90 / 109
第九十話 四郎を追え!
しおりを挟む
多くの家来に命じて四郎を捜させたがなかなか見つからない。
「今日はもう無理ね。また明日捜すことにしましょう」
私の提案に菫がぼそりと言う。
「いいの? 愛し合う者同士が一夜を共にするのよ。もし××なことや××なことなんてしてたらどうするの?」
「うおおおおおおお!!!」
「城中の者全員で四郎達を捜しなさい! 国中の宿全てを調べるのよ!」
しかし、見つからなかった。
「一体どこに隠れてるのよ!」
私は部屋中をうろうろいながら大声を上げる。
「今頃四郎君は・・・・」
「うおおおおおおお!!!」
「あのう」
「どうしたのアリア?」
「もしよろしければテレパシーを使って四郎様の居所を探ってみましょうか?」
「そんな能力があるんなら、どうしてもっと早く言わないのよ!!」
「よろしいでしょうか?」
「いいに決まってるじゃない! 早く探りなさいよ!」
アリアは目を閉じ瞑想状態に入った。そして数分後。
「わかりました。ここから五キロ西に行った民家に泊まっております。恐らく友人宅と思われます」
「友人? カノンの友達の家ってこと? 道理で国中の宿を捜しても見つからないわけだわ」
私はカノンの両親を睨み付けて聞いた。
「カノンの友達の家を知ってるわね。案内しなさい」
「存じ上げません」
「嘘つきなさい! しらを切ると親子共々張り付けの刑よ!」
「申し訳ございません。それだけはご勘弁を」
私はこれでもかという数の家来を連れてカノンの友人宅へ向かった。
「開けなさい。ここに四郎がいるのはわかってるのよ」
すると中から高校生くらいの女の子とその両親らしき人物が顔を出した。
「何事でございましょう」
「私は次期女王のピピプル・クレタ・ビチャ・ウン○よ。控えなさい。この王家の紋章が目に入らないの」
「はい、存じております」
「どうして驚かないのよ!」
小百合が私の肩を叩いて囁いた。
「マリー、城からわずか五キロの所に住んでいる人があなたを知らないわけないでしょ? しかも家来を大量に引き連れて来ているのよ」
「とにかく四郎を出しなさい。出さないと大変なことになるわよ」
「そんなこと言われましても」
「この者を捕らえなさい!」
「は」
家来達がカノンの友人と両親に縄を掛けようとしたき、家の中から四郎とカノンが出てきた。
「この人達は悪くない。悪いのは俺だ。捕まえるのは俺だけにしてくれ」
「わかったわ。やりなさい」
「は」
「本当に捕まえるんかい!」
そして城の牢屋。
「カノンにカノンの両親、そしてカノンの友達とその親、更にパリッピー。誰から処刑しようかしら?」
「何で俺まで入ってるんだー!?」
パリッピーが涙目で訴えている。
「四郎、あなたはどうしようかしら? 浮気は重罪よね。ましてや次期女王を裏切るなんて正気の沙汰じゃないわ」
「俺はどうなってもいい。カノンちゃんは許してくれ」
四郎に死亡フラグが立った。
「全員助けてあげてもいいわよ」
「本当か?」
「ええ、私の言うことを聞いたらね」
「何でも聞くからみんなを助けてくれ」
「本当ね。約束よ」
「ああ、わかった。何でも言ってくれ」
「じゃあ、私と結婚式を挙げなさい」
「え?」
「えええーーー!!!」
四郎と小百合と芽依と菫が大きな声を上げた。
「今日はもう無理ね。また明日捜すことにしましょう」
私の提案に菫がぼそりと言う。
「いいの? 愛し合う者同士が一夜を共にするのよ。もし××なことや××なことなんてしてたらどうするの?」
「うおおおおおおお!!!」
「城中の者全員で四郎達を捜しなさい! 国中の宿全てを調べるのよ!」
しかし、見つからなかった。
「一体どこに隠れてるのよ!」
私は部屋中をうろうろいながら大声を上げる。
「今頃四郎君は・・・・」
「うおおおおおおお!!!」
「あのう」
「どうしたのアリア?」
「もしよろしければテレパシーを使って四郎様の居所を探ってみましょうか?」
「そんな能力があるんなら、どうしてもっと早く言わないのよ!!」
「よろしいでしょうか?」
「いいに決まってるじゃない! 早く探りなさいよ!」
アリアは目を閉じ瞑想状態に入った。そして数分後。
「わかりました。ここから五キロ西に行った民家に泊まっております。恐らく友人宅と思われます」
「友人? カノンの友達の家ってこと? 道理で国中の宿を捜しても見つからないわけだわ」
私はカノンの両親を睨み付けて聞いた。
「カノンの友達の家を知ってるわね。案内しなさい」
「存じ上げません」
「嘘つきなさい! しらを切ると親子共々張り付けの刑よ!」
「申し訳ございません。それだけはご勘弁を」
私はこれでもかという数の家来を連れてカノンの友人宅へ向かった。
「開けなさい。ここに四郎がいるのはわかってるのよ」
すると中から高校生くらいの女の子とその両親らしき人物が顔を出した。
「何事でございましょう」
「私は次期女王のピピプル・クレタ・ビチャ・ウン○よ。控えなさい。この王家の紋章が目に入らないの」
「はい、存じております」
「どうして驚かないのよ!」
小百合が私の肩を叩いて囁いた。
「マリー、城からわずか五キロの所に住んでいる人があなたを知らないわけないでしょ? しかも家来を大量に引き連れて来ているのよ」
「とにかく四郎を出しなさい。出さないと大変なことになるわよ」
「そんなこと言われましても」
「この者を捕らえなさい!」
「は」
家来達がカノンの友人と両親に縄を掛けようとしたき、家の中から四郎とカノンが出てきた。
「この人達は悪くない。悪いのは俺だ。捕まえるのは俺だけにしてくれ」
「わかったわ。やりなさい」
「は」
「本当に捕まえるんかい!」
そして城の牢屋。
「カノンにカノンの両親、そしてカノンの友達とその親、更にパリッピー。誰から処刑しようかしら?」
「何で俺まで入ってるんだー!?」
パリッピーが涙目で訴えている。
「四郎、あなたはどうしようかしら? 浮気は重罪よね。ましてや次期女王を裏切るなんて正気の沙汰じゃないわ」
「俺はどうなってもいい。カノンちゃんは許してくれ」
四郎に死亡フラグが立った。
「全員助けてあげてもいいわよ」
「本当か?」
「ええ、私の言うことを聞いたらね」
「何でも聞くからみんなを助けてくれ」
「本当ね。約束よ」
「ああ、わかった。何でも言ってくれ」
「じゃあ、私と結婚式を挙げなさい」
「え?」
「えええーーー!!!」
四郎と小百合と芽依と菫が大きな声を上げた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる