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第23話 女子力大作戦
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「そろそろお昼だぁ」
沙耶ちゃんが大きく伸びをしながら言った。
「柚衣ちゃんが~お弁当作ってきてくれたから~、みんなで食べよ~」
野乃葉ちゃんの言葉にみんなが賛成した。
「じゃあ、コインロッカーに荷物を取りに行こうぜ」
琉生はさっさと言うとコインロッカーに向かって歩き出す。結構食い意地張ってるからね。
「百瀬さんがお弁当作ってくれたんだ?」
「え? あ、うん、少しだけ・・・・いや少しじゃないかも・・・・」
「気が利く人って素敵だよね」
「あ、ありがとうございます・・・・」
草壁君が褒めてくれた! 言えない。これは野乃葉ちゃんが作ったなんて絶対言えなくなってしまった。私はそっと野乃葉ちゃんに目をやると野乃葉ちゃんはにっこりと笑ってくれた。天使だ。野乃葉ちゃんのような人を天使と言うんだ。
「あそこに丸いテーブルがあるから、そこで食べようよ」
沙耶ちゃんが手際よく食べる場所を見つけてきた。
さすが沙耶ちゃん、役立つよね~。
みんなが席に着くと私は自慢げにバッグから重箱を取り出した。重箱は三段なのだが三段目がやたらと大きい。まさか子豚の丸焼きなんて入ってないよね。みんなが注目する中、私はおそるおそる重箱の蓋を開ける。開けてみると綺麗に彩られた料理が出てきた。野乃葉ちゃん、疑ってごめんなさい。こんなに美味しそうな料理なのに。
「凄い。これを一人で作ったなんて大変だったんじゃない?」
またまた、草壁君の嬉しい一言。でも気が引けるなあ。
私はまたちらっと野乃葉ちゃんを見る。野乃葉ちゃんは今度も私に微笑んでくれた。
「信じられねえな。柚衣がこんな料理を作るなんて。食べてみるとまずいんじゃねえの?」
今度は琉生の余計な一言。後で覚えてらっしゃい。
おかずはみんな5つずつ作られており、多くの料理に爪楊枝が刺さっていた。
「とにかく食べよ」
沙耶ちゃんの言葉でみんな一斉に『いただきます』というと手頃な唐揚げから食べ始めた。
「美味しい!」
みんなが同じ言葉を発する。ただ1名を除いて。
「辛い!!」
慌ててお茶を飲む琉生。
「何だこの辛い唐揚げは!」
「辛くないけど?」
「これは~、きっと一つだけ味の違うものが~、あるんじゃないかな~」
野乃葉ちゃんは私を見て話す。え? え? どういうこと?
みんなが私に注目する。
「そ、そうなんだ。ロシアンルーレットにしてあるの・・・・」
野乃葉ちゃん、何考えてるのよ!
琉生が『バカじゃないの?』という顔で私を睨んでいる。
「でも、おもしろそうな企画だね。これからはみんな同じものを一斉に食べよう」
「草壁は当たってないからそんなことが言えるんだ。相当きついぞ、これ」
「まあ、いいじゃないか。思いっきり楽しもうぜ」
草壁君も天使だった! 何ていい人なの?
今度はみんなでウインナーに手を出す。
「また、俺かよ。辛い~!」
のたうち回ったあげく水を求めてさまよう琉生。
これを見る限り絶対当たりたくないよ~。というかもし草壁君が当たったらどうしよう。きっと私のこと恨むよね?
