告白作戦っ!

小松広和

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第26話 告白?

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 私は突然の言葉に怒りを込めて琉生を睨み付けた。
「・・・・どうして? どうしていきなりそんなこと言うの?」
「お前が草壁のことが好きだって聞いたとき、改めて自分の心を見つめることができたんだ。」
「何? 何なのいったい?」
「俺は柚衣を失いたくないって。お前が他の男と付き合うのは耐えられないって。俺は柚衣が好きなんだってわかったんだ。俺と付き合ってくれ。そして他の誰とも付き合うな!」
え? これって告白? 予想はしてたけど本当に言われるとは思わなかった。いざ言われてみると変な感じ。だって姉弟のように接していた人だよ。どうしたらいいんだろう? 草壁君が好きなのは変わらないけど琉生の気持ちも嬉しい気がする。

「何よ突然。今まで散々冷たくしてきたくせに」
私の心臓は破裂寸前だ。
「悪かった。今思うと照れ隠しだった気がする」
「どうしてこのタイミングで、そんなこと言うの?」
「今しか言えないから。これ以上お前と草壁が仲良くなったら、何も言えないから」
私は次の言葉が出てこなかった。琉生の本気が伝わってきたから。でも、こういう時どうすればいいんだろう。

「今日はもてるね。柚衣」
え? 沙耶ちゃんの声がする。何で?
「どうしてお前がいるんだよ」
琉生が驚いて大声を出した。

「中園君、とうとう言ったね。僕もこうなるんじゃないかと思ってたんだ」
えええええええええ?!!! 草壁君!!! まさか今の話聞かれちゃったの?  嘘でしょ!  嘘と言って!

「く、草壁君。今の話は違うの!」
私は慌てて言い訳を試みた。
「僕は気にしてないから、気を遣わなくていいよ」
「いや、そうじゃなくて・・・・」
ダメだ。草壁君のこの目。友人の幸せを祝う目だ。どうしてこういう展開になるのよ! やっぱり琉生をっておくべきだったわ。

「どうしてお前たちがここにいるんだよ!」
「二人で公園に行ったから後を付けてきたのよ。気付かなかった?」
「みんなひどいよ」
私は泣きそうになった。やっぱり草壁君は諦められない。でも、この状況じゃ終わってしまう。何とかしなきゃと思っても、私は何も言えないままでいた。どうしていいか分からないよ。

「あれ? 野乃葉がいない」
突然、沙耶ちゃんが言い出した。
「さっきまで、私と一緒にいたのに」
「私が沙耶ちゃんたちに気付いた時にはいなかったよ」
私は涙を指で拭いながら言った。

 野乃葉ちゃんどうしたんだろう? 私たちは野乃葉ちゃんを捜すことにした。この公園は結構広い。見つけるには時間がかかりそうだ。それに公園にいる保証はどこにもない。もう帰ってしまったとか。野乃葉ちゃんてこんな勝手な行動をする人じゃないし。だからこそ心配なのだが。どんなに時間がかかっても捜さなくては!

 5分ほど探すと琉生の声がした。
「いたぞ! 噴水の前だ」
意外に早く見つかったわね。
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