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第28話 クリスマスデート作戦
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次の日の朝、私達3人は作戦会議をしながらの登校となった。
「すると柚衣はどうしていいか分からないと」
「まあね」
「つまり、どちらを取るか迷っていると」
「そんなんじゃないよ」
「もてる女は辛いねえ」
「もう、からかわないで!」
沙耶ちゃんは大笑いしている。
昨日の夜散々悩んだのに~。
「柚衣ちゃんは~、中園君と付き合うのがいいと思うよ~」
野乃葉ちゃんが真面目な顔で話す。
「そんなことをしたら野乃葉は中園君と付き合えなくなるぞ」
「私はいいの~」
「私は柚衣が草壁君と付き合って、野乃葉が中園君と付き合うのが一番だと思うな」
さすが沙耶ちゃん、合理的な考え方をする。
「で、本人としてはどうするのさ」
「一晩ずっと考えてたんだけど、琉生には悪いけどやっぱり草壁君は忘れられないよ」
「よし、決定! これからは柚衣の応援とともに野乃葉の応援もしよう」
「わたしはいいよ~」
紗椰ちゃんの明るさを見てると、なんか昨日悩んでたのがバカみたいに感じてくる。私たちは大笑いをしながら学校へと向かった。
学校へ着くと校門のところに草壁君が立っていた。
「おはよう。昨日はありがとう。とても楽しかったよ」
「おはよう。こちらこそ忙しいのに付き合ってくれてありがとう」
「3人とも、また誘ってね。それと柚衣ちゃん、中園君とうまくいくよう応援してるから」
そう言うと草壁君は教室に戻っていった。はははやっぱり誤解されてた・・・・。
でも、今のって・・・・。私は思わず放心状態になる。
「柚衣どうした?」
「草壁君が名前で呼んでくれた。名前で呼んでくれた。名前で・・・・」
「そんなことに感動してる場合じゃないよ」
「え?」
「完全に柚衣のこと諦めてるよ。これは難しくなりそうだ」
と言いつつも沙耶ちゃんはウキウキした顔で話している。
「よし! 草壁君にラブレターを書こう!」
「それはもういいって!」
「もうすぐ~、クリスマスだねえ~」
突然話題を変える野乃葉ちゃん。いつものことだが。
「まったく、野乃葉には脈略ってものがないのかね? ん? でも、これは使えるわ」
沙耶ちゃんの目が輝き始める。ちょっと怖い。
「何が使えるの?」
「クリスマスイブにデート作戦だよ」
「え!? そんな付き合ってもないのににデートって無理だよ。昨日みたいな感じだったらいいかもしれないけど」
「ダメだよ。1対1のデートで自分の熱い思いを伝えなきゃ」
いきなりハードル上がった。
「熱い思いを伝えるって・・・・。言っとくけど絶対にダメだからね」
「これはかなり緻密な計画が必要だね」
沙耶ちゃんは一人納得したように頷く。
「紗椰ちゃん、私の話聞いてる?」
私たちが琉生に会ったのは昼休みだった。
琉生は気まずそうに『おう』とだけ言って消えていった。
「中園君、何かいつもと様子が違うなあ」
「きっと恥ずかしいんだよ。柄にもないこと言っちゃったから」
「柚衣、クリスマスイブは中園君に誘われるんじゃない?」
「そ、そうかなあ?」
「まずはそこからの対策だよね」
沙耶ちゃんは野乃葉ちゃんの方を見る。
「何かな~?」
「誘われる前に誘うしかないね」
「どういうこと?」
全く事態が飲み込めない私は紗椰ちゃんの顔を見る。
「柚衣が誘われる前に野乃葉が中園君を誘うの」
「そんなの~、無理~」
野乃葉ちゃんは手を振りながら言う。結構必死だ。だいたい野乃葉ちゃんがリアクションを付けて話すなんて滅多に見られるものではない。
「じゃあ、早速明日にでも誘ってみるか」
「そんな急に~! 何言っていいか分からないよ~」
「大丈夫。私に任せて。野乃葉は私の言うとおりに話せばいいだけ」
「何それ?」
私は思わず口を挟む。紗椰ちゃんの発想にはついて行けない時がある。きっと頭の回転が違うんだと思う。
「家にいいものがあるの」
「何があるの~?」
物凄く心配そうな野乃葉ちゃん。気持ちは良くわかるよ。
「それは明日のお楽しみ」
結局、沙耶ちゃんは何があるのか教えてくれなかった。
「すると柚衣はどうしていいか分からないと」
「まあね」
「つまり、どちらを取るか迷っていると」
「そんなんじゃないよ」
「もてる女は辛いねえ」
「もう、からかわないで!」
沙耶ちゃんは大笑いしている。
昨日の夜散々悩んだのに~。
「柚衣ちゃんは~、中園君と付き合うのがいいと思うよ~」
野乃葉ちゃんが真面目な顔で話す。
「そんなことをしたら野乃葉は中園君と付き合えなくなるぞ」
「私はいいの~」
「私は柚衣が草壁君と付き合って、野乃葉が中園君と付き合うのが一番だと思うな」
さすが沙耶ちゃん、合理的な考え方をする。
「で、本人としてはどうするのさ」
「一晩ずっと考えてたんだけど、琉生には悪いけどやっぱり草壁君は忘れられないよ」
「よし、決定! これからは柚衣の応援とともに野乃葉の応援もしよう」
「わたしはいいよ~」
紗椰ちゃんの明るさを見てると、なんか昨日悩んでたのがバカみたいに感じてくる。私たちは大笑いをしながら学校へと向かった。
学校へ着くと校門のところに草壁君が立っていた。
「おはよう。昨日はありがとう。とても楽しかったよ」
「おはよう。こちらこそ忙しいのに付き合ってくれてありがとう」
「3人とも、また誘ってね。それと柚衣ちゃん、中園君とうまくいくよう応援してるから」
そう言うと草壁君は教室に戻っていった。はははやっぱり誤解されてた・・・・。
でも、今のって・・・・。私は思わず放心状態になる。
「柚衣どうした?」
「草壁君が名前で呼んでくれた。名前で呼んでくれた。名前で・・・・」
「そんなことに感動してる場合じゃないよ」
「え?」
「完全に柚衣のこと諦めてるよ。これは難しくなりそうだ」
と言いつつも沙耶ちゃんはウキウキした顔で話している。
「よし! 草壁君にラブレターを書こう!」
「それはもういいって!」
「もうすぐ~、クリスマスだねえ~」
突然話題を変える野乃葉ちゃん。いつものことだが。
「まったく、野乃葉には脈略ってものがないのかね? ん? でも、これは使えるわ」
沙耶ちゃんの目が輝き始める。ちょっと怖い。
「何が使えるの?」
「クリスマスイブにデート作戦だよ」
「え!? そんな付き合ってもないのににデートって無理だよ。昨日みたいな感じだったらいいかもしれないけど」
「ダメだよ。1対1のデートで自分の熱い思いを伝えなきゃ」
いきなりハードル上がった。
「熱い思いを伝えるって・・・・。言っとくけど絶対にダメだからね」
「これはかなり緻密な計画が必要だね」
沙耶ちゃんは一人納得したように頷く。
「紗椰ちゃん、私の話聞いてる?」
私たちが琉生に会ったのは昼休みだった。
琉生は気まずそうに『おう』とだけ言って消えていった。
「中園君、何かいつもと様子が違うなあ」
「きっと恥ずかしいんだよ。柄にもないこと言っちゃったから」
「柚衣、クリスマスイブは中園君に誘われるんじゃない?」
「そ、そうかなあ?」
「まずはそこからの対策だよね」
沙耶ちゃんは野乃葉ちゃんの方を見る。
「何かな~?」
「誘われる前に誘うしかないね」
「どういうこと?」
全く事態が飲み込めない私は紗椰ちゃんの顔を見る。
「柚衣が誘われる前に野乃葉が中園君を誘うの」
「そんなの~、無理~」
野乃葉ちゃんは手を振りながら言う。結構必死だ。だいたい野乃葉ちゃんがリアクションを付けて話すなんて滅多に見られるものではない。
「じゃあ、早速明日にでも誘ってみるか」
「そんな急に~! 何言っていいか分からないよ~」
「大丈夫。私に任せて。野乃葉は私の言うとおりに話せばいいだけ」
「何それ?」
私は思わず口を挟む。紗椰ちゃんの発想にはついて行けない時がある。きっと頭の回転が違うんだと思う。
「家にいいものがあるの」
「何があるの~?」
物凄く心配そうな野乃葉ちゃん。気持ちは良くわかるよ。
「それは明日のお楽しみ」
結局、沙耶ちゃんは何があるのか教えてくれなかった。
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