗華の攻撃。スライムゼリーに17のダメージを与えた。スライムゼリーは黒めがね土竜に変身した。
「何なのよもう!」
麗華の攻撃。黒めがね土竜に11のダメージを与えた。黒めがね土竜はブルードラゴンに変身した。
「ええー! そんなのあり? どうしたらいいのよ?」
ブルードラゴンは麗華を睨みに付けている。
「きゃー! 助けてー!」
麗華はポチを投げつけた。ブルードラゴンに1357のダメージを与えた。ブルードラゴンを倒した。
「麗華、酷いよ」
「ごめんなさい。無我夢中でつい・・・・」
「変身スライムはいろんなモンスターに変化するけど実力は変身スライムのままなんだ」
「そうだったの? だったらそう言ってよ。怖かったんだから」
私はじっとポチを見つめた。
「どうしたんだい? 何か嫌な予感がするけど」
「ポチって結構な物理攻撃になるんだね」
「もう僕を使っちゃダメだよ。規則違反だ」
「わかったわ。ピンチの時しか使わない」
この日からポチは私の手の届かない所から指示をするようになった。
ピロロロン。
「あっ! レベルアップしたようだ。これで魔王と戦えるね」
「まだレベル3よ!」
「じゃあ、もう少しだけレベル上げをしよう」
「いつまでレベル上げをしなくちゃいけないの?」
「そうだね。バニーガールならレベル135は必要だ」
「いつまでもバニーガールをしているつもりはないわよ!」
「だったら転職だね。チアガールならレベル118でいける。メイドならレベル150は必要だ」
「魔法使いは?」
「魔法使いだとレベル80でいけるかな?」
「だったら転職した方がいいんじゃない!」
私は大きくため息をついた。
結局武器も短剣のままだし、服も制服のままだし、この前買った盾はポリエステルの盾だったし。布だよ布。しかも綿ですらないなんて。
「どうしたんだい? 盾を見つめて」
「これって防御力弱いよね?」
「そんなことはないよ。それを装備すると防御力が1上がるんだ」
「思いっきり弱いじゃない!」
「どうして弱い武器を買ったんだい?」
「誰かさんが無駄遣いをしてお金がなかったからよ!」
「あ、そうだ!」
ポチは思い出したように本を開けた。
「最近職業が増加されたんだ」
「職業って増えるの?」
「流行に応じて増減するようになってる」
ポチがページを捲ってゆく。
「これだ!」
「何の職業なの?」
私が本を覗き込もうとするとポチは本を持って向きを変えた。何で?
「魔法少女だ。これなら変身すると服が自動で替わるから敢えて服を買う必要がないんだ。しかも魔法も使えるし、君の希望にピッタリだ」
私は疑惑の目でポチを睨んだ。きっと何かあるに違いないよね。
「どうしたんだい?」
「ちょっと見せて」
私はポチから本を取り上げた。
「何するんだ!」
「最近発見したことがあるの。私はとても力が弱いけど猫よりは強いってことをね」
私はポチが届かない高い位置で本を確認した。
「変身する際一度裸になる可能性がある」
「え? ほ、本当だね。全然きづかなかったよー」
私は棒読み台詞のポチを睨み付け、本の物理攻撃の欄に『ポチを投げる』と付け加えるのであった。
麗華の会心の一撃。変身スライムに35のダメージを与えた。
「凄いよ麗華。もう魔王を倒せるんじゃないか?」
「そんなわけないでしょ! まだレベル2よ!」
変身スライムはスライムゼリーに変身した。
「え? 何? どうなってるの?」
「変身スライムはピンチになると姿を変えるんだ」
「何それ? それじゃいくら倒してもきりがないよ」
「大丈夫だよ。変身してもHPは確実に減っていくから」
麗華の攻撃。スライムゼリーに17のダメージを与えた。スライムゼリーは黒めがね土竜に変身した。
「何なのよもう!」
麗華の攻撃。黒めがね土竜に11のダメージを与えた。黒めがね土竜はブルードラゴンに変身した。
「ええー! そんなのあり? どうしたらいいのよ?」
ブルードラゴンは麗華を睨みに付けている。
「きゃー! 助けてー!」
麗華はポチを投げつけた。ブルードラゴンに1357のダメージを与えた。ブルードラゴンを倒した。
「麗華、酷いよ」
「ごめんなさい。無我夢中でつい・・・・」
「変身スライムはいろんなモンスターに変化するけど実力は変身スライムのままなんだ」
「そうだったの? だったらそう言ってよ。怖かったんだから」
私はじっとポチを見つめた。
「どうしたんだい? 何か嫌な予感がするけど」
「ポチって結構な物理攻撃になるんだね」
「もう僕を使っちゃダメだよ。規則違反だ」
「わかったわ。ピンチの時しか使わない」
この日からポチは私の手の届かない所から指示をするようになった。
ピロロロン。
「あっ! レベルアップしたようだ。これで魔王と戦えるね」
「まだレベル3よ!」
「じゃあ、もう少しだけレベル上げをしよう」
「いつまでレベル上げをしなくちゃいけないの?」
「そうだね。バニーガールならレベル135は必要だ」
「いつまでもバニーガールをしているつもりはないわよ!」
「だったら転職だね。チアガールならレベル118でいける。メイドならレベル150は必要だ」
「魔法使いは?」
「魔法使いだとレベル80でいけるかな?」
「だったら転職した方がいいんじゃない!」
私は大きくため息をついた。
結局武器も短剣のままだし、服も制服のままだし、この前買った盾はポリエステルの盾だったし。布だよ布。しかも綿ですらないなんて。
「どうしたんだい? 盾を見つめて」
「これって防御力弱いよね?」
「そんなことはないよ。それを装備すると防御力が1上がるんだ」
「思いっきり弱いじゃない!」
「どうして弱い武器を買ったんだい?」
「誰かさんが無駄遣いをしてお金がなかったからよ!」
「あ、そうだ!」
ポチは思い出したように本を開けた。
「最近職業が増加されたんだ」
「職業って増えるの?」
「流行に応じて増減するようになってる」
ポチがページを捲ってゆく。
「これだ!」
「何の職業なの?」
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私は疑惑の目でポチを睨んだ。きっと何かあるに違いないよね。
「どうしたんだい?」
「ちょっと見せて」
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「何するんだ!」
「最近発見したことがあるの。私はとても力が弱いけど猫よりは強いってことをね」
私はポチが届かない高い位置で本を確認した。
「変身する際一度裸になる可能性がある」
「え? ほ、本当だね。全然きづかなかったよー」
私は棒読み台詞のポチを睨み付け、本の物理攻撃の欄に『ポチを投げる』と付け加えるのであった。
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