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第3章 仲良し3人組
第64話 眠れぬ夜
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私の足は棒のようになっています。歩き疲れました。
「ミーニャさん。今日はこのくらいにしませんか?」
「うーん。極寒の風が心地よいな」
「聞いてます?」
「勿論聞いておるぞ」
「だったら今日は歩くのをこれくらいにしてどこかに泊まりましょう」
ミーニャさんが黙ってしまいました。
「どうしたのですか?」
「・・・・・・・・」
「なぜ何も話さなくなったのですか?」
私の心が一気に不安モードに変わりました。
「大丈夫だ。道になど迷ってはおらぬ」
「道に迷ったのですか!」
「お前と一緒にするな。道に迷ったのではない。東部地域へは初めて来たのだ。初めからどこに何があるのかなどさっぱりわからぬ」
「余計に悪いです!」
何と言うことでしょう。道に迷うのは私の専売特許ですが、ミーニャさんも同じ穴の狢だったとは思いませんでした。と言うことはですよ。もしかしてこの寒空の元で野宿ですか?
「ミーニャさん。いまこそ瞬間移動を使う時です。ミーニャさんの土地勘があるところまで行きましょう。ここより遠くの土地に飛んでもいいですから」
私のナイスアイデアは簡単にスルーされ野宿の準備が進められています。
「食べ物も服もいっぱいあるわよ」
「ナナカさん、それって盗品ですよね」
「そんなことないわよ。異世界では正式ルートによるご褒美品よ」
何と都合のいい考え方でしょうか。と指摘しながらも有り難く食べ物をいただいてしまいましたけど。
「ミーニャさん。少しお聞きしますがどうして東なのに寒いのですか? 普通なら北の方が寒いと思いますけど」
「東ではない。極東だ。西でも北でも極が付けば寒いのだ」
「どういうことですか?」
「だから極と付くから寒いと言っておる」
意味がわかりません。地球の上か下、つまり赤道から遠くなるほど寒いんですよね? 東に行けば行くほど寒くなると言うのはおかしいです。
私はミーニャさんを見ます。ミーニャさんが目をそらせました。これは何かを隠していますね。
「ミーニャさん。本当のことを言ってください。何か隠してますよね?」
「・・・・わかったか」
ミーニャさんがため息交じりに言いました。
「実は異世界では方位磁石がない。だからさっき言った極東地域が本当に東かどうかわからないのだ」
何と適当な!
「そこで寒い地域には極を付けているというわけだ」
「じゃあ、ここは東じゃないのかも知れないのですね?」
「その通りだ」
日本じゃ考えられない考え方です。ここまでファジーな世界があったとは。どうりでみんなのんびりしているわけですね。
それにしても寒いです。ここは絶対に北方面だと思います。ナナカさんの盗ってきた服を着込みましたがまだまだ寒いです。ミーニャさんを見ると微かに震えているようにも見えます。これはチャンスかも。
「ミーニャさん。寒くないですか?」
「少し寒いな」
「こんな状況で寝たら凍死する可能性もあります。ここは瞬間移・・・・」
「わかった。焚火の火を強くしてやろう」
「それは止めてください!」
私は焚火に対するトラウマができてしまったようです。
「仕方ない。少し狩りをしてから寝ることにしよう」
そう言うと私たちは狩りの支度をさせられました。何を狩るというのでしょうか?
「ナナカ檻を作ってくれ」
「何に使うの?」
「今からあるモンスターを捕まえる。その捕獲用の檻だ」
「わかった」
10分後大きな檻ができあがりました。
「よし上出来だ」
ミーニャさんはナナカさんの作った檻が気に入ったようです。
「今から捕まえるのはホッキョクグマンというモンスターだ」
やっぱりここは北部地域じゃないですか!
「とても暖かい毛皮で覆われているモンスターだ」
まあ、何はともあれ暖かく眠れるならいいですか。
「ではリーサ。この檻に入るのだ」
「どういうことですか?」
「ホッキョクグマンは人間が大好物なのだ」
「ええーーー!」
私は有無を言わせず檻に入れられてしまいました。
「檻に入ったらすぐにホッキョクグマンを眠らせるから大丈夫だ」
「そんなの信用できません。出してください」
ガタガタガタ! 私は力一杯檻を揺すります。
「出してくださーい!」
目一杯大きな声で叫びます。
「あんなに騒がしかったらモンスター来ないんじゃない?」
「いや逆だ。あの方が確実におびき寄せられる」
「ミーニャって悪だね」
「私を誰だと思っておるのだ。ラスボスだぞ」
「なるほど」
私の知らないところでとんでもない会話がされていました。
あ! 何か大きな白い物がいます。こちらをじっと見て近寄ってきました。
「助けてください! 来ました! ホッキョクグマンが来ました」
なぜミーニャさんは来ないんですか? まさか寝てしまったとかじゃないですよね?
「行かなくていいの?」
「まだだ。ホッキョクグマンが檻に入るまで待つのだ」
「なるほどね」
ああ、もうダメです! ホッキョクグマンが檻に入ってきました! ガタン! 更に檻も閉まりました。どうしろと言うのですか!
