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第3章 気になる存在
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梅雨空が連日大きな雨粒を落とし続けている頃、俺は少し奇妙な話を聞いた。
気分が滅入るような雨の中、いつも通りたまり場で談笑しながら申し込みを待っていたときのこと。
「そういえば、亀城の話で変な話を仕入れたで。」
ポーカーをしながら、亮は思い出したように話し始める。
「変な話?何。」
「気にも留めてない奴の話やから何を企んどるんか知らんけど、あいつのつるんでる真面目の一人が、田中と多田に喧嘩を売ったらしい。」
「は?喧嘩?あの田中たちに?」
それはあまりにも信じられない話であり、俺は眉を顰めながら亮に顔を向ける。
カードを見つめていた亮も顔を上げ、目が合った。
真っ直ぐぶつかり合う視線に、どことなく居心地が悪く感じるのは何故だろうか。
「そ。ただ、対決を挑んだわけやないで。すれ違いざまに、亀城は不良とつるむような奴やないって吐き捨てていったらしい。遠まわしに関わるなっちゅうことやろ。」
「何それ。どういうこと?」
「さぁな。田中たちは無駄な喧嘩はせんし、真面目を巻き込むなって言いつけをきちんと守っとるんか、ほっといとるみたいやけどな。」
「誰だよ、それ?」
「柿原信吾。喧嘩のけの字もないような奴や。」
「そんな奴が田中に喧嘩を売ったねぇ。何考えてんだろうな?」
「さぁな。ただのダチ思いならえぇけど。」
「そいつ、調べといて。気になるから。」
「えぇけど、お前がそこまで気にするなんて珍しいな。亀城になんかあるんか?」
「別に。ただ、アイツは何かしらに巻き込まれる気がするから予防線になるなら張っといて損はねぇだろ。不良か真面目か掴みきれねぇから、真面目として扱っとくべきだろ。」
「でも、真面目同士の小競り合いまで関知しろとは言われとらんで。」
「田中に喧嘩売ったんだろ?そこで買わないとも限らないだろ。」
「そうか。あんなガキは直ぐ調べがつくと思うわ。俺抜けてえぇか?お前らが帰るまでには戻ると思う。」
「おう。よろしく。」
そう言って亮はトランプを置いて教室を出て行く。
話を仕入れる相手が粗方絞れているのだろう。
気分が滅入るような雨の中、いつも通りたまり場で談笑しながら申し込みを待っていたときのこと。
「そういえば、亀城の話で変な話を仕入れたで。」
ポーカーをしながら、亮は思い出したように話し始める。
「変な話?何。」
「気にも留めてない奴の話やから何を企んどるんか知らんけど、あいつのつるんでる真面目の一人が、田中と多田に喧嘩を売ったらしい。」
「は?喧嘩?あの田中たちに?」
それはあまりにも信じられない話であり、俺は眉を顰めながら亮に顔を向ける。
カードを見つめていた亮も顔を上げ、目が合った。
真っ直ぐぶつかり合う視線に、どことなく居心地が悪く感じるのは何故だろうか。
「そ。ただ、対決を挑んだわけやないで。すれ違いざまに、亀城は不良とつるむような奴やないって吐き捨てていったらしい。遠まわしに関わるなっちゅうことやろ。」
「何それ。どういうこと?」
「さぁな。田中たちは無駄な喧嘩はせんし、真面目を巻き込むなって言いつけをきちんと守っとるんか、ほっといとるみたいやけどな。」
「誰だよ、それ?」
「柿原信吾。喧嘩のけの字もないような奴や。」
「そんな奴が田中に喧嘩を売ったねぇ。何考えてんだろうな?」
「さぁな。ただのダチ思いならえぇけど。」
「そいつ、調べといて。気になるから。」
「えぇけど、お前がそこまで気にするなんて珍しいな。亀城になんかあるんか?」
「別に。ただ、アイツは何かしらに巻き込まれる気がするから予防線になるなら張っといて損はねぇだろ。不良か真面目か掴みきれねぇから、真面目として扱っとくべきだろ。」
「でも、真面目同士の小競り合いまで関知しろとは言われとらんで。」
「田中に喧嘩売ったんだろ?そこで買わないとも限らないだろ。」
「そうか。あんなガキは直ぐ調べがつくと思うわ。俺抜けてえぇか?お前らが帰るまでには戻ると思う。」
「おう。よろしく。」
そう言って亮はトランプを置いて教室を出て行く。
話を仕入れる相手が粗方絞れているのだろう。
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