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第3章 仲良し3人組
第43話 異世界最強の権力者になれました
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「ミーニャ。お茶」
「はい、ただいま」
ミーニャさんは慌ててお茶を入れます。
「何だ? この生ぬるいお茶は?」
「申し訳ございません。すぐに入れ替えます」
別にミーニャさんに頼まなくてもメイドに頼めば良いのですが、ミーニャさんの慌てる姿が見たくて、ついミーニャさんに頼んでしまいます。
「もういい。気分が悪いから散歩に行ってくる。お供をしなさい」
「わかりました。リーサ様」
私とミーニャさんの立場が入れ替わってから1ヶ月が経とうとしています。勿論、中身が入れ替わったなどではありません。私が偶然見つけた巻物にとてつもなく強力な魔法が書かれていて、私は無敵となってしまったのです。
「あそこにいるのは野生のスペシャルスペシャルこれでもかドラゴンね?」
「はい、とても凶暴な種族です。私めが倒しましょうか?」
「ミーニャ! まさかこの私が倒せないと言いたいのか?」
「滅相もございません」
私が少し怖い声を出すだけでミーニャさんは土下座をします。何て気持ちがいいのでしょう。まさかこんな日が来るなんて思ってもいませんでした。
私はスプーンを出すと野生のスペシャルスペシャルこれでもかドラゴンに『えい!』と投げつけました。するとドラゴンは大爆発を起こして跡形もなく消え去るのです。
「いつもながらお見事です!」
「これくらいは朝飯前だ」
私は散歩を終えるとマッチョなメイドに食事の用意をさせます。これも毎朝のルーティーンというのでしょうか。
「おい!」
「は、はい、何でございましょうか?」
メイドは今にも泣き出しそうな声で尋ねます。私の『おい!』は効果抜群です。
「フォアグラがないのはどうしてだ?」
「申し訳ございません。すぐにお持ちいたします」
「もういい。どうしてそんなに死に急ぐ?」
「どうかどうかお許しください」
「ところでナナカはどうした?」
「いつものように台所の隅で朝食を取っております」
「ここへ呼べ」
「はい、かしこまりました」
マッチョなメイドは慌てて部屋を出て行きます。
メイドに連れられてナナカさんがやって来ました。
「お呼びでしょうか? リーサ様」
「今日はここで食べていいぞ」
「本当ですか? ありがとうございます」
ナナカさんは滝のような涙を流して喜びました。何て優しい私なんでしょう。
たまには人に親切をするのもいいですね。なにせ異世界ナンバーワンの座を手に入れて以来、誰に対しても親切心など見せたことがありませんから。
「ところでナナカは何が好物なんだ?」
「はい、フォアグラが大好物です」
「奇遇だな。私もフォアグラが大好きだ。あの・・・・まったりと・・・・した・・・・」
フォアグラの味が思い出せません。どうしたことでしょう?
「おい、フォアグラはまだか!」
「申し訳ありません。ただいま森に採りに行っております」
「ふうん。そうか。つまり用意してなかったと?」
「い、一刻も早く調達いたします!」
ん? 何かおかしいですよね?
「おい」
「はい!」
緊張のあまりメイドは引きつった顔になっています。
「フォアグラは森で採れるのか?」
「はい、樹木の根に密着して生息している外菌根と聞いております」
「何だその辞書で調べたような台詞は?」
「申し訳ございません」
「知らぬようだから教えてやろう。フォアグラはチョウザメという魚の卵なのだ。魚が森にいるか?」
「さすがリーサ様です。学識が高うございます」
「それほどでもないわ。おほほほほ」
ああ、なんて素敵な毎日なのでしょう。今、素晴らしい短歌を思いつきました。
「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
我ながら良い出来です。でもこれって盗作っぽいような? きっと気のせいでしょう。
「おい、リーサ。起きろ」
「え?」
「やっと目覚めたか?」
「何だミーニャか? 私のフォアグラはまだ来ぬのか?」
「何だその言葉遣いは?」
「誰に物を言っておるのだ。私は異世界最高の実力者。私に逆らう者は・・・・」
パチン!