「よし、今だ! エイ!」
突然ホッキョクグマンが倒れました。間一髪です。
結局、同じ方法で3頭のホッキョクグマンを捕まえました。そして私たちは深い眠りについているホッキョクグマンの背中にに抱きつく形で眠るそうです。なるほどこれならよく眠れると思います。
「ところでミーニャさん。もしこのモンスターが夜中に起きてしまったらどうなるのですか?」
「その時は食べられる」
「ええええええーーーーーーーー!!!!!!」
結局、私は眠れぬ夜を過ごすのでした。
「ミーニャさん。今日はこのくらいにしませんか?」
「うーん。極寒の風が心地よいな」
「聞いてます?」
「勿論聞いておるぞ」
「だったら今日は歩くのをこれくらいにしてどこかに泊まりましょう」
ミーニャさんが黙ってしまいました。
「どうしたのですか?」
「・・・・・・・・」
「なぜ何も話さなくなったのですか?」
私の心が一気に不安モードに変わりました。
「大丈夫だ。道になど迷ってはおらぬ」
「道に迷ったのですか!」
「お前と一緒にするな。道に迷ったのではない。東部地域へは初めて来たのだ。初めからどこに何があるのかなどさっぱりわからぬ」
「余計に悪いです!」
何と言うことでしょう。道に迷うのは私の専売特許ですが、ミーニャさんも同じ穴の狢だったとは思いませんでした。と言うことはですよ。もしかしてこの寒空の元で野宿ですか?
「ミーニャさん。いまこそ瞬間移動を使う時です。ミーニャさんの土地勘があるところまで行きましょう。ここより遠くの土地に飛んでもいいですから」
私のナイスアイデアは簡単にスルーされ野宿の準備が進められています。
「食べ物も服もいっぱいあるわよ」
「ナナカさん、それって盗品ですよね」
「そんなことないわよ。異世界では正式ルートによるご褒美品よ」
何と都合のいい考え方でしょうか。と指摘しながらも有り難く食べ物をいただいてしまいましたけど。
「ミーニャさん。少しお聞きしますがどうして東なのに寒いのですか? 普通なら北の方が寒いと思いますけど」
「東ではない。極東だ。西でも北でも極が付けば寒いのだ」
「どういうことですか?」
「だから極と付くから寒いと言っておる」
意味がわかりません。地球の上か下、つまり赤道から遠くなるほど寒いんですよね? 東に行けば行くほど寒くなると言うのはおかしいです。
私はミーニャさんを見ます。ミーニャさんが目をそらせました。これは何かを隠していますね。
「ミーニャさん。本当のことを言ってください。何か隠してますよね?」
「・・・・わかったか」
ミーニャさんがため息交じりに言いました。
「実は異世界では方位磁石がない。だからさっき言った極東地域が本当に東かどうかわからないのだ」
何と適当な!
「そこで寒い地域には極を付けているというわけだ」
「じゃあ、ここは東じゃないのかも知れないのですね?」
「その通りだ」
日本じゃ考えられない考え方です。ここまでファジーな世界があったとは。どうりでみんなのんびりしているわけですね。
それにしても寒いです。ここは絶対に北方面だと思います。ナナカさんの盗ってきた服を着込みましたがまだまだ寒いです。ミーニャさんを見ると微かに震えているようにも見えます。これはチャンスかも。
「ミーニャさん。寒くないですか?」
「少し寒いな」
「こんな状況で寝たら凍死する可能性もあります。ここは瞬間移・・・・」
「わかった。焚火の火を強くしてやろう」
「それは止めてください!」
私は焚火に対するトラウマができてしまったようです。
「仕方ない。少し狩りをしてから寝ることにしよう」
そう言うと私たちは狩りの支度をさせられました。何を狩るというのでしょうか?
「ナナカ檻を作ってくれ」
「何に使うの?」
「今からあるモンスターを捕まえる。その捕獲用の檻だ」
「わかった」
10分後大きな檻ができあがりました。
「よし上出来だ」
ミーニャさんはナナカさんの作った檻が気に入ったようです。
「今から捕まえるのはホッキョクグマンというモンスターだ」
やっぱりここは北部地域じゃないですか!
「とても暖かい毛皮で覆われているモンスターだ」
まあ、何はともあれ暖かく眠れるならいいですか。
「ではリーサ。この檻に入るのだ」
「どういうことですか?」
「ホッキョクグマンは人間が大好物なのだ」
「ええーーー!」
私は有無を言わせず檻に入れられてしまいました。
「檻に入ったらすぐにホッキョクグマンを眠らせるから大丈夫だ」
「そんなの信用できません。出してください」
ガタガタガタ! 私は力一杯檻を揺すります。
「出してくださーい!」
目一杯大きな声で叫びます。
「あんなに騒がしかったらモンスター来ないんじゃない?」
「いや逆だ。あの方が確実におびき寄せられる」
「ミーニャって悪だね」
「私を誰だと思っておるのだ。ラスボスだぞ」
「なるほど」
私の知らないところでとんでもない会話がされていました。
あ! 何か大きな白い物がいます。こちらをじっと見て近寄ってきました。
「助けてください! 来ました! ホッキョクグマンが来ました」
なぜミーニャさんは来ないんですか? まさか寝てしまったとかじゃないですよね?
「行かなくていいの?」
「まだだ。ホッキョクグマンが檻に入るまで待つのだ」
「なるほどね」
ああ、もうダメです! ホッキョクグマンが檻に入ってきました! ガタン! 更に檻も閉まりました。どうしろと言うのですか!
「よし、今だ! エイ!」
突然ホッキョクグマンが倒れました。間一髪です。
結局、同じ方法で3頭のホッキョクグマンを捕まえました。そして私たちは深い眠りについているホッキョクグマンの背中にに抱きつく形で眠るそうです。なるほどこれならよく眠れると思います。
「ところでミーニャさん。もしこのモンスターが夜中に起きてしまったらどうなるのですか?」
「その時は食べられる」
「ええええええーーーーーーーー!!!!!!」
結局、私は眠れぬ夜を過ごすのでした。
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