「よし、次は卵焼きだ。俺から選ばせろ」
リベンジに燃える琉生が真剣に選んでいる。
『わからねえ、みんな同じ見た目だ。柚衣の奴こんな高度なテクニックいつの間に会得したんだ?』
「早く選びなよ」
いつも真っ先に選ぶ沙耶ちゃんがじれて言う。
『柚衣の性格から考えると当たりは真ん中に置くに違いない。従ってこの端のはセーフだ』
「じゃあ、せいの」
「また俺だよ! 今度はしょっぱい!」
琉生、ごめんね。あなたが犠牲になっている間は草壁君は大丈夫だから。
「なんかご飯も欲しくなってきたな」
琉生が言い出した。
「二段目が~、ご飯かも~」
野乃葉ちゃんがそっとアシストしてくれる。野乃葉ちゃんありがとう。でも何か二段目を見るのが怖いのは気のせいかな? 私は恐る恐る二段目を開けるのだった。
沙耶ちゃんが大きく伸びをしながら言った。
「柚衣ちゃんが~お弁当作ってきてくれたから~、みんなで食べよ~」
野乃葉ちゃんの言葉にみんなが賛成した。
「じゃあ、コインロッカーに荷物を取りに行こうぜ」
琉生はさっさと言うとコインロッカーに向かって歩き出す。結構食い意地張ってるからね。
「百瀬さんがお弁当作ってくれたんだ?」
「え? あ、うん、少しだけ・・・・いや少しじゃないかも・・・・」
「気が利く人って素敵だよね」
「あ、ありがとうございます・・・・」
草壁君が褒めてくれた! 言えない。これは野乃葉ちゃんが作ったなんて絶対言えなくなってしまった。私はそっと野乃葉ちゃんに目をやると野乃葉ちゃんはにっこりと笑ってくれた。天使だ。野乃葉ちゃんのような人を天使と言うんだ。
「あそこに丸いテーブルがあるから、そこで食べようよ」
沙耶ちゃんが手際よく食べる場所を見つけてきた。
さすが沙耶ちゃん、役立つよね~。
みんなが席に着くと私は自慢げにバッグから重箱を取り出した。重箱は三段なのだが三段目がやたらと大きい。まさか子豚の丸焼きなんて入ってないよね。みんなが注目する中、私はおそるおそる重箱の蓋を開ける。開けてみると綺麗に彩られた料理が出てきた。野乃葉ちゃん、疑ってごめんなさい。こんなに美味しそうな料理なのに。
「凄い。これを一人で作ったなんて大変だったんじゃない?」
またまた、草壁君の嬉しい一言。でも気が引けるなあ。
私はまたちらっと野乃葉ちゃんを見る。野乃葉ちゃんは今度も私に微笑んでくれた。
「信じられねえな。柚衣がこんな料理を作るなんて。食べてみるとまずいんじゃねえの?」
今度は琉生の余計な一言。後で覚えてらっしゃい。
おかずはみんな5つずつ作られており、多くの料理に爪楊枝が刺さっていた。
「とにかく食べよ」
沙耶ちゃんの言葉でみんな一斉に『いただきます』というと手頃な唐揚げから食べ始めた。
「美味しい!」
みんなが同じ言葉を発する。ただ1名を除いて。
「辛い!!」
慌ててお茶を飲む琉生。
「何だこの辛い唐揚げは!」
「辛くないけど?」
「これは~、きっと一つだけ味の違うものが~、あるんじゃないかな~」
野乃葉ちゃんは私を見て話す。え? え? どういうこと?
みんなが私に注目する。
「そ、そうなんだ。ロシアンルーレットにしてあるの・・・・」
野乃葉ちゃん、何考えてるのよ!
琉生が『バカじゃないの?』という顔で私を睨んでいる。
「でも、おもしろそうな企画だね。これからはみんな同じものを一斉に食べよう」
「草壁は当たってないからそんなことが言えるんだ。相当きついぞ、これ」
「まあ、いいじゃないか。思いっきり楽しもうぜ」
草壁君も天使だった! 何ていい人なの?
今度はみんなでウインナーに手を出す。
「また、俺かよ。辛い~!」
のたうち回ったあげく水を求めてさまよう琉生。
これを見る限り絶対当たりたくないよ~。というかもし草壁君が当たったらどうしよう。きっと私のこと恨むよね?
「よし、次は卵焼きだ。俺から選ばせろ」
リベンジに燃える琉生が真剣に選んでいる。
『わからねえ、みんな同じ見た目だ。柚衣の奴こんな高度なテクニックいつの間に会得したんだ?』
「早く選びなよ」
いつも真っ先に選ぶ沙耶ちゃんがじれて言う。
『柚衣の性格から考えると当たりは真ん中に置くに違いない。従ってこの端のはセーフだ』
「じゃあ、せいの」
「また俺だよ! 今度はしょっぱい!」
琉生、ごめんね。あなたが犠牲になっている間は草壁君は大丈夫だから。
「なんかご飯も欲しくなってきたな」
琉生が言い出した。
「二段目が~、ご飯かも~」
野乃葉ちゃんがそっとアシストしてくれる。野乃葉ちゃんありがとう。でも何か二段目を見るのが怖いのは気のせいかな? 私は恐る恐る二段目を開けるのだった。
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