また暗い空間に戻されました。どうやら夢を見ていたようです。私がミーニャさんより強くなるわけないですよね? ていうか私って権力を持ったらあんな性格になってしまうのでしょうか? ちょっとした自己嫌悪になりそうです。
ところで、恐らくこの作品を100人の方が読んだとしたら99人の方がこの展開を予想したと思います。でも、復帰してすぐに再び消されるとは思わなかったのではないでしょうか? ここが唯一の救いですね? それにしても、せっかく生き返れたのに何てドジな私でしょう? ところでお腹が空きました。人間て死んでもお腹が空くものなんですね? 知りませんでした。
「はい、ただいま」
ミーニャさんは慌ててお茶を入れます。
「何だ? この生ぬるいお茶は?」
「申し訳ございません。すぐに入れ替えます」
別にミーニャさんに頼まなくてもメイドに頼めば良いのですが、ミーニャさんの慌てる姿が見たくて、ついミーニャさんに頼んでしまいます。
「もういい。気分が悪いから散歩に行ってくる。お供をしなさい」
「わかりました。リーサ様」
私とミーニャさんの立場が入れ替わってから1ヶ月が経とうとしています。勿論、中身が入れ替わったなどではありません。私が偶然見つけた巻物にとてつもなく強力な魔法が書かれていて、私は無敵となってしまったのです。
「あそこにいるのは野生のスペシャルスペシャルこれでもかドラゴンね?」
「はい、とても凶暴な種族です。私めが倒しましょうか?」
「ミーニャ! まさかこの私が倒せないと言いたいのか?」
「滅相もございません」
私が少し怖い声を出すだけでミーニャさんは土下座をします。何て気持ちがいいのでしょう。まさかこんな日が来るなんて思ってもいませんでした。
私はスプーンを出すと野生のスペシャルスペシャルこれでもかドラゴンに『えい!』と投げつけました。するとドラゴンは大爆発を起こして跡形もなく消え去るのです。
「いつもながらお見事です!」
「これくらいは朝飯前だ」
私は散歩を終えるとマッチョなメイドに食事の用意をさせます。これも毎朝のルーティーンというのでしょうか。
「おい!」
「は、はい、何でございましょうか?」
メイドは今にも泣き出しそうな声で尋ねます。私の『おい!』は効果抜群です。
「フォアグラがないのはどうしてだ?」
「申し訳ございません。すぐにお持ちいたします」
「もういい。どうしてそんなに死に急ぐ?」
「どうかどうかお許しください」
「ところでナナカはどうした?」
「いつものように台所の隅で朝食を取っております」
「ここへ呼べ」
「はい、かしこまりました」
マッチョなメイドは慌てて部屋を出て行きます。
メイドに連れられてナナカさんがやって来ました。
「お呼びでしょうか? リーサ様」
「今日はここで食べていいぞ」
「本当ですか? ありがとうございます」
ナナカさんは滝のような涙を流して喜びました。何て優しい私なんでしょう。
たまには人に親切をするのもいいですね。なにせ異世界ナンバーワンの座を手に入れて以来、誰に対しても親切心など見せたことがありませんから。
「ところでナナカは何が好物なんだ?」
「はい、フォアグラが大好物です」
「奇遇だな。私もフォアグラが大好きだ。あの・・・・まったりと・・・・した・・・・」
フォアグラの味が思い出せません。どうしたことでしょう?
「おい、フォアグラはまだか!」
「申し訳ありません。ただいま森に採りに行っております」
「ふうん。そうか。つまり用意してなかったと?」
「い、一刻も早く調達いたします!」
ん? 何かおかしいですよね?
「おい」
「はい!」
緊張のあまりメイドは引きつった顔になっています。
「フォアグラは森で採れるのか?」
「はい、樹木の根に密着して生息している外菌根と聞いております」
「何だその辞書で調べたような台詞は?」
「申し訳ございません」
「知らぬようだから教えてやろう。フォアグラはチョウザメという魚の卵なのだ。魚が森にいるか?」
「さすがリーサ様です。学識が高うございます」
「それほどでもないわ。おほほほほ」
ああ、なんて素敵な毎日なのでしょう。今、素晴らしい短歌を思いつきました。
「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
我ながら良い出来です。でもこれって盗作っぽいような? きっと気のせいでしょう。
「おい、リーサ。起きろ」
「え?」
「やっと目覚めたか?」
「何だミーニャか? 私のフォアグラはまだ来ぬのか?」
「何だその言葉遣いは?」
「誰に物を言っておるのだ。私は異世界最高の実力者。私に逆らう者は・・・・」
パチン!
また暗い空間に戻されました。どうやら夢を見ていたようです。私がミーニャさんより強くなるわけないですよね? ていうか私って権力を持ったらあんな性格になってしまうのでしょうか? ちょっとした自己嫌悪になりそうです。
ところで、恐らくこの作品を100人の方が読んだとしたら99人の方がこの展開を予想したと思います。でも、復帰してすぐに再び消されるとは思わなかったのではないでしょうか? ここが唯一の救いですね? それにしても、せっかく生き返れたのに何てドジな私でしょう? ところでお腹が空きました。人間て死んでもお腹が空くものなんですね? 知りませんでした。
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